危機管理もできない民進党に国民が信頼を寄せるか! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 野田民進党幹事長が「ネットが怖い」というような発言をしたそうですが、ネット上には真実も存在するからだと思っています。

 

 マスコミはきれいに検閲をして自分たちの都合のいい言葉かりしか報道しなくなって久しくなりました。というよりも、戦前の大本営発表から今まで繋がっているように思えてなりません。

 

 野田幹事長はなぜ民進党が国民から見放され続けているのかを本当にご存知ないのでしょうか。

 

 東京都議選直前にその責任者の長島氏の離党は民進党にとっては敵前逃亡かもしれませんが、選挙区で落ちた人間だけがわかる選挙民の民進党離れを直接肌で感じた行動ではなかったかと思います。

 

 この時期にどうしてと思ったようですが、私もそう思います。

 

 長島氏の安全保障に対する日ごろの発言内容から推察すると、集団安全保障法案の審議の途中や共産党との共闘を組むことになった時が離党の一番のタイミングではなかったかと私は思っています。

 

 いまは沈みゆく船から逃げ出す鼠としか見えません。

 

 皆さんはどう思いますか?

 

 政界の内情に詳しいある人に以前「民主党にも長島氏や松原氏などがいるが彼らは信用できるのでは?」と聞いたのですが、その方は「民主党に在籍している事実だけで十分にその人には愛国者の資格がない」と言われていました。

 

 自分が選挙で生き残るために、支持者および支持団体の票が必要であり、おいそれと離党はできないのはわかりますが、「なぜ今頃?卑怯じゃん」と思っているのは私だけではないでしょう。

 

 ただ、民進党の凋落傾向に拍車をかける行動だということは間違いなくもし近々に選挙があれば、党の存続が危ぶまれる状況になっていることでしょう。

 

 頼みの労働組合も真っ赤っかな組合は別にして良識のある組合からは共産党との共闘に疑問視されていて、組織票が大幅に減ることでしょう。

 

 そしてびっくりすることに、介護法改正案の委員会審議でこの時期にまだ森友学園問題を事前通告なしに出してくるなど世の動きや世界の情勢など全く関係なく、政局だけしか頭にない民進党の哀れさが目立ちます。

 

 森友問題が逆転満塁ホームランを打つ最後のチャンスだと思っているのでしょうか。

 

 これまでの凡打の連続で民進党の支持率が下がっているにもかかわらずそしてこの国際情勢でホームランを森友問題で打てると思っていることの政治センスのなさというか、国民の生命・財産を守るという国会議員本来の使命感がまるっきり欠如していると思われます。

 

 NHKでさえも、北朝鮮情勢が混沌としてきたことを言い始めました。

 

 民放も各局で北朝鮮問題を積極的に取り上げてきました。

 

 こんな時に真央ちゃん引退表明しなくていいのにと思っているのは私だけではないでしょう。もっと真央ちゃんの偉大な功績を讃えてあげたいのですが、そんな時期ではないのです。

 

 ただ自分の信じた道を一心不乱に研鑽してきた真摯な姿、そしてなにより美しい心に日本中いや世界中の人が感動を受け、愛した素晴らしいフィギュアの選手だと思います。

 

 民進党も一心不乱に売国的行動をしてきた結果が現在であり、人の批判は大好きだけど、自分にその矛先が向かうと知らんぷり。

 

 辻元清美はどこに行ったの? 山尾志桜里は自分の議員活動費問題は?そして何より代表の蓮舫の二重国籍問題は?

 

 嘘をつき続け、日本を貶めてきた政党の末路が今あります。

 

 民主党にできた時に職員の大半は旧社会党の残党が入ってきて法案などはピンクを入れると真っ赤になって出てくるとまで言われていました。

 

 長島氏などはすぐに気づいたはずです。でもその時に行動せずに本当にボロボロになった時に離党をするなど私はあまり感心できません。

 

 戦国時代、大友氏の家来で高橋紹運という武将がいました。薩摩軍が北上して守勢700弱で万を超す大軍を岩屋城で迎え撃ちました。

 

 見事な部下の采配に勇猛な薩摩軍も手を焼き、死傷者が続出します。それでも、徐々に手負いの将兵が増えてきた時に、あれだけの勇将をむざむざ殺すのは忍びないと薩摩側から降伏するようにと申し入れがあります。その時の高橋紹運の言葉がすごいのです。

 

 「主である大友氏が隆盛の時ならば、部下のことを考えてそれもあったでしょう。でも、今は大友氏はかつての勢いがないときに臣下として主君を裏切る行動はできません」といって部下ともども見事に桜のように散るのです。

 

 この潔く、義を重んじた行動により、今でも地元の人を中心に人気が高く、太宰府の付近の岩屋城跡には高橋紹運を偲び訪れる人が後を絶ちません。

 

 長島氏もこの高橋紹運の話を知っていれば、もう少し早い時点での離党ができたのではないでしょうか。

 

 舛添氏が自民党内で勢力を持ってきた時に、自民党が下野しました。すると舛添氏は党を捨てさっさと逃げ出してしまいました。個人の人気だけで議員生命は保てると読んだのでしょう。

 

 その後の選挙で、従ってきた他の議員は悉く討ち死に、その恨みつらみが東京都知事であのような無様な引き方となりました。

 

 政治家たるもの、もう少し歴史を学ぶべきだと思います。

 

 トランプ大統領はオバマ政権の弱腰が今の世界の不安定さを招いたと学んで強気を前面に押し出しています。

 

 金正恩がそこに気づかずに依然と同じ行動をとったら恐ろしい結果が待ち受けていると思っています。

 

 何もできない市井の民は、せめて自分の周りだけでも救えるような体制をとるしかありません。