私はなぜ左巻きと呼ぶか。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 最近、私とは違う考えを持つ人のタイムラインであちら側の人がどんな考えを持っているのかを学ばせていただいています。

 

 そこは私がよく使う「左巻き」ではありません。考え方は似ていますが、違う意見を聞く姿勢をお持ちなのです。とても大切なことだと思います。自分とは違うのでだめという考え方は、自分の考え方や人格の形成に役に立たないどころか、偏狭な思考パターンに陥ってしまいます。

 

 これは愛国者も左巻きにも同じことが言えます。

 

 そうならないために時々違う意見を持つ人と議論してみるのです。

 

 そうすると相手がどこを立脚点にして論理を組み立てているのか、どんな前提条件が入力されているのかが明確になってきます。

 

 それらを丹念に追っていくと、あちら側の人たちの論理がよくわかってきますし、どこが足りないからこんな意見になっているのかがよくわかります。

 

 基本的にはあちら側の人たちの意見はわかっているのです。なぜならばかつては私もそちら側にいた人間ですから。しかし、ある時から疑問を持ち、その答えを探すためにいろんな本や議論をするうちに、自分の今までの考え方が自虐史観にとらわれていたことがわかり、結構早い時期に日本人としての歴史観を持てるようになりました。

 

 例えばなぜ日本はアメリカ相手に戦争をしたのだろうか?とか、なぜ東南アジアで戦争をしたのに、現地の人は日本人を好きなのだろうかとかです。

 

 さらに文化や信仰を考えることにより、その根拠や発想がどこにあるのかがよくわかるようになりました。

 

 最近話題の教育勅語の問題ですが、以前の記事でも指摘しましたが、ご皇室と国民(当時は臣民)を区別して考える人たちと私のように君臣一如だと考える人たちでは受け取り方が大いに違ってきます。

 

 でも、どうして2678年の長きにわたって日本の元首として存在し続けられるのでしょうか。国民を下に見下していたら、とっくに他の国のように易姓革命が起こっているでしょう。しかし、日本は世界最長の125代の天皇様がおわします。

 

 いろんな考え方があるのは事実ですが、自分の国に誇りを持たず、為政者のせいばかりにするということは、自己責任を放棄し、他人の責任の追及に終始し、何の発展も未来もないように思えます。

 

 書きながら、野党の姿勢と全く同じだということに気づきました。

 

 モリカケをまだ国会で追及するといっているようですが、日本の現状はそんな悠長なことを言っておられるような状況でしょうか。

 

 いまは拉致問題を解決する千歳一遇の機会だと思っています。日ごろから人権問題を取り上げる野党が率先して、この拉致問題に対する政府の弱腰を攻撃する時だと思います。与野党が一致協力して共通の敵である北朝鮮に対抗せねばなりませんが、野党はなぜか安倍総理の方が金正恩氏よりも敵だと思っているようです。

 

 まったくもってあほうの極みです。

 

 野党は拉致問題が解決しようという気持ちが全く見受けられません。ブルーリボンバッチを言い訳のためにつけているだけです。

 

 消費増税は、やっと回復基調にある日本経済をまた深い不況のどん底に陥れると思います。だからここで野党はしっかりと消費増税の反対キャンペーンを展開しなければなりませんが、いつも口先ばかりの反対しかしません。到底本気で反対しているとは思えません。

 

 沖縄県をはじめ、日本各地に米軍基地があるのはおかしいと、米軍基地の返還を主張するのは良いのですが、その代替案はどうなっているのでしょう。米軍は出て行けといってそのあと何もしなければ、誰が喜ぶか一目瞭然のはずです。

 

 さらに米軍を追い出したらその穴埋めを自衛隊がするべきだと思うのですが、なぜか基地反対の人は自衛隊を国軍と認める憲法改正に反対です。ではどうやってCHINAや北朝鮮の脅威から国民を守るのでしょうか。

 

 それの答えはいつも「話し合いで」とか「外交交渉で」となりますが、その発言権を裏付けるのが軍事力だということをどうして理解しないのでしょうか。相手が殴り掛かってこないと判明している時は強気で物が言えます。しかし、いつ反撃されるかわからない時は発言も慎重になります。

 

 自衛艦にむかって釜山に来るときは軍艦旗を掲揚しないようにと国際儀礼に反する韓国の要求も、結局は日本に何を言っても大丈夫という侮蔑の感情があるのです。

 

 ですから、「参加しません!」ときっぱり言ったら、一番びっくりしたのが韓国政府だったのです。今までの日本の政権はそんなこと言わずにいつも下手から出ていたので、堂々と正論を言ったのは今回が初めてではないでしょうか。

 

 日韓スワップ?全く日本には必要ありません。それをお情けで組んでやったのに、感謝もしないで文句しか言わないなんておかしすぎます。麻生副総理が財務大臣をしている間は絶対にないでしょうね。

 

 だから野党は麻生副総理を引きづり降ろしたがっています。なんのためかすぐにわかりますよね。

 

 慰安婦合意も日本はしたくなかったのですが、アメリカの仲裁で仕方なく合意しました。敵は北朝鮮やCHINAなのですから。

 

 それは韓国内も同じかと思います。

 

 しかし、それを今になって破棄しようとしているのが韓国です。無知いや無恥としか言いようがありません。

 

 北朝鮮と仲良くなれば、大朝鮮半島国家ができると思っているのでしょうが、あの経済の超優等生の西ドイツも東ドイツとの統合の際は大きな経済負担がのしかかり、その回復に長い年月が必要でした。

 

 韓国の現在の経済状況で北朝鮮を支えるだけの力は全く持っていません。

 

 「南北統一」という美辞麗句の前に浮かれすぎているのですが、現実問題を見ればこれによって韓国内で暴動が起きるのは目に見えています。

 

 だから、日本を敵視し、日本国民が韓国と付き合いたくないと思わせてくれる現在の韓国政府の言動は大歓迎です。

 

 日露戦争の後、朝鮮半島を外地として併合し、朝鮮経営をしてきましたが、1910年の日韓統合以来1945年に手放すまでずっと日本からの財政支出をし続けて、日本経済の大きな足かせになっていました。

 

 朝鮮を植民地化していろんなものを奪っていった?

 

 何を日本は朝鮮半島から奪っていったのかを教えてほしいですね。

 

 あちら側の人たちは、これをすぐに日本軍国主義の植民地経営と言いますが、日本の植民地に対する当地の仕方とその他の国々、特に欧米列強の統治の仕方は全く違います。

 

 そこを精査しないで、日本軍国主義とレッテルを張って紋切り型の思考パターンで処理しようとするのがあちら側の人たちです。

 

 物事は100%良いとか、100%悪いとかいうものはありません。いい面もあれば悪い面もあります。


 1910年には全国で100校しかなかった学校を5000校まで増やしたのは日本総督府のおかげです。

 

 東南アジアへの進出は、フィリッピンを除き成功しています。日本統治時代のインフラや教育を活用し、戦後独立し、経済発展を遂げているのです。

 

 フィリッピンはマッカーサーが意地でも力で取り返すといって反対を押し切って上陸し、日本軍と各地で地上戦を展開しました。その時に大勢のフィリッピン人が犠牲となったのです。

 

 インドネシア、マレーシア、台湾、そして朝鮮も地上戦をほぼしないで連合国が戦後に占領しました。だからインフラがきちんと残っており、その後の経済発展に大いに寄与しました。しかしあちらの人たちはアジアの国々多大な迷惑をかけたといい続けます。でも、実際に旅行して現地の人たちと話すととても親日家が多いのがわかります。アジアの人たちは中韓を除いて忘れっぽいのでしょうか。

 

 朝鮮半島は、戦後の朝鮮戦争で日本が残してきた財産を使いつくし、破壊尽くしたので最貧国になりました。もしあの時に朝鮮戦争が起きていなければもっと経済発展をしていたかもしれません。悪いのは侵略してきた北朝鮮であり、それを援助したCHINAです。

 

 しかし、教育は人材を残し、戦後の復興に大いに寄与しました。

 

 優秀だったが貧乏で教育が受けられそうになかった朴正煕氏は日本の強制のおかげで教育を受けられ、そして士官学校へ行き、戦後大統領にまでなりました。日本が統治していなかったら朴正煕大統領は登場せず、漢江の奇跡もなかったでしょう。

 

 でも、いままた民族統一というまやかしの言葉に得体のしれない蜜月時代になっています。しかし、傍から見てもすぐにそれは破綻することがわかりそうなものなのに…。

 

 こうやって見ていくと、私がどうしてあちら側の人たちを左巻きと呼ぶかがわかるでしょう。まだ聞く耳を持つ人は良いのです。でも、反原発活動家のように、頭から反対で聞こうともしない人たちはどうしようもありません。

 

 北海道電力に停電で生じた損害を賠償せよとコープが訴訟をしようとしたようですが、自分たちが不利になると取り下げたようです。私に言わせれば、自分たちが反対して泊原子力発電所を再稼働させないからこのような事態が起こっているのです。反対した人たちは北海道民から損害賠償をされてもおかしくないと思っています。

 

 泊原子力発電所は、現在稼働している九州電力の4つの原子炉と同じPWR(加圧水型原子炉)であり、九電がきちんと動かして九州の人たちは豊富な電力を使えるのに、北海道の人たちはいつまた大停電が起きるかどうかわからずびくつかねばならないのです。

 

 冬の北海道は魅力満載ですが、もし停電したら命にかかわります。そんなところに旅行に行くでしょうか。いつ起きるかわからない原子力発電所の事故が起きる前に停電や経済的理由で多くの人が命を落とす危険性の方が高いと思いますが、そんなことを考えないのが左巻さんたちですね。

 

 繰り返しますが、100%すべて良いことなどこの世には存在しません。必ずリスクがあります。でも、そのリスクをどう見積もるかが智慧の使いどころでしょうが、イデオロギーでそれを全く無視するのが左巻きの特徴のようです。

 

 必ずつけは回ってきます。そのときでは遅いのです。