こんにちは。
今年の尾張地方は桜が例年通り4月に咲いております。
ここ数年は4月になると散って葉が生え始めていましたからね。
花見に行くこともないのですが、やはり「4月の桜」はいいものです。
さてさて今回は奈良の都の中心部を外れて特定の寺院をめぐる旅となりましたので題名を変えました。自分でも飽きてくるので。
前回の続きから。
唐招提寺境内の北側に鑑真和上の御廟があります。
人が少なくて厳かな空間です。
塀が気になります。版築土塀ほど突き固められていないので、頑丈にする必要がなかったのでしょうか。瓦と土のサンドウィッチ壁です。
空気穴かよくわかりませんが所々穴が開いています。水抜き穴にしては高い位置になるので何か風水的に関係があるものでしょうか。
門をくぐると静寂に包まれた荘厳な空間があります。
妖精でもいそうですな。
苔は外国人に大変人気のようで皆さん写真を撮っていました。
こちらが御廟です。鑑真和上の不屈の精神には倭人も学んだことでしょう。エジソンの言葉を借りるなら「うまくいかない方法を5回見つけた」だけなのでしょう。
御廟前の灯篭には本物の蝋燭が灯されています。
電気ではないのですね。
ちょっとわかりにくいですが、LEDではなく本物の火が灯されています。
こちらも是非。別途¥200必要ですが至近距離で衝立無しに国宝の仏像が拝めます。
唐招提寺を飛び出し向かうは南の薬師寺。建築ファンなら一度は訪れてみたい名刹です。しかしこういう石碑、全国で見かけますが何とかならないものでしょうか。中には文字が見えなくなっているものもありますよね。手間や予算がかかるのはわかりますが未来に向かって丁寧な仕事をしたいものです。
唐招提寺と薬師寺は歩いて10分もかからないですね。こちらは旧北門跡。かつての寺域はもっと大きかったのだとか。
午後からは気温20度超え。散策すると雨に降られるか暑いかのどちらかです。しっかりとお参りしたいと思います。
着きました。薬師寺北門です。
こちらも世界遺産。天武天皇開基の法相宗総本山です。
一度間近で拝みたかった三重塔。
薬師寺の東塔で築1300年、奈良時代から現存の国宝三重塔です。五重塔にも見えますが、六層三重の造りです。
最後までありがとうございました。
次回に続きます。