国民民主党に期待する人はいるのか? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 民進党と希望の党が一緒になり、国民民主党を結成することを発表しました。

 

 希望の党ができたのは去年のことで、それも民進党では不満なので出て行った人たちが作った党だったはず。もう一つ極左の連中が立憲民主党を結成し、こちらはわかりやすい売国奴政党ですから与党の対立軸としての機能があり、国民が極左政権ができるとどれだけ恐ろしいかを実感するための存在価値があります。

 

 では、国民民主党の存在価値は?

 

 また旧民主党の重鎮の岡田氏や野田氏はこれに与せず、さらに民主党の右派と言われた長島氏も参加しないと表明しています。

 

 この国民民主党の存在価値をどうやって見出したらいいのでしょう。

 

 「国民民主党」って検索してみてください。面白検索結果が出てきます。

 

 それは昭和25年から2年間だけ存在した政党の名前が出てくるのです。不覚ながら私もこの政党の存在は知りませんでした。

 

 >>>引用開始 ウキィペディアから

 

【国民民主党】

 1951年5月頃から、党内で自由党との連携派と反対派の対立が始まる。芦田も三木も反対派であったものの、連携派の離党やむなしとする三木に対し、芦田は連携派との妥協を図った。

 

 続いて松村謙三、大麻唯男ら公職追放解除者の入党問題が発生した。松村、大麻らは新政クラブを組織していた。三木は追放者の入党に消極的であり、とりわけ大麻の入党に反発した。

 

 一方国民民主党は諸派を糾合した新党の結成も目指していて、中でも三木は農民協同党を引き入れようと画策していた。農民協同党取り込みを図るために、新党の宣言に「穏健な社会主義政策をも取り入れ」という文言を認めるかどうかで国民民主党内は紛糾し、結局新政クラブと農民協同党はともに新党に参加することになったが、国民民主党の参議院議員の一部が新党に不参加となった。

 

 1952年(昭和27年)2月8日、改進党が結成され、総裁は空席とし、三木は幹事長となった。

 

>>>引用終わり

 

 またこの国民民主党の前身の政党の一部が「民主党」であることも笑ってしまいます。

 

 とうぜん、党名を決める際にはこのような歴史も勘案したはずです。でも、なぜ2年弱で消えてしまった政党名を心機一転巻き直すための政党名につけたのか不思議です。

 

 あ、ちなみに1955年(昭和30年)に民主党と自由党が合併して自由民主党ができました。そしてこれを55年体制と呼んでいました。そこから安定していくのですが、その安定をする前の戦後の混乱期に誕生していたのが、国民民主党なのです。

 

 今度の国民民主党の名前も短命になることでしょう。

 

 もうずっと昔のように思えますが、昨年に小池百合子氏のブームに乗っかり、希望の党が当時閉塞感が強かった民進党の一部から右派とされた人たちで結成されました。小池旋風が吹き荒れ、野党第一党を目指せばよかったのに、マスコミに載せられて政権与党を目指してしまったために旧民進党の議員に乗っ取られ、いままでの反対だけする政党に成り下がってしまいました。

 

 創業者の小池百合子氏を追い出し、乗っ取りに成功したかと思いましたが、国民からの支持は集まらず、たくさんの落選者をだしていたので、党勢は低迷したままでした。

 

 その時に民進党から出て行ったのは衆議院議員だったので、民進党は参議院議員を中心に残っていました。

 

 そこで今回の衆参両議員を持った政党になり、あわよくば野党第一党になろうとしましたが、その目的も達成できないままになりそうです。

 

 極左ですが、比較的知名度が高い枝野、長妻、辻元、そして山尾などが所属する立憲民主党は、はじめは希望の党に入れてもらえない「はずれ」の人たちでしたが、希望の党が失速するなか、安倍政権に対峙する勢力として野党第一党の地位を占めました。

 

 でも、この「もとは民主党」の面々は政策論議などする気も能力もなく、重箱の隅を突っついてあらを探しそれを針小棒大に騒ぎ立て、パフォーマンスをする集団になっています。もはや政党の意味すらない、ただの反日過激集団です。

 

 国会議員の主な職務は国会で議論をして法律を作ることです。国会は立法府とも呼ばれ法律を作る場所なのです。

 

 国の行く末を決める法律を作る人たちですから、私たち有権者が選挙で選んだ人たちを代表として国会へ送り出しています。ですから民意は選挙によってあらわすものであり、一部の人しか参加できない国会議事堂前のデモによってあらわされるものではありません。

 

 安倍政権は自公で三分の二を衆参で押さえているために、強い権力を持っています。その権力に反抗するために野党はいろんなパフォーマンスをするのですが、最近はほとんどが「週刊誌ネタ」で終始し、あまりにもお粗末です。

 

 モリカケ問題で一年以上にわたって国会を大切な時間を浪費してきました。その内容は普通の日本人が見たら本当にくだらないことばかりです。だから昨年の総選挙で野党はボロボロに負けたのです。

 

 これが民意であり、政権の足を引っ張ることに終始する野党にはまったく国民は期待していないことが選挙結果で示されました。

 

 しかし、それを不服とし細かい齟齬を見つけ出し、「国民は騙されている」「政府が嘘の情報を流している」とかいっていますが、国民は細かな情報で左右されるのではなく、この政権なら自分たちの祖国のかじ取りを任せてもいいかどうかをきちんと判断しているのです。

 

 どんなにマスコミと結託して嘘の情報を流しても、ネットで発信される数多くの信頼できる情報によって若い世代の国民は圧倒的に安倍政権を支持しているのです。

 

 あの国民の敵小西のように、自衛隊は危険なもので常に監視して縛っておかねばならないという思想を持っている左巻きを信用していません。

 

 大災害の時に最後に頼るのは自衛隊の方々の日ごろから厳しい訓練をした能力と国民を救うんだという気迫です。もちろん消防や警察の方々もとても頼りになりますが、大災害の場合にはどうしても自衛隊の組織力がものをいうのです。

 

 大勢の方が自衛隊の方々に助けられ、またそのひたむきに救助する後姿を見ています。

 

 国会でテレビに映るときだけ仕事してますよというパフォーマンスをする野党の面々とは違うことを国民は知っているのです。

 

 その自衛隊がいつまでも違憲状態であることに不憫さを感じ、私たちの誇りとしての自衛隊を憲法に明記し、自衛隊員も誇りをもってだんだんきな臭くなる隣国に対して無言の圧力をかけることができるようにすることにどうして反対するのでしょうか。

 

 私の理想は日本国憲法をすべて根幹から見直し、日本国民の手で作った憲法を手に入れることですが、現実問題として他の法律との関連性もあり、いっぺんには無理です。だからこそ最小限に必要な部分から現状に即したものに変えていかねばならないのです。

 

 国民民主党にそれが期待できるでしょうか。

 

 これをおよみの方々の心の声が聞こえてきます。

 

 「無理だ!」「期待してないし!」云々

 

 国内の政局だけを見る野党はいりません。ネット上でも国内問題ばかりに目を向けて反論してくる人がいますが、なぜもっと大きな目で見ることができないのか不思議です。

 

 すべてが自分の思い道理になることはありません。時には気に入らない時もあります。でも、方向が日本国民のために向いているならば清濁併せ呑む気概で優先順位をつけて政権を支えていきたいと思います。

 

 せめて維新の会のように是々非々で議論をし、少しでも国民のためになる法律になるように努力することが国会議員のあるべき姿ではないでしょうか。

 

 国会の出席もせずに、国会以外のところで騒ぐのが国会議員の仕事ではありません。そういう人たちに私たちの税金から捻出された歳費を支払うのはどうしても納得がいきません。これに賛同する国民は多いと思います。

 

 つまり、野党の行動は「民意」を得ていないのです。だから支持率も議席も少ないままなのです。

 

 マスコミもそろそろ常軌に戻ったらいかがでしょう。何が日本のためになり、何が日本のためにならないかを考えて報道する姿勢を保ってほしいと思います。

 

 最後に、小西議員の言動ですが、謝ったら許すと言い握手までしておきながら、やっぱり腹の虫がおさまらないと屁理屈をこねて問題にしている姿が大嫌いなのです。

 

 「国民の敵」だと言ったとか言っていないというのが問題ではありません。「国民の敵」はだれしも思っていることですから。

 

 慰安婦に謝罪をすればこれで終わりだと何度も言ってきた隣の嘘つきの国と同じ精神構造をしていると思うのは私だけでしょうか。