これは地元レコード屋にてゲット品。カナダ出身の女性シンガーソングライター、サラ・マクラクランの88年ファースト・アルバム。の、USオリジナル盤。この方はアルバムの総売上枚数は数千万枚、グラミー賞受賞3回の超ビッグ・アーティストのようですが、ワタシは全く存ぜず。何となくジャケットのイメージからケルトっぽいフォークかと思って買いましたが、あながち外れてませんでした。まあ、フォークではないんですが、透明感のある声と耳にキツくないアレンジで素直に感動。エンヤになぞらえるむきもあるようですが、たしかに似たような曲もあり。このファーストはそれほど売れなかったようですが、こういうまっとうな音楽をやるヒトが売れるようになるのはアメリカの音楽業界捨てたもんではないな、と思います。翻って我が国は。この日は店長と立ち話しましたが先日あった「レコード・ストア・デイ」の話題に。最近レアで将来値上がりしそうなアイテムにみんな群がり、出す側もそれに組みしているように感じるので興味がなくなった、みたいなハナシをしたところ、店長曰く「東京の某レコード・チェーンとお試しで卸の契約をしてみたが、人気のあるレコードはぜんぜん卸してくれなかったりで、阿呆らしくてやめた」とのこと。まあ新品を発売直後にプレミアつけて売っていたりするので、よそにはまわさないんでしょうが、本来海外で始まったレコード・ストア・デイは町のレコード屋さんを盛り上げよう、という趣旨ですから、まさしく本末転倒。まあナイス・ミュージックは自分の足で掘り出しますから今後もヨロしく、ということで店をあとにしたのでした。