レコードの値下げ理由がスゴい。

これは地元にてゲット品。
後にハード・バップの名盤で活躍するメンバーが参加している、47年のロスアンゼルスでのライブ録音、USリージェント・オリジナル盤。送り溝にはRVG刻印あり。
スウィングからバップへの移行する時期の貴重な記録で、デクスター・ゴードン、バーニー・ケッセル、ハンプトン・ホーズ、ソニー・クリスなどが参加。サヴォイから再発盤があるようですが、これがオリジナルで良いようです。ベツレヘム・レコードのジャケットによくあるような心に沁み入るようなフォト・ジャケットが秀逸。レア盤らしいのですが、コンディションが良くないためか、かなりの安値。まあ、これだったら聴いてみようかな、というオネダンだったので抜いてレジへ。
店番をしている2代目の社長さんに検盤をお願いし、盤を確認し「なんか汚いけど、ま〜しゃ〜ないか〜」と思いながら社長さんにレコードとジャケットをお返し。社長さんは紙袋に入ったレコードをジャケットに入れようとするのですが、なかなかジャケットに入りません。すると社長さん曰く。「これ、レコードが(ジャケットに)入らないので値引きしときますね」と言いながら値札のオネダンにボールペンで線を引き、300円引のオネダンを記入。ええ？そんな理由で？マジ？とめちゃめちゃ意表を突かれましたが、引いてくれるならまあいいか、ともちろん承認。
会計する前は社長さんがレコードの品出しをしていたので「新しいレコードの入荷あります？」と尋ねたところ「ないですね〜」って、じゃ〜あなたが今やってるのは何なの？みたいに、なかなかに楽しいお店なので、定期的に理不尽を味わうために通ってます。
ちなみにレコードはクリーニングしたらかなりキレイになり、普通に聴けました。