こんにちは。
早いもので今年も半分が過ぎようとしていますネ。
夏場は山城や街中散策は危ないので寺院や点在する遺構に絞ろうかと思っております。
さてさて姫路城の続きにて。
平成の大修理によって漆喰など綺麗に化粧直しされましたね。
2月でしたから桜はまだこれからですが、こういう気配りはいいですよね。できれば数か国語で書いてあるといいと思います。
素晴らしい眺めです。でも戦のための要塞ですからね、塀をよく見ると・・・
丸、三角、四角の狭間が狙っていますね。
姫路城は官兵衛さんがいましたね。元は赤松円心が築いた姫山砦が起源とのこと。その後、秀吉に明け渡して改修し、江戸初期に池田輝政が大改修、その後も改修を重ねて現在に至ります。
やはり野面積はいいですね。
石積みの原点にして至宝のような気がします。
高くは積めないので二段に分けてあるのもたまりません。
登ろうとした人でもいるのでしょうか、現代風の忍び返しが設置されています。
さっそく潜入。外観の素晴らしさとは打って変わっていたるところに攻撃のトラップがあります。階段もやや歩きにくいのですよ。
見た目の柔らかさを出すためか、縦横の曲線美も見逃せません。
こちらは第一の門、「菱の門」
現在の姿になってからは戦を経験していませんが、外堀、中堀、内堀と死ぬ気でかいくぐっても階段を登った先のこの櫓門でイヤになりますよね。
「いの門」。姫路城は天守に到達するまで門が多いことでも有名ですよね。池田輝政が大改修をしましたが、私は、池田輝政、加藤清正、福島正則を三大心配性武将と呼んでいるのですが、彼らの手がけた城郭はこれでもかというくらい防御力が高く造られています。
案外知られていませんが、姫路城は11か所もの井戸が現存することでも有名なのですよ。最盛期には33か所も井戸があったのですが、これも心配性がなせる業なのです。
「ろの門」。脇戸付きの高麗門でやや意匠性が高いです。
姫路城の門の立地をよくみると門の方が外側よりも数段高い位置に造られていることがわかります。これは門を破られにくくする地形的効果かと思われます。高い場所へは力が入りにくいですからね。
もう何番目の門かよくわかりませんが、たぶん「はの門」。
有名なロケーションですよね。暴れん坊将軍のエンディングでもお馴染みかと。
排水溝も整備されています。
漆喰もまだまだ美しいです。もちろん100%天然素材、消石灰にスサや海藻糊を混ぜて当時の製法にこだわった本漆喰です。
最後までありがとうございました。
次回に続きます。