これは上京時に神保町の富士レコード社にてゲット品。イギリスのフュージョン・バンド、シャカタクのアルバム「ナイト・バード」、UKオリジナル盤。このバンドは80年代に日本でかなり人気があったようで、日本盤もよく見ますが、輸入盤もかなり売れていたようす。現在は閉店した地元の古書店にてゲットしたアメリカ盤は持ってましたが、「イギリスのバンドはUK盤で持ってないと」ということで、即ゲット。ちなみにマトリックスはA面は1ですがB面は2で、なんだかな〜みたいな。
さて再生してみるか、と楕円針のカートリッジにてプレイ。しかし何となく納得のいく音にならず。全体的に音がやせていて元気なし。あ〜ダメだこりゃ、とすぐに丸針のカートリッジに変更。すると「あ〜コレコレ」な音が。
この現象は2つの要因があるように。1つ目はイギリス盤の再生にはやはりガッツや気合が必要かな、と。「音溝にキッチリ追従できる」ような針先よりもしっかり音溝に入る針先が良いような。2つ目も似たようなことですがUK盤は全般に中低音が張り出すのが良く、丸針の方がそういう音が出るような気が。
シャカタクは日本での消費のされ方はオシャレ・フュージョンだった印象ですが、実際には「UKファンク」だと思っていて、スラップ・ベースがどれだけハネて聴こえるかがキモなのです。