今日は 「ゆ」
ADHDの子どもの内心にある
強く伝えたい想いってこのことだと思う。
(子ども本人は無意識で)
まずはお母さんに。
今までにも何度か書いていますが
私が出会った
ADHDのお子さんをお持ちのお母さんは
私も含め
きっちり!
しっかり!
責任を持って!
私が1人で最後まで!
というように
責任感や義務感が強い
このタイプの方々でした。
2003年に受講した
ペアレントトレーニングで出会った
4人のお母さんは
驚くほど子供時代や今までの経験が
私とそっくり似ていて
もう ビックリ
きっちり
しっかり
責任を持って
時間を守り
人に迷惑をかけず
ほめられるように行動して
順風満帆にそう生きて来たのに
授かった子供は自分とは正反対!
自分が子供の頃
当然の当たり前として
こなしていたことに
この子はいちいちつまづく…
どうして出来ないの?
なんでしないの?
わけがわからない…
その後 私は2011年から
カードリーディングをするようになって
やはり同じようなタイプの方々とお会いして
はっきりわかったのだけど
本当は皆さん 実は
ゆっくりタイプ なのよね。
ADHDの子供は
本来の自分からかけ離れているお母さんに
「ねえ お母さん
本当はゆっくりタイプでしょ。
出来ないことあるよね。
手伝ってほしいことだってあるでしょ。
ぼく(わたし)を見て 思い出してよ!」
そんな風に
自分の心身を使って呼びかけているのだと思う。
ADHD 発達障害だけでなく
病気になって
怪我をして
問題を起こして
内なる想いをサインとして発している
と見受けられたお子さんもいらっしゃいました。
子供はもちろん無意識です。
でもね そう考えると
すべての出来事に納得がいく。
つじつまが合う。
カードリーディングでは
その過程を理解し腑に落ちて
気が張っていたお母さん
ふ~っと力が抜けました。
子供って本当にすごいです。
「お母さんに笑っていて欲しい」
「自分らしく自分のペースで楽にいて欲しい」
自分の身体を傷つけてまで
強く伝えたい!
そう心の奥で思っている。
本人も自分で気づかないまま
お母さんを助ける行動をしている
そう思わずにはいられないのです。
私たちが
大人たちや学校・社会生活の中で
褒められてきたことでわかるように
今の世の中
きっちり!しっかり!
が良しとされていますよね。
日本は特に
電車も時間通りにキッカリ来るし
遅れようものなら クレーム 謝罪
それが当たり前。
きっちり!しっかり!の世の中は
確かに物事がスムーズに進むし
良いことだと思います。
ただ それだけを良しとしてしまうと
ゆっくりの中にある
ゆっくりの中でしか見えないもの
大切なものを見逃してしまうと思うのです。
穏やかに
丁寧に
相手の目線に合わせて
伝える
待つ
繰り返す
これは
ペアレントトレーニングの根幹となっている理念です。
時間を気にしていては出来ないこと。
そして あらゆる人間関係にとっても
とても大切なことだと私は感じています。
ADHDのお子さん
他にも自分の心身を使って
「自分らしさを大事にして
もっとゆっくり進もうよ」
と現代人が忘れがちなことを
子どもが大人たちに伝えようとしてくれている。
だから逆に言えば
お母さん 家族
そこから広がって
世間の人々がゆっくりになれば
ADHDも病気も怪我も必要ない
のでしょう。
現代のスピードに慣れていると
ゆっくりでいることは勇気がいる
全身で体現してくれる勇者の子供たちから
その勇気はきっと拡がっていくでしょう。
次回は
アールヌーボーカード 35 イカリ
がんばりや 転換点 やり方を変える
あなたはがんばれば一通りのことは出来る人
その課題が大きく重いものであるほどに
ヤル気も力も出る!がんばりやさんですね
重いイカリだって1人で持ち上げようとするように
これまでも色々なことを成し遂げてきたでしょう
これまでのがんばるやり方を変える転換点にいます
もう自分1人でがんばらず
人に助けを求めましょう
ソウルメイトカード 28 Gracefulness 気品
あなたの魂の輝きを響かせましょう
どんな人といると心がやすらぎますか?
それはあなたの中に在る
あなたの気品のヒント
その相手の好きな部分は
あなたの中にもありますよ
魂の輝きは自然にこぼれるもの
焦らず ゆったり優雅に振る舞って
本来の魂の輝きを知り
ありのままに生きていきましょう