安倍政権による外国人受け入れの緩和についてちょっと猜疑心を持っていたが、その骨子を読んでいたら最後に納得の政策が書いてあるので、ちょっと安心しました。
それは入国在留管理庁が来年4月に発足することです。まだ法案の段階ですが、在留外国人の管理する責任省庁が今までなかったので、これを作ることを大いに評価します。
きっとマスコミは今後日本政府が移民を受け入れに舵を切ったと大いにキャンペーンを張ることでしょう。それはこの入国在留管理庁の新設を阻止するのが目的と思ってもいいと思います。
外国人による国民健康保険制度の悪用や生活保護の不正受給が問題となっていますが、現在は在留外国人を把握し、管理監督する省庁がないのです。だからどこまでが人道的な保険適用かそれとも不正な受給なのかの線引きができないのが現状です。
日本国に入国した目的は何か、それをきちんと履行しているかということを管理監督する省庁ができれば、在留外国人の不正を取り締まることができるのです。
いまは、日本で国民健康保険に加入すると本国にいる妻が出産した時に出産一時金40数万円が日本に居てもいなくてももらえるのです。
また肺がん等の特効薬であるオプジーボなどの高価な薬を目当てに留学生として入国するケースも散見されますが、これもどこまでが故意でどこまでが偶然なのかという線引きができません。
しかし、留学生としてや労働者として申請した時に健康診断書を義務付け、それを管理監督することができれば一気に不正を防ぐことができます。さらに労働者として入国した外国人の追跡もここで行うことやその権限が発生し、今のような野放しの状態が解消されるでしょう。
今後マスコミやネットでの論調を注意してみてください。
「外国人の人権は?」とか、「どこまで規制が及ぶのか?」とか「外国人に住みにくい日本」などの文言が並ぶことでしょう。
それほど入国在留管理庁の効き目は大きいのです。
保守層からも、安倍政権の移民政策に反対すると深読みができない人や、似非保守が反対を唱えるでしょう。
現在は在留外国人は野放しと言っても過言ではない状態です。それをきちんと管理し、不正を働けば強制送還できるようにすれば必要な労働力や有為な能力を持つ外国人労働者を入れることができ、不正を働く悪意のある外国人を排除できます。
法案を全文精査していないために細かいことはわかりませんが、自民党の衆議院議員である長尾たかし氏から先日聞いた話をまとめると十分に国民のための法律であることがわかります。
マスコミや在日が今後騒ぐと思います。そうなればなるほどこの法案が日本国民にとってプラスで悪意を持つ外国人にはマイナスということがすぐに証明できることでしょう。
ネットや似非保守のミスリードに惑わされないできちんと法案の骨子を確認し、どんな人たちが反対するのかをよく見極めてください。
ここは日本です。私たちに日本人が住みよい国にまずはすべきです。そしてそこに住む外国人も幸せに暮らせるようにお互いに努力していかねばならないと思います。
権利ばかり主張する日本人はいりません。それと同時に権利ばかり主張する在留外国人もいりません。
今祖国やこの国のために自分が一体何ができるかを考える人たちが住みやすくすべきなのです。
野党が国民の支持を得ようとこの法案に反対するかもしれません。その時こそ、この法案が日本のためになる法案だということがわかるでしょう。肝は入国在留管理庁の創設ですから。