こんばんは。
魂響書占 たまゆらしょせん えりこです。
今日は おととい観た映画 の上映中にあった
ハプニングのことを。
GAIA SYMPHONY NO.8
映画中盤
カキ養殖業者 畠山重篤さんの場面で
急に映像や音声が途切れ途切れになりました。
カキ養殖のことを話してるんだろうな
これは震災時の様子だろうな
ってことはなんとなくわかりながら
音声が出なかったり
コマ送りになったり…
観辛い状態が数分間続きました。
会場内は段々ザワザワ。
「真面目にやってくれ!」
という男性の怒声。
でも全体的に年配の方が多かったためか
大きな騒ぎにはならず
私の周囲のおば様方からもれたのも
「あらあら」 「まあまあ」
という穏やかな声でした。
司会の方からの謝罪と説明で
原因はプロジェクターの故障
上映再開可能か
どうか調べますので時間をください
とのことで 一旦休憩に。
そして 時間繋ぎで現れたのが
上映後に講演予定だった
龍村仁監督です。
「映像が止まっちゃうとかねぇ
こういうハプニング
第1番とかではよくあったのよー」
観客へはもちろん
急なハプニングで
今てんてこまいであろう裏方の方々への配慮
自主上映の舞台裏を支えている人々への想いや
これまでにあった撮影中の裏話を交えながら話す
気さくで茶目っ気たっぷりの監督の言葉に
会場内には笑いと拍手が起こり
ザワザワしていたハプニングの場は
微笑ましい場へと変わっていきました。
司会者の上映再開決定のアナウンスには
一段と大きな拍手が!
怒って帰った人は
いなかったんじゃないかな。
その場にいた人々が皆
この突然のハプニングを
静かに温かく包んでいるようで
「人って優しいな」
と感じたひと時でした。
上映後の講演会で 監督は
「今日のハプニングもシンクロニシティ。
この地球交響曲という映画そのものが
多くの在りえない意味ある偶然の一致
シンクロニシティで創られて来たんです。」
と話されていました。
私 映画本編では泣かなかったのだけど
この「シンクロニシティ」という言葉に
体が勝手に反応して
涙が流れました。
「なんで泣いてるの?」
最近 よくあるんだ こういうの。
自分でもなんだかわからないまま
涙がでちゃうこと。
私の心が何かに反応して
泣きたがってるんだろうなって
もういちいち 理由とか
考えるのもやめたけど^^
監督のおっしゃるシンクロニシティでは
映画撮影や完成続行が危ぶまれる
撮影クルーの交通事故や
監督の背骨粉砕骨折など
本当に色々なことがあったそうです。
監督ご自身も
もし あとほんの少し違っていたら
今 生きていなかっただろう
と思うようなこともあったと。
そして 「直感」という言葉を
何度も口にされていたのが
とても印象的でした。
目に見えないもの
耳に聞こえないもの
でも 確かにある 大切なもの
それを感じるセンサーが直感で
すべての人は持っていて
感じ取ることが出来る。
映画の中でも
「直感」を象徴する場面がありました。
カキ養殖業 畠山さんの三男 信さんは
東日本大震災の際
海に出ていて波に船が刺さり
舵を吹き飛ばされてしまいます。
死を覚悟して
周囲の人への感謝を自ら撮影。
その映像は
映画にも出てきますがとてもリアル。
その後
「第六感的なものを感じ
頭の中で立体的な地図が稼動して
『ここを行け』
というルートが見えたので
それに従ったんです」
信さんは海に飛び込み
島に泳ぎ着き
九死に一生を得ました。
地球(ガイア)は出来るだけ長く
人間を生かそうとしている
頭では理解できない
なぜかはわからないけれど
心が 魂が
地球の想いをしっかりキャッチしている
それが 「直感」 なのだと思います。
龍村監督は
ご自分の映画を次のように定義されています。
映画は監督が一方的に
伝えたいものを伝えるものではない
映画は対話
映画と観客が対話することによって
観ている皆さんの中に
既に確かに存在している
記憶を甦らせるもの
映画と観客
双方向のクリエイション
という創造行為になった時に
初めて映画になる
なにをどう受け取るか
たとえ同じものを見たとしても
受け取るもの 甦り方は その都度
それぞれの人の人生経験で違う
命はすべて双方向
人 自然
たまたま出会う
お互い同士のクリエイション
そのクリエイションは無限で
それが 「生かされている」 ということ
ガイアシンフォニーは
目に見えない 聞こえないものの
大切さについて
映画を観ることによって対話し
『生かしていただいている』
という感覚が甦って欲しい
と願って創っている映画です
監督はまた
「祈って待っているだけではなく 動くこと」
を強調されてました。
シンクロニシティは必要な時に起こる
その意味を直感で受け取ったら
今 現実的に出来ることを
地道に行動に移すこと
なにがどうなるか
その時はわからなくても
ちゃんと繋がっていく
ガイアシンフォニーが
様々なトラブルや困難に見舞われながら
こうして出来上がっていることが
その証拠なのです。
この日のハプニングも
ガイアシンフォニーの根底としてある
目には見えない
聞こえない
大切なものの表出
だったんじゃないかな。
私は
「人の優しさ」
を感じる出来事になりました。
人間はこんなにも
宇宙に 地球に 優しく育まれている
そこに生きる人の優しさを信じていいんだ
という気持ちに繋がりました。
「このハプニングのおかげで きっと今日は
忘れられない上映会になったのではないでしょうか」
司会者の言葉に
会場内から湧き上がった拍手が
皆さん 同じようになにか大切なものを
それぞれに感じていたことを表していたように思います。
偶然の一致に意識を向けましょう
同じ言葉や情報を何度も見聞きする時
それは あなたを導くサインです
何を感じるか
何に気づかせようとしているのか
意識してみましょう
行動できることならば ぜひ行動を!
さらなる豊かな流れに乗りましょう
また 白黒 正誤 善悪など
相反するものを
調和の目で見る機会でもあります
どちらかに偏らず
その出来事を見てみましょう
なんとなくの直感を信じましょう
あなたは常に「答え」を受け取っています
そのことに直面した時 1番最初に感じたこと
なんとなくそう思った それが直感であり答え
それでも まだ迷い悩むなら 天に質問を投げ
見聞きするものから情報を受け取りましょう
天は「答え」のサインを常に送っているのですから
導きのサイン スピリチュアル 感じること
なにか物事を進める時
頭でよく考えるのが普通かもしれませんが
今はぜひ ふと なんとなく 感じる直感を大切に
理由はわからないけれど
こうした方がいいと思うなど
自分の感覚を信じることが大事です
感覚や直感を試す機会があるならば
それはあなたの感性を磨くチャンスです
知識や思考に頼らず
ハートで感じてみましょう