姫路城⑤ | 散策侍

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様々な歴史建造物を建築目線で再確認するブログです。たまに美味しいものなども・・・

こんにちは。爆  笑

早いもので今年も半分が過ぎようとしていますネ。

夏場は山城や街中散策は危ないので寺院や点在する遺構に絞ろうかと思っております。

 

下矢印さてさて姫路城の続きにて。

平成の大修理によって漆喰など綺麗に化粧直しされましたね。

 

 

下矢印2月でしたから桜はまだこれからですが、こういう気配りはいいですよね。できれば数か国語で書いてあるといいと思います。

 

 

下矢印素晴らしい眺めです。でも戦のための要塞ですからね、塀をよく見ると・・・

 

 

下矢印丸、三角、四角の狭間が狙っていますね。

 

 

下矢印姫路城は官兵衛さんがいましたね。元は赤松円心が築いた姫山砦が起源とのこと。その後、秀吉に明け渡して改修し、江戸初期に池田輝政が大改修、その後も改修を重ねて現在に至ります。

 

 

下矢印やはり野面積はいいですね。

石積みの原点にして至宝のような気がします。キラキラ

 

 

下矢印高くは積めないので二段に分けてあるのもたまりません。

 

 

下矢印登ろうとした人でもいるのでしょうか、現代風の忍び返しが設置されています。

 

 

下矢印さっそく潜入。外観の素晴らしさとは打って変わっていたるところに攻撃のトラップがあります。階段もやや歩きにくいのですよ。

 

 

下矢印見た目の柔らかさを出すためか、縦横の曲線美も見逃せません。

 

 

下矢印こちらは第一の門、「菱の門」

現在の姿になってからは戦を経験していませんが、外堀、中堀、内堀と死ぬ気でかいくぐっても階段を登った先のこの櫓門でイヤになりますよね。ドクロ

 

 

下矢印「いの門」。姫路城は天守に到達するまで門が多いことでも有名ですよね。池田輝政が大改修をしましたが、私は、池田輝政、加藤清正、福島正則を三大心配性武将と呼んでいるのですが、彼らの手がけた城郭はこれでもかというくらい防御力が高く造られています。

 

 

下矢印案外知られていませんが、姫路城は11か所もの井戸が現存することでも有名なのですよ。最盛期には33か所も井戸があったのですが、これも心配性がなせる業なのです。

 

 

下矢印「ろの門」。脇戸付きの高麗門でやや意匠性が高いです。

姫路城の門の立地をよくみると門の方が外側よりも数段高い位置に造られていることがわかります。これは門を破られにくくする地形的効果かと思われます。高い場所へは力が入りにくいですからね。

 

 

下矢印もう何番目の門かよくわかりませんが、たぶん「はの門」。

有名なロケーションですよね。暴れん坊将軍のエンディングでもお馴染みかと。

 

 

下矢印排水溝も整備されています。キラキラ

 

 

下矢印漆喰もまだまだ美しいです。もちろん100%天然素材、消石灰にスサや海藻糊を混ぜて当時の製法にこだわった本漆喰です。

 

最後までありがとうございました。

次回に続きます。