護国神社の近所にある姫路城!

 水掘で船から石垣を観るのも雅だが、ヤッパ天守に登城しなきゃ!
 姫路城の魅力は現存天守群だけじゃない!
 広大な城域の櫓や石垣や堀も現存しているでござる!
 写真を沢山撮ったので、見所を解説!
 自分の思い出用として(笑)
 これから姫路城に行こうと思っている人も参考にしてくだされ。
 
 中央正面の大手門をくぐり三の丸広場から観る大天守!
 
 三の丸広場までは入城無料!
 Wi-Fiも無料で接続できるので、活用しよう♪
 SSID:HIMEJI_Free_Wi-Fi
 
 市民の憩いの場で羨ましい。
 JCの大会やイベントで、よく使われております♪
 奉仕と友情、懐かしい。
 
 石垣を観ながら、チケット売り場へ♪
 入城料は大人1000円、子供300円、団体(30人以上)2割引。
 チケット売り場を出ると菱の門。
 大きく華麗な外観である。
 二階や塀の鉄砲狭間から敵を迎撃できる、外枡形虎口の構造。
 登城は攻める側の気持ちになって進もう(攻めよう!)
 
 菱の門をくぐると、江戸時代の姫路城鳥瞰図。
 素晴らしい大規模な城郭!
 これを見て、今は無き櫓を妄想しながら、攻めよう♪
 

 鳥瞰図の天守側にある「三国堀」 
 水面に写った城も綺麗だが、昔の堀の石垣を石垣で埋め立て改修た箇所があり、昔の堀を妄想すると萌えるでござる。
 三国堀と天守の間に櫓があったのだが、復元はされていない。
 無い方が天守群が良く見えるからかな…。
 

 さらに、天守側に近ずくと「るの門」!
 天守群からの非常口みたいな感じで、最短距離で出入りできるが、少人数しか通れない。
 間道(抜け道)だけど石垣に大きな石も積んであり、かつては門扉があったらしい。
 
 ここを進んでも天守に行けるが、帰り道でも通るので、正攻法で順路から進もう。
 「いの門」を超えて「ろの門」
 この辺の石垣は綺麗ゆえ、復元したものかと。
 天守への門は「いろは」順に命名されている。
 「ろの門」を通って左に行くと西の丸「化粧櫓」
 「ろの門」の裏側。
 脇戸付き高麗門になっている。
 門を開けた状態の所に屋根が付いているのが特徴。
 
 ろの門から右の坂道。
 「暴れん坊将軍」で、おなじみの風景でごさる。
 
 坂道を上った所にある「はの門」
 櫓門になっており二階から迎撃できる。
 
 「はの門」の裏側。
 櫓門二階部裏側には窓や鉄砲狭間がない、
 門を通ると階段になっていて、敵が侵入しても3方向から迎撃できる。
 
 はの門を通って天守側に進み左に上って「にの門」
 かつては正面の天守前に櫓があって迎撃できた。
 写真の左上にあるのが、にの門櫓。
 
 細道の坂を上がって「にの門」
 本丸の隅櫓になっていて、二階から迎撃できる。
 
 にの門櫓は天井が低く、直角に折れている。
 これも敵の侵攻を防ぐ工夫。
 当時の日本人は身長が低かったので、しゃがまず通れたであろうが、今の人は頭をぶつけないように注意!
 拙者は大丈夫でござる(笑)
 
 にの門をくくると、天守群が間近に。
 乾小天守の左下に「ほの門」がある。
 
 「ほの門」を通って「水の一門」へ
 茶色い土壁で秀吉時代?と伝わる、粘土と砂利を混ぜて造った「油塀」があるのだか、写真が消えてしまった…。
 
 左から「東小天守」「ロの渡櫓」「乾小天守」
 右側にチョロっと油塀が写ってる♪
 
 乾小天守を左に見上げながら、「水の二門」へ
 右の櫓で防御されてる。
 
 「水の二門」を通った裏側。
 右は乾小天守の石垣。
 
 正面に「水の三門」左に「乾小天守」の石落としが見える。
 
 「水の三門」を通ると大天守が目の前に!
 「水の四門」に入る。
 
 「水の四門」を通って裏側、階段になっている。
 内と外と小さな枡形虎口になっている。
 鉄壁な防御すぎるわ。
 
 いよいよ大天守へ!「水の五門」
 ここらはトイレが無いようなので、用心で入城せず大天守の南西にある、トイレへ♪
 
 「水の五門」を通ると玄関。
 袋を渡されて靴を入れ、大天守の内部へ、
 
 ここから最上階まで上がるのだか、たぶん混雑しているので、皆がじっくり観察できると思う。
 なので、解説は省略。

 

 

 大天守内部は戦時の倉庫のようなものかと。
 当時は武具や防具等の戦の必需品が貯蔵してあった。
 それを妄想しながら、観察してくだされ。
 
 大天守の窓から、小天守が観れる。
 どれも三重櫓で、他の城なら大天守級でござる。
 乾小天守の火灯窓は雅でござる。
 
 大天守を降りて渡り廊下へ。
 途中に当時の城下町を復元した模型がある。
 (写真は南東からの視線)
 山陽道を城下町に取り込んで、領民や他国の武士に威圧を感じさせていたであろうかと。
 
 いよいよ出口。
 大天守の石垣裏側も観察しよう♪
 
 そして出口の「水の五門」へ
 
 天守群から出て、南側「備前丸」
 高く美しい石垣と大天守の大きさが感じられる。
 
 この備前丸の南側にも櫓や塀で囲まれていたが、今はトイレがあるのみ。
 城下から、大天守の石垣が良く観えるように、復元はしないのかな。
 
 大天守の南東側「備前門」
 
 ここからは、守る側の気持ちになって進もう。
 
 「備前門」たぶんここから右側に塀や櫓があり、敵の侵入を防いでいたのであろう。
 この裏側の石垣に、石棺が転用されている。
 
 備前門を出て左に行くと門番の控え所がある。
 (進入禁止)
 最短ルートで城外に出れる裏口(搦手)なので、防御や警備が厳重にできるようになっている。
 
 「備前門」を通って右に曲がる。
 右側は備前丸の石垣。
 左側は帯郭櫓(腹切丸)があり、出口は、小さな石段の下になっている。
 (進入禁止) 
 正面の先には、「太鼓櫓」(への櫓)
 搦手(裏口)からの本丸への最終防衛ラインで直線だが坂道で三方から迎撃できる。
 
 太鼓やぐらの「りの門」をくぐって二の丸へ。
 
 お菊井戸がある広い曲輪で、「りの一渡櫓」には大名行列の様子が展示されている。
 二の丸出入り口「ぬの門」
 3階建で、城内随一の櫓門で威圧感がある。
 
 ぬの門を出ると、備前丸の石垣。
 扇の勾配で美しい♪
 
 拙者が注目したのはその先の石垣。
 中途半端な高さの石垣なのだが、かつてはここに「りの櫓」があり、通り抜けなかった。
 
 りの櫓跡を通ると備前丸の石垣の先に大天守がチラッと見える。
 かつてはこの石垣の上に櫓があったのだが、これも復元はされてない。
 復元した姿を妄想で、楽しもう♪
 
 そこから、天守の反対側に進むと「いの門」へ戻る。
 「いの門」城内側。
 
 ここを出ると菱の門だが、門の右側に進み西の丸を目指そう♪
 西の丸から天守を望む絶景場所。
 大天守と西小天守と乾小天守の角度が素晴らしい!
 石垣好きには樹木が邪魔かな…。
 
 西の丸は庭園になっており、観光客も少なく休憩にはいいかも。
 
 西の丸南東にある「カの櫓」
 目立たないが、千鳥破風の二重櫓。
 
 西の丸南西側には、「ワの櫓」があり、そこから「百間廊下」に入る。(追加料金無し)
 
 ここも入って見学しよう!
 長い廊下の途中、「ヲの櫓」付近で天守を望む事ができる。
 左側の櫓が、なんだか驚いている顔にも見える(笑)
(゚∀゚)
 
 化粧櫓への廊下だが、所々に展示物がある。
 床も輝いて素晴らしい廊下♪
 左側は西からの敵を窓から迎撃する防御施設でもある。
 
 この西の丸は池田家の後に城主となった本多家が整備した、平和な江戸時代の雰囲気がある。
 
 百間廊下出口の化粧櫓は千姫ゆかりの櫓で、資料も展示されている。
 (千姫・本多忠刻復元着物展示・有料)
 化粧櫓を出て、菱の門を通り三の丸へ戻る。
 
 時間があれば、本丸を東側から観よう!
 
 二の丸の石垣を観ながら、東に移動。
 
 東端まで行くと、石垣が変わってる。
 南側から写真中央の『太鼓櫓』(への櫓)と右側の『帯郭櫓』を撮影。
 
 石垣の中腹は、自然の崖で姫山の地形を利用した感じ。
 石垣の積み方も野面積みで、戦国期のものかと。
 石垣の積み方を観るのも、築城年代の変化を感じる姫路城の魅力でござる。
 
 『帯郭櫓』(腹切丸)を回り込んで東側へ。
 左から帯郭櫓、大天守、帯の櫓。
 特に「帯の櫓」の石垣は姫路城随一の高さで扇の勾配が美しく威圧感がある。
 姫山岩盤の外側に築いた「井戸曲輪」で「帯の櫓」には井戸がある。
 
 城の東側を撮影するのは日光を考慮して、朝がオススメでござる。
 
 さらに北側に進むと、樹木を覆われて石垣が見えない。
 北東側から撮影。左から「ヘの渡り櫓」「大天守」「東小天守」「ホの櫓」かな。
 
 櫓が重なって重厚な感じであるが、櫓の下は樹木が邪魔をしている…。
 
 姫路城は櫓だけでなく、水堀も要チェク!
 帯郭櫓の近くまで引き込まれた、内堀。
 城内の水運輸送用に利用されていたとされる。
 水堀を囲んだ石垣も素晴らしい!
 かつては、水堀石垣の上にも塀と櫓が築かれて防御していたでござる。
 
 城の北側には、歴史博物館があり、城や姫路の歴史の展示物があるので、ぜひ観覧してくだされ。

 大人200円・高校生以下無料!

 
 城の東側には動物遊園地もあり、子どもと一緒に楽しめる♪
 大人250円・小人50円・5歳未満無料!
 
 城の南西部には日本庭園の「好古園」もあり、寛げる。
 大人310円・小人150円・就学前児無料!
 姫路城の入場券との共通券もありお得に入園できる。

 大人1050円・小人360円・5歳未満無料!

 
 姫路城の周辺にはグルメ店が多数あり、1日中楽しめるでござる。
 
 姫路城が好き過ぎて長々と書き過ぎてしまった?が、最後までご覧いただき、かたじけない!

 来年の令和7年は香住沖海戦から80年目の節目となります。
 なので、久野潤さんに誘われて、姫君護国神社の春例大祭に参列してきたでござる!
 令和6年(2024年)5月2日(木)
 姫路護国神社の入口鳥居。
 姫路城の南東にあるでござる。
 
 今回、同行してくれたのは一般社団法人 香住青年会議所(香住JC)の吉川康治理事長!

 香住JCのホームページ
 

 しかも、吉川理事長に運転してもらって♪


 姫路護国神社には、明治元年以降の国難に殉ぜられた播磨・但馬地区出身の「みたま」56,988柱命が祀られております。

 但馬には浜坂や朝来(生野の変)に有名な護国神社があり、香住にも八坂神社の境内にあります。

 

 英霊を偲び慰霊する例大祭的な行事は、播磨と但馬地区を合わせて姫路で開催されます。


 「奉献 播磨 但馬地区」と書かれた狛犬
 強そうな狛犬が神社を守ってます!


 開会まで時間があったので、神社を散策〜♪


 入口のテントで、ぜんざい(100円)を販売してました♪
 美味しく塩昆布付きで、お買い得!
 英霊のご加護かな。
 この後すぐ売り切れたので、危なく食べれないところでした。
 
 さて今回、誘っていただいた久野潤さんと再会して記念写真!
いろいろと教えていただきありがとうございました。
 香住JC理事長の吉川康治君は香美町議会議員でもあるので、来賓席に案内!
拙者も便乗して、来賓席にて春季例大祭の様子を近くで見ることができ感謝。

 神事だけではなく各種代表者挨拶や歌や舞もあり、素晴らしい大祭でした。
 横の壇上から拝見するこどができました。

 英霊を偲び、慰霊し顕彰する護国神社。
 歴史を振り返り平和を願う参列者代表者挨拶に胸が熱くなったでござる。

 この想いを香住に持って帰って、吉川理事長が海防艦慰霊祭や出前授業に反映してくれると思いますので、今後ともよろしくお願いします。
香住JCのFacebookページ


 (香住沖海戦は終戦前日1945年8月14日の戦闘)
香住沖海戦

 

 戦没者慰霊をきっかけとして、皆様に近現代史を知っていただき、戦争を学んでもらいたいです。
 そして、なぜ戦争になったのか?も学び、原因を探求して欲しいです。

 戦争を回避するにはどうすればいいのか?を考えなければなりませんよね!

 それが平和へと繋がります。

 
 2024年度香住JCのスローガンは「笑花乱舞」

 期待しております。

 香住沖海戦から78年目の今年も、岡見公園にて海防艦戦没者慰霊が営まれました。
 主催は一般社団法人 香住青年会議所(香住JC)
 香住JCのホームページ
 

 今年も新型コロナの感染を警戒して、4年前までのような慰霊祭は中止として、香住JCのメンバーと香住JCのОBである両界院の石部住職と遺族である中井のみでの縮小開催でした。

 写真は香住JCのFacebookページから拝借しました。
 ちなみにJCのОBでも自粛との事なので、私はこの日も参列せず、8月14日に個人で慰霊します。
 (香住沖海戦は終戦前日1945年8月14日の戦闘だったので。)
  香住沖海戦

 香住JCの後輩達が意思を引き継いで頑張ってる姿は嬉しいものです。
 令和5年8月5日(土)に岡見公園の海防艦戦没者慰霊碑前で供養と平和への祈りを込めて開催。
 

 少人数でも、今までどおり住職による法要。
 盆月の忙し中、ありがたい事です。

 お供え物も今までと同じみたいです。


 そして、香住JCメンバーでの焼香。

 

 戦没者慰霊をきっかけとして、皆様に近現代史を知っていただき、戦争を学んでもらいたいです。
 そして、なぜ戦争になったのか?も学び、原因を探求して欲しいです。

 戦争を回避するにはどうすればいいのか?を考えなければなりませんよね!

 それが平和へと繋がると思います。

 さて、慰霊碑から移動して、展望台へ。
 

 施餓鬼供養の様子です。(遺族の中井さん)
 石部住職の読経と共に供え物を海に捧げます。


 戦没者慰霊とは、平和を祈り戦争を学ぶ機会でもあります。
 沈没した2隻の海防艦が朝鮮半島を救援しようとしていた事も知って欲しいですね。

 朝鮮半島を救援しようとしていた日本軍
 国の為、戦友の為、後世の人の為に戦った人達の志は尊いものだと思います。

 戦没者の犠牲を無駄にしないように、彼らの想いを後世に伝えるべきですね。

 その行動が戦没者への一番の供養になると思います。
 香住JCだからこそできる誇れる事業!今後とも慰霊と供養、よろしくお願い申し上げます。
生存者メッセージ&慰霊祭動画 

 

2013香住JC海防艦慰霊&菅野水兵長第13号海防艦の生存者、菅野さんに当時の事を語っていただきました。 戦友たちと我々への熱いメッセージです。 当時の事を知る人は少なくなってきていますので貴重な映像です。 1977年から続いている岡見公園での香住JC慰霊祭事業も紹介いたします。 戦没者を慰霊し平和を祈っております。 平和を願うなら、まず戦争の事を学...リンクyoutu.be

 


 そして、香住JCによる香住沖海戦の出前授業!
 香住だけでなく、近隣の子供たちにも戦争と平和を伝えております!

 
 2022年度香住JC理事長は島﨑貢君!
 スローガンは「BE AMBITIOUS! 突き進めば希望はかなう」です♪

 これからも突き進んで海防艦慰霊事業と伝承よろしくお願いします。
 
 毎年慰霊碑周辺の清掃も、お疲れ様であります!!
 写真は香住JCのInstagramにて。

  こちらも、よろしくね~♪

夏休みも、そろそろ終盤、宿題を焦っている子ども達も多いと思うでごさる。

 

拙者も絵本を読み聞かせる機会があり、改めて日本の民話を読むと「深いな!」と考えさせられる事も多い。

 

猿蟹合戦を大人の感想文として、戦国好男の目線で書いてみたいと思う(笑)

今は「合戦」ではなく「さるかにばなし」という題名。
幼児向けの絵本です。
(発行所=株式会社 永岡書店)
 
まず、おにぎりを持ったカニが、猿に柿の種との交換を要求される。
どう考えても理不尽で不平等な強要である。
 
しかし、拒否して戦えばカニは負けるであろう。
孫子等の兵法書の基本「敵を知り己を知れば百戦あやうからず」「兵は国の大事なり」である。
勝てない争いをするより、悲しいかな不平等な交換に応じたのであろう。
今も昔も同じである。
軍事力の強い国は弱い国を威圧して、利益を得ようとするものである。
 
しかし、カニの素晴らしいところは、悔しさに負けず大事に柿を育てる。
「ハサミでチョキンと切るぞ!」
という脅しみたいな呪文?で柿はスクスク成長する!
魔法の柿の種なら、おにぎりとの交換も不平等ではなかったのかな?
魔法の柿の種とカニが知っていたのなら、交換したしたカニは素晴らしい先見性である!
それとも、カニに魔力があったのかな。
 
でも、美味しそうな柿が実ったが、カニは木に登れない…。
そこに現れたのが木登りの得意な猿。
猿が交換した柿の種だと恩着せがましく接近。
このタイミングは、まさに策士である。
 
カニは柿を収穫して欲しいと依頼。
収穫の報酬として、「柿をあげるよ」と言ってしまう。
ここで残念なのが、「柿を何個収穫したら何個あげるよ」と数量を指定してなかった…。
すると柿の木に猿は登り、美味しそうな実から食べ始める!
 
猿の自分勝手な行動だが、カニは木に登れないので、止めさせることができず、ただ柿の収穫を要求するのみ。
現代の「遺憾砲」みたいなものである(笑)
 
もちろん、猿は収穫を拒否!
さらに青い硬い柿をカニに投げて攻撃!
(兵法でも上方からの飛び道具での攻撃は基本であり、反撃されないので戦い上手である。
柿を持って下に降りると、親子のカニに攻撃されてしまうゆえ。)
猿の自分勝手な性格と行動を読みきれず、負傷してしまった親ガニ。
「恩を仇で返される」とは、まさにこの事かな。
 
昔の猿蟹合戦ならこの時点で親ガニは死んでしまうのだか、今の幼児絵本は「大ケガ」である。
子ガニ達は悲しみ、復讐を誓うのは同じであるが。
「やられたら、やり返す」
そうしなければ、猿に怯える生活が続き、柿は採られ放題になってしまう。
 
子ガニ達は己の非力を自覚しているので、同志を募る。
事情を説明して、栗・蜂・臼・昆布を仲間にする。
猿の自分勝手な言動は、他者にも嫌われていたであろう。
正義の反猿同盟が結成!!
 
昔話によっては昆布ではなく牛糞だったりするが、今の子ども達は牛糞は馴染みがないし、ウンコが仲間ってのは笑ってしまうからかな…不衛生だし。
 
かくして反猿同盟は進軍!
猿VS反猿同盟の合戦が始まるのである。
まず、猿の拠点である自宅を偵察し、秘かに侵入する!
反猿同盟が極秘で結成されていたのと、カニの反攻を察知してなかった猿の油断でござろう。
反猿同盟は各々が有利な場所に隠れて待機。
 
(たぶん軍師がいて適所に配置し、作戦も皆が把握していたのであろう。
待ち伏せは攻撃側に圧倒的有利である!)
 
何も知らずに帰って来た猿は、囲炉裏に火をおこす。
想定どおり、栗がパーンと弾けて猿に当たり先制奇襲成功!
 
(戦国時代であれば、待ち伏せして敵を引き付けてからの、鉄砲奇襲!
不意を突かれ無防備での物理的ダメージと、どこからの攻撃かわからず、山間部であれば山びこ効果で倍以上に聞こえる発砲音響で精神的ダメージを受ける。
さらに、指揮官が狙撃されていれば部隊は混乱するであろう。)
 
続けて、蜂の針攻撃!
まさに、泣きっ面に蜂!
 
(戦国時代であれば槍による直接攻撃かな。
損害を受けた部隊は大混乱となり、士気は下がり戦意喪失し、撤退・逃亡するでござろう。)
 
そして退路に潜んでいた昆布に猿が足を滑らせて転倒!
 
(戦国時代であれば、落とし穴や柵みたいな感じかな。
部隊の先頭が止まれば、密集して追撃の的になる!)
 
とどめに臼が屋根から落ちて、猿を潰してしまう。
(戦国時代であれば、大石や大木を転がして大ダメージを与えるのかな。)

やられたら、やり返す。しかも倍返し!!
終始、反猿同盟は無傷で一方的に攻撃し、圧倒的な完全勝利でござった!
お見事!
 
昔の猿蟹合戦なら猿は死んで一件落着みたいな感じだっけど、現代では殺しません。
昔は赤穂事件の忠臣蔵みたいに仇討ちは美談として語られたのだが…。
そもそも、親ガニを殺されていないので、猿も殺す必要はないか。
でも、仕返しに暴力で対抗すれば、現代ではご法度です。
やられたら、警察を呼びましょう!
 
物語の最後は猿が改心して、カニに謝り仲直り。
カニも猿も傷が回復して、楽しく仲良く暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
笑顔でハッピーエンド♪
 
(戦国時代なら、合戦後に和議を結んで休戦しても緊張状態が続くかな)
 
本文とは関係なく、戦国好男の目線で妄想させていただきました。
 
永岡書店さん、絵本を拝借させていただいき、ありがとうございますm(__)m
昔話シリーズ、語られていた頃の昔を妄想して読むと、さらに面白いですね♪

 香住沖海戦から77年目の今年も、岡見公園にて海防艦戦没者慰霊が営まれました。
 主催は一般社団法人 香住青年会議所(香住JC)
 香住JCのホームページ

 今年も新型コロナの感染を警戒して、3年前までのような慰霊祭は中止として、香住JCのメンバーと香住JCのОBである両界院の石部住職のみでの縮小開催でした。

 写真は香住JCのFacebookページから拝借しました。
 ちなみにJCのОBでも自粛との事なので、私はこの日も参列せず、8月14日に個人で慰霊します。
 (香住沖海戦は終戦前日1945年8月14日の戦闘だったので。)
  香住沖海戦

 香住JCの後輩達が意思を引き継いで頑張ってる姿は嬉しいものです。
 令和4年8月7日(日)に岡見公園の海防艦戦没者慰霊碑前で供養と平和への祈りを込めて開催。
 

 少人数でも、今までどおり住職による法要。
 盆月の忙し中、ありがたい事です。

 お供え物も今までと同じみたいです。


 そして、香住JCメンバーでの焼香。

  (8月10日の日本海新聞但馬版より)
 取材や新聞記事掲載もありがたい事です。
 今年も神戸新聞さんと日本海新聞さんが取材してくれたそうです。
 

 慰霊祭をきっかけとして、皆様に近現代史を知っていただき、戦争を学んでもらいたいです。
 そして、なぜ戦争になったのか?も学び、原因を探求して欲しいです。

 戦争を回避するにはどうすればいいのか?を考えなければなりませんよね!

 それが平和へと繋がると思います。

 さて、慰霊碑から移動して、展望台へ。
 

 施餓鬼供養の様子です。(神戸新聞但馬版より)
 石部住職の読経と共に供え物を海に捧げます。


 戦没者慰霊とは、平和を祈り戦争を学ぶ機会でもあります。
 沈没した2隻の海防艦が朝鮮半島を救援しようとしていた事も知って欲しいですね。

 朝鮮半島を救援しようとしていた日本軍
 国の為、戦友の為、後世の人の為に戦った人達の志は尊いものだと思います。

 戦没者の犠牲を無駄にしないように、彼らの想いを後世に伝えるべきですね。

 その行動が戦没者への一番の供養になると思います。
 香住JCだからこそできる誇れる事業!今後とも慰霊と供養、よろしくお願い申し上げます。
生存者メッセージ&慰霊祭動画 

 

 


 そして、香住JCによる出前授業!

 今年は、なんと隣町の浜坂中学校でも香住JCのメンバーが講演!
 香住だけでなく、近隣の子供たちに戦争を伝えております!

 
 NHKニュースより
 NHK兵庫ニュース
 なんと!この事業をNHKさんが取材して、兵庫では連日放送していただいております。
 さらに、8月15日(月)朝7:00~7:45の全国ニュースでも放送!
 NHKおはよう日本
 香住沖海戦を目撃した人の証言も含まれておりますので、ご覧くださいませ。
 
 NHKさん、取材と放映ありがとうございます。

 毎年、香住小学校の6年生を対象に戦争と平和について教えています。

 今年で10年目の素晴らしい事業です!

 小学生に戦争を伝える事業

 こちらも継続よろしくお願いします。

 さらに今年度は、美方郡の教職員の皆様に対しても出前講座! 

 香住沖海戦出前授業の内容や慰霊碑の建立や慰霊祭の説明。

 生存者・遺族の皆様との交流についても説明したみたいです。

 

 2022年度理事長は中田慎吾君!
 スローガンは「百折不撓〜価値観の根を深め 未来の花を咲かせよう〜」です♪
 百折不撓とは、「幾度失敗しても志をまげないこと」

 香住JCは53年間、英知と勇気と情熱をもって運動を展開し幾度の失敗や挫折をも力に変え、挑戦をし続けてきた。

 私たちも、たくましい実行力をもって、愛が溢れる幸せな地域の創造へと挑戦し続けます!という概念で活動しております。
 
 毎年慰霊碑周辺の清掃も、お疲れ様であります!!