まだあったの民進党。 | 井上政典のブログ

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 蓮舫氏が民進党を離党し、立憲民主党へ入党したとのニュースを聞いて、「まだあったの民進党」と思ったのは私だけではないでしょう。

 

 さてそこで問題です。民進党の今の代表は誰でしょう?

 

 なかなか思いつかないと思いますが、大塚耕平氏です。とても端正な顔立ちで頭がいいとすぐにわかる人ですが、党代表としてイデオロギー色を消そうとしたために逆に全く目立たない存在になってしまいました。

 

 というよりも民進党がどんな性格の党なのかもわからなくなっています。つまりすでに政党として役目を終えているのです。

 

 ではなぜこの時期に蓮舫氏は立憲民主党へ?と思う方もいらっしゃると思いますが、政党助成金は1月1日の党の在籍する国会議員の数で決定されます。年明けに移籍するよりも年内の方が立憲民主党にとっても蓮舫氏にとっても都合がいいのです。

 

 もちろん蓮舫氏は新年のあいさつを「立憲民主党の蓮舫です」と言えるでしょうし、それ以上に気ぜわしい年末にどさくさに紛れて移籍する方が世間の耳目を集めないという小賢しい計算だったと思います。

 

 だから、私はあえてここでこの蓮舫の節操のなさを指摘したいと思います。

 

 民進党には蓮舫氏の前の代表である岡田氏もまだ在籍しています。イデオロギーは別として人間としては実直で融通の利かない岡田氏にとっては代表だった党を見捨てて自分だけ他党に移籍するということはできないのでしょう。まだ大勢の議員が民進党にはいるわけですから。

 

 でも、蓮舫は全くそんなことを気にしません。民進党がすでに政党として終わっていると分かっているから、そんな政党に未練はないということでしょう。直前まで自分が代表だったということは彼女の頭の中では全く考慮されていないのです。さらに、大勢の元部下が残っているのに、沈没し始めている船からいち早く逃れたのです。

 

 大勢の高校生が船内に残って助けを待っているにもかかわらず我先にといの一番に逃げだしたセウォル号の船長を彷彿とさせます。

 

 まあ、国会議員なのに自分の身の振り方も決断できない人たちも人たちです。別に擁護する気はさらさらなく、そこに残っている議員の選挙区の有権者が自分の身の振り方も決め切れない人が日本国の将来を担えるのかと考えれば結論はすぐに出てくると思います。

 

 もし、民進党がこのままならば、巨額の政党助成金がすでに死に体の政党に支払われることになります。これでいいのでしょうか?

 

 彼らの多くが「身を切る改革を!」とか「無駄金をなくす」とか主張していました。

 

 「お前らがそれそのものだろう!」と言いたくなるのは私だけでしょうか。

 

 立憲民主党の面々を見てみると民主党政権の時の顔ぶれが勢ぞろいです。あの悪夢のような3年3か月をもう日本国民は忘れたのでしょうか。彼らの失策と意図的な捏造により今でも原子力政策は停滞したままです。

 

 東京電力が攻められるのは十分に理解できます。事件の当事者ですから。

 

 でも、その他の電力会社、特に東北電力などは福島第一原子力発電所よりも震源地に近かった女川原子力発電所も同じように被害を受けたにもかかわらず、被害を最小限に食い止め、一時は避難所になっていたぐらいに安全だったとIAEAからも表彰されたほどですが、いまだに再稼働にこぎつけていません。

 

 九州電力も屋上屋の安全対策を重ねてやっと川内が、そして来年には玄海が再稼働にこぎつけました。これで九州の経済は息を吹き返すことでしょう。

 

 でも四国電力の伊方原子力発電所は阿蘇山の火砕流が来るかもしれないという杞憂から数か月間だけ運転を止めるような中途半端な判決が高裁から出されました。

 

 こんな非科学的なことも民主党政権の時の事故後の対応の悪さからの後遺症と言っていいでしょう。

 

 しかし、日本人は転んでもただでは起きません。与えられた命題には全身全霊を傾けて対応します。その結果、地震はもとより、津波対策も万全となり、阿蘇山の大規模噴火よりも可能性の高い南海トラフ地震が起きても他の発電設備よりもより強固な存在となっています。

 

 つまり、太平洋岸が巨だな津波で襲われ、沿岸の火力発電所が大打撃を受けても原子力発電所はその津波対策がとられているのでそこから作り出す電力で復興を賄うことができるようになっているのです。

 

 やはり日本人は凄いですね。

 

 でも、この原子力行政の混乱を作ったのは民主党政権であり、1ミリシーベルト問題のような何の科学的根拠のない迷信を避難基準にして、日本人の持つ核アレルギーを最大に引き出したのも民主党政権です。

 

 当時環境大臣だった小宮山洋子氏が決めました。そのご主人の東大総長だった小宮山氏は再生可能エネルギーで日本の電力は賄えると空想物語を本にまでしています。ほんとうにくだらない、嘘っぱちです。これには3月に専門家を招いての講演会を企画しています。

 

 あの厚顔無恥の山尾志桜里氏も立憲民主党に入るようです。

 

 もともと民主党は右から左まで幅が広くて何も決められない政党でした。それが左も左、極左が集まって政党をできたのが立憲民主党です。もうすぐつぶれる社民党の福島瑞穂氏もそこに加わるのではないでしょうか。

 

 そうなると日本の政治も分かりやすくなります。愛国者政党か、売国奴政党か、または日和見政党かにきれいに分かれると思います。

 

 ただここにおける日和見政党は日本の政治の均衡を保つうえで重要な役割を担う政党になるでしょう。

 

 希望の党にはそれを期待したいのですが、やまのい氏やしな氏などはここではなく立憲民主党に移った方がもっとわかりやすくなるでしょうね。

 

 立憲民主党は憲法を守ると公言していますが、日本国民を守るとは公言していません。

 

 彼らは決してリベラルではなく、極左であることは間違いないのです。それは國體を破壊し、日本を日本でなくすために活動している人たちです。

 

 安倍政権はちゃくちゃくと日本の防衛力をアメリカがいなくなってもいいように強化しています。日本の国は自分たちで護るのが独立国としての責務であり、常識です。アメリカ軍の基地が沖縄県を含め国内にあるのが異常なのです。だから着実に独立不羈の精神を持ち、それを実現できるような体制をとる必要があるのです。

 

 戦後初の空母保有、空対地ミサイルの保有、イージスアショア、いいじゃないですか。あとはそれらの兵器を使いこなし、自国で作れるようにしなければならないと思っています。武器輸出も促進することでコストを下げることも可能になります。優秀で壊れにくい日本製はどこの国も欲しがっているのです。

 

 これらの行動が日本に攻め寄せようという気持ちを失わせるのです。立派な武器を持つことはそれだけ攻める国をなくすということに繋がります。

 

 専守防衛とは、何度も言いますが、日本人が死ななければ反撃できないことであり、戦争で一番避けなければいけない敵を自国の領土内に入れて沖縄戦のような地獄を繰り返すことになるということを理解しなければならないのです。

 

 専守防衛ほど戦争でやってはいけないことです。それをまず国防の基本とかいうことを止めましょう。

 

 蓮舫氏でわかるように節操のない自分のことしか考えない政治家が集まったのが立憲民主党であり、日本国や国民のことを考えていない党であることをできるだけたくさんの人に認識していただくようお願いします。

 

 左巻きの連中を無力化すること、つまりそれはCHINAの影響力を低下させる近道であるということです。ご協力願います。

 

 最後に、福岡二区の鬼木まこと氏の第一秘書であり、議員が県議の時からの戦友であり、地元と議員の大きな架け橋であった水戸川氏が41歳の若さで逝去されました。 心より哀悼の誠を捧げたいと思います。合掌。