バッタモン・キューブで音像が劇的に変わったお盆でしたが、ある仮説の検証も。
それは「ロック系のレコードには合うオーディオと合わないオーディオがある」ということ。というのも旧オーディオ部屋ではあまり良い音で聴けないモノでも「シン・レコード部屋では楽しく聴けるのでは」という仮説。なのでお盆中イロイロ試してましたが、どうやら思った通り。
なのでこの手のレコードを「空間オーディオ系ロック」と仮に呼んでみることに。
例えばプログレ大御所バンド、ジェネシスは「幻影の騎士」 からが空間オーディオ盤。
このような違いが録音のチャンネル数が増えたせいなのか、ミキサー卓などの改善により技術的な面が変わったせいなのかはよくわかりませんが。
さて、以前から何度か取り上げているロキシー・ミュージックの名作「アヴァロン」ですが、コレも空間オーディオ盤ではないかと思いUK盤(マトリックスは両面4)と89年国内盤で比較試聴。国内盤は田中さんのお宅を訪問したときに持ち込んで田中さん所蔵のUK盤マトリックス1と比較し、そのときはまずまず良いと思ったモノ。
今回何となく聴く前から結果は見えていたんですがそれにしても、というくらいの圧倒的なUK盤の勝利に終わりました。UK盤は空間にフワ〜っと音像が広がりしかし細部はクリアという、正に痒いところに手が届く音。対して国内盤は各パートは音像が大きくクッキリしていますが、それらが気持ちよく拡がって聴こえてこないというカンジ。人物写真に例えると、国内盤は修正ソフトで目をパッチリ、鼻は小鼻コンパクトで筋が通り、口も小さく修正したけど全体として見るとなんかバランスがね、みたいな。 (訪問当時の記事⇩ではUK盤について「ナチュラルな質感」と書いていますね)
田中さんのお宅では健闘していた我が国内盤ですが、おそらく田中さんのオーディオがある部屋がわりとデッドな響きのため、あまり差がない(ように感じた)という結果になったのでは、と推測してます。
まあ気づいてしまった以上は、旧レコード部屋にて音質イマイチ判定を出していたレコードをシン・レコード部屋にて聴き直さないと、と思ってます。
UK盤のレーベル。マトリックスは4ですが、音は十分良いと思います。
これが89年国内盤。EGマネージメント関連のプログレ作が大量にCD化したときひっそりと出ていました。