こんにちは。
懲りずに続けております奈良の散策シリーズも今回で10回目を迎えます。目線がマンネリ化してきたのでキリのいいところで一旦区切りにしようかと思いますがもう少々お付き合いを。
さてさて、東大寺の大仏さんの北側、一度は行ってみたかった正倉院へ。
何とか時間ギリギリ。
守衛さんが閉める準備を始めています。
高床式というのはそれなりに効果が高いのでしょう。他の寺院でも宝物庫や経蔵は高床式が多いですね。
現在、正倉院内にはお宝は無く、別の耐震、耐火倉庫へ移されているのだそうです。超国宝、重要文化財クラスがわんさかあるようですが、宮内庁管轄のため散逸、破損の恐れがないことから国宝、重文指定はされていないものがほとんどだそうです。意外でした。
キャツらに見送られながらこの日は帰路に就きます。
後日、薬師寺と唐招提寺にも行ってきました。一応、羅城門の内側、平城京内ですからこちらも今回アップします。
北側より、薬師寺のツインター、東塔、西塔が見えます。
まずはこちら、世界遺産「唐招提寺」。
仏教戒律を学ぶための修行道場として鑑真和上が建てた寺院です。
人は疎らで散策しやすかったです。
こちら美しい姿で南大門から出迎えてくれる国宝「金堂」。盧舎那仏、薬師如来、千手観音像の最強トリオを要する奈良時代の建造物です。内部の仏像は国宝のため撮影はできません。
唐招提寺で是非ご覧いただきたいのがこちら「隅鬼」。
四方の軒下隅で屋根を支えている通称「邪鬼」といわれていた彫刻。西南のものが日光の関係から一番見やすいので是非。
鳥避けのネットで若干見難いのですが正面からアップでパシャリ。2003年まで「邪鬼」と呼ばれていたのですが、1200年もの間、屋根を支えてくれているものを「邪鬼」では気の毒、ということで「隅鬼」に改名されたのですね。
こちらも国宝「鼓楼」。鑑真和上のお骨が安置されていることから舎利殿とも。
こちらも国宝「講堂」。多くの仏像が安置されています。
ただ国宝内部はどこも撮影禁止なので、ルールは守りましょう。
唐招提寺の軒丸瓦にはすべて「唐招提寺」の文字が入っています。
興味津々・・・。
残念ながらこちらも内部は撮影禁止。
内部には教科書で見たことがあるこちらの像が安置されています。唐の高僧で日本の朝廷から請われて渡日、12年間で5回渡航に失敗し失明、6回目に入朝し天台宗を伝えた僧です。この御仁なくして今の日本の仏教は無いかもしれません。
(画像はお借りしました)
最後までありがとうございます。次回に続きます。