「郷に入っては郷に従え」安易な移民政策は間違いと今回の事件は証明した! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 フランスをはじめヨーロッパの各国があのテロ事件を受けて、大規模な攻撃をISILに仕掛けることを決めました。

 おもしろいことに世界的ハッカー集団であるアノニマスも、ISILに対しての最大規模のサイバー攻撃を仕掛けると声明を出しています。私は被害者の中に関係者がいたのではないかと思っておりますが…。

 この動きにあれだけ二三か月前に大騒ぎしていた人たちがほとんど何も言わず、そしてマスコミから持ち上げられていたシールズのメンバーたちはそのバカさ加減と安全保障に対する無知ぶりを世間に晒しています。

 それに対するコメントもネット上だけのものになっており、あれだけ持ち上げていたマスコミは全く無視ということはどういうことでしょうか?

 安倍政権は日本国に対する脅威に備えるために法整備を急ぐという理由で憲法解釈を変更し、それを裏付ける法律を立案、法制化しました。

 まだまだ不備だらけですが、その一歩を内外に示すことができました。これはこのような世界が不安な状態になった今、とても評価されるべきものではないでしょうか。

 日本の政治が世界の動きをきちんと見据えて機能するという極めて特異な現象が戦後初めてと言っていいくらいに起こったのです。

 こう書いていること自体情けないのですが、あまりにも今までは現実から逃避した理想郷の議論ばかりで現実を見据えた結果が出なかったのでうんざりしていましたが、やっと当たり前の国家に少し近づいたことを見せてくれました。

 こういう論調をマスコミのコメンテーターでは一切見受けません。

 あの英雄気取りでデモ隊の前で演説した不勉強な芸能人たちはこの事態をどう見るのでしょうか。

 ある人はパリのテロの報復をするとまた血を血で洗うようになると馬鹿げたことを言っています。

 自国民を百人以上殺され、数百人が怪我や心理的な後遺症を負わせたテロリストを野放しにすることは国家の崩壊に繋がると思っていないのでしょうか?

 報道からの判断ですが、あのテロは用意周到に準備され、きちんとした命令系統の上に実行された軍事行動だということが読み取れます。

 思い付きで中途半端なハンガーストライキをするのと訳が違うのです。

 どこなら警備が手薄で、どのように襲撃すれば効率的に殺戮できるかを綿密に考えています。
 
 例えば、ロックコンサートではなくクラッシックのコンサート会場であれば、一発の銃声でみんながその異変に気づくでしょう。

 でも、会場も暗く、大音量のロックコンサートであれば、相当な被害が出た後でないとみんなが異変に気づかないのです。

 ただ、政府高官が出席していたサッカーの試合場は当然警備が厳しいので入ることはできなかったのですが、底は人的被害よりも、いつでもどこでもテロ攻撃に晒されるかもしれないという大勢の人々に植え付けることには成功しています。

 ああいう作戦をど素人ができると思いますか?

 武器の調達、その費用の捻出、人員の確保、そして綿密な下見など軍事知識を持った組織しかできないのです。

 仏大統領は議会での演説で、「シリアで計画され、ベルギーで準備された」と発言しています。

 ということは、シリア国内に巣食っているISILの拠点に各国と連携してもう爆撃を仕掛けて潰すという決意が読み取れます。

 軍事拠点やそれを指揮する人たちを潰す外科手術をしなければ、第二第三の軍事行動つまり大規模テロが起きます。フランスとしても国民を護るためにも、大々的な軍事行動を起こすし、各国も自分の所に類が及ばないように同調するのは世界の常識です。
 
 参加しないと同盟国から白い目で疎まれ、参加するとテロの標的にされます。それならば、協調して徹底的にテロの温床を破壊すべきだというのはアングロサクソンの論理でしょう。

 もうひとつ、この言葉から私たちが教訓として学ばねばならないのが、安易な「世界市民」という概念は絵空事であるということです。

 EUは域内での通行が全く自由です。日本国内で県境を越えるような感覚で別な国に自由に行けるそうです。私はまだヨーロッパに行ったことがないので伝聞調ですみません。

 だんだん国家という概念を無くして、経済を通じて同じ利益共同体が民族を超えて協力しあおうという崇高な理念は良いのですが、今回のような悪意を持った人たちに対しては絶好の活動場所になり、多くの一般市民が巻き添えになるということです。

 日本も観光客を増大させるためにビザ免を実施していますが、日本にあこがれて日本を訪れたいと思っている人には大歓迎のこの政策も、日本を混乱に貶めたいと思っている人たちには日本に簡単に入国でき、日本国内の協力者からの援助をもらって潜伏して、その時を待つには最高の施策となります。

 移民の受け入れ問題もそうです。ヨーロッパを見ればこの移民受け入れが大失敗であると見事に証明されました。

 テロリストのしゃべる言葉を聞いた被害者たちは口々にテロリストたちが流ちょうなフランス語をしゃべっていると証言しています。

 フランス国籍をとっても、人種で差別され満足な職につけずに社会に政府に不満を持ち、自分の未来に希望を持てない人たちがイスラム教過激派の思想に傾注するという社会現象になっているのでしょう。

 アメリカは移民の国と言われていますが、その中核をなしてきたのがヨーロッパからの移民で、カトリックに迫害を受けたプロテスタントが新世界を求めて建国した国(1776年)とされています。

 だから、今までの大統領はケネディを除きプロテスタンですし、オバマを除き白人、いわゆるWASPと言われる白人のアングロサクソン系の新教徒でした。

 第一次世界大戦後から急成長を始め、第二次世界大戦後にやっと世界の一流国になり、ベトナム戦争まで世界の憧れの国となるのです。それを支えていたのが、キリスト教的文化を底流に持った白人の価値観でした。

 私も学生時代はアメリカに憧れ、アメリカ的な考えに相当かぶれていました。みんなからバタ臭いと言われていた時期もありましたし、もう少しでキリスト教の洗礼を受けようとした時期もありました。

 しかし、日本人としての違和感がそれを阻止してくれました。

 その後、明治生命を辞めて本格的に歴史の勉強をし直し、日本の神道や仏教についての研究をするにしたがって、日本の奥深さにどんどんのめりこんでいったのです。

 やはりご皇室が2000年以上続く世界で一番古い国家だけあってその奥深さはいけどもいけどもたどり着きません。これは日本文化を研究している人100人に聞いても同じことを言うでしょう。行けばいくほどその奥に扉があるのです。
 
 日本はその長い歴史でたくさんの渡来人を受け入れてきました。けっして排他的な国家ではないのです。

 そしてその人たちの出自に関係なく、その人の人格と能力を重視して、国家の中枢の職にも抜擢しています。

 蘇我氏、秦氏はそのいい例です。

 仏教を推す蘇我氏とそれに反対する物部氏が戦い、蘇我氏が勝利して政権の中枢を握ったために仏教が国教として受け入れられました。

 聖徳も「17条憲法」の第二条で「広く三法を敬え、三法とは仏法僧なり」と明記しています。

 でも、この意味を誤解している学者がほとんどですが、ここから仏教が日本の国教になったわけではなく、日本人として神道を信奉するのは当たり前という大前提の上に、仏教にももっと敬意を払えよという意味なのです。

 爾来、日本は神様の手と仏様の手によって守られてきました。明治になって神仏分離が行われてから、日本の宗教界がいびつになっているから、いろんな邪宗が日本人の心を惑わしているのです。

 どんな宗教を信じてもいいのです。しかし、神社に行き心静かに手を合わせることは日本人として当たり前のことなのです。それがおかしいという教えは日本文化を理解しておらず、遅かれ早かれ淘汰されていくでしょう。

 そういう宗教にみなさんが違和感を持つのは上記のような理由があるからです。

 だから私は日本人としての違和感を大切にして、それはなぜなのかと突き詰めて考えていくことが重要だと主張しています。

 そして議員を選ぶ時も、日本の伝統文化である神社に行かない人を議員に選ぶことは止めましょうと提言しています。

 移民の受け入れにしても、その民族の風習や宗教をそのまま持ち込むのではなく、日本の伝統文化に敬意を払い、少しでもなじもうとする人たちは受け入れても何ら問題もないし、いままで日本はそうしてきました。

 でも、集団でリトル○○を作るような人たちを受け入れることは将来の禍根を残すだけです。

  帰化するときもきちんと日本国に対しての忠誠を誓わせてから帰化を認めるべきであり、その忠誠を誓う時には本人が信仰する宗教の神様に誓わせればいいのです。

 日本は信教の自由が認められている国だということを知らしめ、そのうえで一緒に運命共同体として日本のルールや法律に従ってもらうことを自分が信奉している神様に誓えば変なことはしないでしょう。

 逆にそういう神様を持たない人たちの方が問題でしょう。無宗教の人たちです。平気で嘘をつく人の率が高まります。

 フランスでイスラム教徒がISILやテロに対して堂々と非難声明を出しました。素晴らしいことです。もともとイスラム教徒は平安な生活を望む人たちですから、あのような一部の過激派と一緒にされることはとても迷惑でしょう。

 イスラム教徒がその自浄作用によってフランス当局に協力し、テロを起こそうとしているイスラム過激派の検挙に協力すればその違いが冷静になったフランス国民にも理解されるでしょう。

 日本国内でも、在日の犯罪者を同胞だからと言って匿う行為が「在日が」とか「在日だから」という差別的発言に繋がるということを考えれば、フランスに住むイスラム教徒の非難声明は勇気ある賢い行動といえるでしょう。

 ぜひ、日本国内の心ある在日の方々も自分の同胞に内在する大勢の犯罪者を庇い匿うことなく日本の法に照らして裁くようにすることが、在日の方々の地位の保全に繋がると思いませんか。
 
 今回の痛ましいテロ事件は私たちに世界は平和ではなく、戦争状態にあるということを教えてくれました。

 そしてその戦争は自分たちが望むと望まないとにかかわらず、いくら平和憲法を持っていても向うから突然やってくるものだということの警鐘を鳴らしてくれています。

 それを奇貨として、自分の身の回りの安全確保のために、気をつけましょう。

 そのために自治会の活動に積極的に参加するのもすぐにできる一手です。

 そして来る参議院選挙では、神社に普通にお詣りする人、つまり日本の伝統文化に敬意を払う人、に投票することをお勧めします。

 もちろん安易に移民を受け入れるべきだという人には議員になってほしくありません。