違法民泊業者との話し合いをしました。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 私の住んでいる福岡市早良区次郎丸は室見川に接するとても住みやすく、自然の豊かな街です。

 

 先日も書きましたが、ここに違法民泊が去年の暮れから稼働しはじめ、ほぼ毎日と言っていいほど不特定多数の外国人が泊まりに来ています。そして周辺の住民と様々なトラブルを起こしてきました。これを福岡市や福岡県にも訴え続けましたが、福岡市は高島福岡市長自体が民泊で外国人観光客に来てもらおうと積極的姿勢を示しているので、とても対応が遅く、警察に言っても民事不介入で何の行動も起こしてくれません。

 

 そうなれば、私の日ごろからの信条である「天下国家を語る前に地域や家庭を平安にすべし」にもろにかかわってきます。そこで6月15日に民泊法が成立した段階で、その物件が明示しなければならない条件を満たしていないため、警察に通報しましたが、所轄の鋼板のおまわりさんでは対応ができません。

 

 その時は、私がその物件に入っている外国人にピンポンし、直接お話をしました。これは以前に記事に書いています。

 

 https://ameblo.jp/rekishinavi/entry-12384692344.html

 

 この続きです。

 

 先日、自治会長さんから電話があり、相手側の民泊をしている業者の社長と連絡がつき、話し合いをしたいとのこと。自治会の役員として出てもらえるかと聞かれたので、もちろん!と答えました。

 

 そしてそれが一昨日の月曜日に公民館で行われたのです。

 

 こちら側は会長・副会長二人・会計・私・そしてその違法民泊の物件の隣の家の住人の方で総勢8人です。相手は業者の社長と従業員3人いずれもCHINA人です。それにその申請業務を委託されている日本人の行政書士が来ていました。

 

 まずこういう話し合いをしようとするCHINA人のO社長は来日して10年ほどなり、こういう物件を福岡市に多数持っているとのこと。そして話し合いをしてわかってほしいという気持ちは評価に値すべきものだと思っています。

 

 O社長は連れてきた社員に会社案内をこちら側全員に配りました。ちゃんと準備してきているのかと感心しました。若干の誠意も感じたのです。

 

 お互いが自己紹介した後で、日本語が若干不自由なのを見て「英語で会話しましょうか?」と言いました。するとO社長は「私は英語が苦手ですから日本語でお願いします。」と言われました。このことで、この話し合いがCHINA人の不得意な日本語で行われたから不利益を被ったと言われなくて済みます。こちらは第三国の言語での会話を提案したのに、向こうが断わっているわけですから。

 

 この物件は先のブログにあるように今まで様々なトラブルがありました。

 

 ひどいのは裏の家の敷地に火のついたタバコが投げ捨てられたことです。たばこの吸い殻が捨てられたとは聞いていましたが、火のついたままだとは私も知りませんでした。なおさらこの物件を民泊ではなくさねばならないと思いました。

 

 そこで私たちが民泊に反対する理由をあげました。

 

 一つは治安の悪化。だれがどんな目的で日本に来ているのかわからない状況で付近の治安が不安になります。それは外国人・日本人にかかわらず、管理者のいない宿泊施設は不安だということを伝えました。付近には小さな子供さんがたくさん暮らしています。子供をかわいがる人間としてその子供たちが安全安心に暮らせるようにと地域の行事や自治会活動を積極的にしている私としては到底許すことのできない問題なのです。

 

 二つ目は、火事の危険性。火のついたタバコを二階の窓からポイ捨てするなど普通の日本人の感覚では到底考えられません。皆さんの家の敷地にそんなことをされたらどう思いますか?それもローンを組んでやっと購入した一戸建ての家にですよ。

 

 三つ目に、民泊が普通な状態になり、不特定多数の人間が出入りするようになれば、地価が下がります。私たちの財産が目減りするのです。この地域は環境に恵まれた住宅地として地下鉄の駅も近く、地価が値上がりしている地域です。そういう所が治安悪化の不安があり、火事の心配をしなければならなくなり、地価は下がるでしょう。

 

 この三つを柱に反対しました。

 

 そしてこの地域はもともとが低層住宅地域で旅館やホテルを営めない地域にもかかわらず、管理者が常駐しない宿泊施設、それもきちんと届け出も済んでいない違法状態の民泊が存在すること自体がその地域の住民として許すことができません。

 

 市会議員の先生にも訴えております。こういう状況の時に暗躍するのが共産党や社民党のいわば左系の政党ですが、もちろん私がそんな人たちにネタの提供をするわけがなく、自民党の市議に相談しています。

 

 O社長は、「今までのことはすみません、今後は絶対に起きないようにしますから」と情熱をもって力説しますが、それが虚しく耳に入ってくるのです。「今後お客さんにはちゃんと説明し、注意させます。信じてください。そして何かあったらすぐに飛んできますから」というのですが、全く心に響きません。

 

 すると物件の隣に住んでいる方が、「なんでいちいち問題が起こったら、あなたたちに連絡しなければならないのか。ただ私たちは普通に暮らしたいだけだ」と訴えます。

 

 それはそうですよね。普通の人が暮らしていたら、それぞれの決まりや常識の範囲で近所付き合いをするでしょうし、隣の二階の窓から火のついたタバコが飛んでくることも、右側通行になれたCHINA人やコリア人が左側通行のそれも住宅地の狭い路地をレンタカーで入ってきて半年で3回も壁をこすって警察を呼んでいるのです。

 

 家庭に一番求めるのは安らぎだと思っています。家庭内・そして地域の安全が何よりです。

 

 さすがに以前あった大きな声で騒ぐことは無くなったそうですが、いつ何時それが起きるかはわかりません。でも、そうなっても誰がそこにいるのかわからないために、おいそれと注意には行けないでしょう。またそんな状況がいつ起きるかわからないことが住民として不安になるのは当然のことだと思います。

 

 そんな話し合いの中、私は何度ももしあの家にO社長が住むのなら私たちは大歓迎ですよと伝えました。私たちは外国人だからと言って拒否反応を示しているのではなく、だれかわからない不特定多数の人たちが入れ代わり立ち代わり住宅地のど真ん中にある一戸建ての家に来るのが不安なだけであり、それがもし日本人であってもこの不安は一緒ですと伝えています。

 

 外国人だからと言って差別していると言われては心外です。だから今回の話し合いは相手の許可を頂いて録音しています。

 

 それでもなお「今回からはちゃんとやりますから信じてくださいというのですが、もちろん私たちとは平行線をたどります。

 

 そこで私の方から解決案を提示しました。

 

 「もう宿泊客が近所に迷惑をかけないように注意をし、きちんと指導するのか」というと相手はほっとした表情を浮かべ、「もちろん、絶対に守ります。もしなんかあったらすぐに飛んできます」というのです。

 

 「わかった、それならばあなたの会社と住民の間で協定書を結びましょう。」

 

 「もちろんです。それもちゃんと守ります」と乗り気で応えます。

 

 「きちんと注意し、指導して住民の迷惑にならないことを約束すること。」

 

 「もちろんです。約束します!」

 

 「それならば、それを宿泊客が破って何か住民と問題になり、あなたたちを呼ぶことになったら、違約金というか、迷惑料を払ってください。なぜならば、問題が起こり、あなたたちを呼んで解決するまでに住民はその時間を拘束される。本来そんなことなどしなくていいのに、その苦痛が生じます。だから補償をしてほしいのです。金額は一回当たり10万円。それなら住民の方も納得しますよね。」

 

 住民の方もうんうんとうなづきます。

 

 「いやそんな金額はとても払えませんよ。その根拠は何ですか?」というのです。

 

 「あなたは今後自分たちが協力に注意・指導するから問題は起きませんと言ったじゃないですか。私たちはそれを信じて受け入れようと思っているのですが、それを裏切られ、また不安な状態になったら嫌なのです。あなたがきちんと宿泊客に注意・指導したら10万円払う必要もないでしょう」というと、相手は困った顔をしていました。

 

 もともとこの地域はホテルや旅館を営業することはできない地域なのです。それを家の持ち主から月15万で借り受け、それを一日約8千円で貸しているのですが、お金は貰っていないと言い張るのです。

 

 民泊に申請すれば、年間180日しか営業はできず、キーボックスの番号をスマホで教えてもらって鍵を出して入っていくことも禁止されます。

 

 マンションの一室にそんな施設ができたら、すぐにマンションの管理規約を変更して対抗できますが、一戸建てはなかなか難しいのです。

 

 時間も来たので、「私たちは断固反対します、そして今から住民に署名をお願いし、市や県に陳情します。」と伝え話し合いを終わろうとしたとき、自治会長がボソッと「O社長の事務所はどこにあるのですか」と聞きました。

 

 入ってきた時に配った会社案内の住所には営業実態はないことを自治会長は事前に調べていたのです。

 

 おさまりかけていた部屋の空気が一変。「だから私たちはあなたを信じられない。こんな自己紹介のための会社案内の住所が嘘も同然なんて」と住民側は言うのです。

 

 私も初め誠実さを感じたのが、いっぺんに裏切られました。会社案内の住所が実体の無いもの?皆さん信じられますか。

 

 私はCHINA人だからとか、外国人だからと言って差別するつもりは毛頭ありません。でも、住民の一人としてその地域に不安材料があり続けるのを見過ごすわけにはいきません。今後も断固戦い、民泊施設を閉鎖させるまで頑張ります。

 

 高島市長、民泊を推進するとその危険性を理解している住民の反発は確実にあります。先の選挙で高島氏に投票した一人としてこの政策は市民を不安に陥れ、地価の下落を招き、不当に財産価値を下げる恐れのあるものです。

 

 ぜひ見直しをお願いします。市長が英断をしないと市役所職員はあなたを怖がって動いてくれません。よろしくお願いします。