ナッツリターンで矛先をそらす朴クネ大統領 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 今日のテレビで見ていると韓国の平均年収が四百数十万と日本と変わらなくなっていました。

 あれっ?と思った瞬間に答えがわかりました。為替の仕業だと。

 ウォン高で韓国人の平均年収が日本円に換算するとすごく上がっているように思えるのです。
  
 でも、実態は目を覆うばかりの不況にあえいでいると言われています。

 その原因は、なんといってもウォン高です。
 
 為替の仕組みをあまりよくご存知のない方が他のためにちょっと解説しますね。
 
 100円が1ドルという為替レートだと、一ドルで100円が買えるのです。

 一ドルの価値が100円から150円に上がると、円の価値は下がるため円安になります。

 つまり100円で買えるはずのドルが150円を出さないと買えなくなるからです。
 
 だから輸入品は円安だと円の価値が下がっているために高くなります。円の価値が下がっているために多く払わねばならないからです。

 するとどうでしょう、いままで円高で売れなかった日本の製品が日本国内の価値は全く変わらないのに、外国では値段が下がるために売れるようになるのです。
 
 これがアベノミクスの第一の矢でした。

 つまり行き過ぎた円高を円安に誘導することによって、国際競争力を無くしていた日本製品が相対的に安くなって、もともと品質は良かったのでどんどん海外で売れるようになり、輸出をしている自動車産業や家電産業が儲かるようになりました。

 すると共産党や民主党が大企業優先の経済政策だと攻撃し、マスコミもそれにのってアベノミクスを攻撃するのですが、大企業の業績が上向けば、その下請け、孫請けなどの中小企業にも仕事が発注されます。

 また工場が一交代からフル稼働の三交代になれば、直接その工場の従業員の雇用にも繋がるだけでなく、工場の食堂で食べる人が多くなり、食堂で働く人も多く必要となるために、雇用が発生します。

 さらに、休憩中に飲む缶コーヒーの売り上げも激増し、飲料メーカーの売り上げも上がります。

 そうすると、それを配送するトラックの運転手さんも仕事が増えていくのです。

 さらに、仕事が増えて残業手当が多くもらえたら、近所のレストランでの外食が増えたり、ちょっと一杯の機会が増えていき、その近辺の飲食業にもお金が回ります。

 つまり、大企業という井戸から水が迸り出たら付近の田んぼにも水がいきわたるのです。

 そうしてみんなが潤っていけば、いろんなものを買おうとします。
 
 これを経済用語で購買力と言います。

 購買力が増えれば企業は増産を計画し、もし工場の生産が追い付かない場合は、新設備を増やそうとします。

 するとこれにより機械が購入され、それを据え付ける工場を新築するために建築業者に仕事が回ります。

 すると技術者だけでなく、単純労働者の雇用も生まれていくのです。
 
 これを経済用語で設備投資といいます。

 でも、アベノミクスはこの設備投資がいまいち進んでおらずに景気の腰折れ状態です。

 なぜでしょう?

 工場を増設しても、それを動かす電力不足や電力料金が高いためです。

 これは国内にある約50基の原子力発電所設備を止めているためです。

 もし安全の確認された原子力を随時稼働させていき、電力と電圧を安定させ、電気料金を下げていったら国内の企業は迷うことなく設備投資に踏み切って国民生活がもっと豊かになるのです。
 
 現在はいろんな国際的な思惑が働いて原油の値段が下がり始めているために、ちょっと一息をつけそうですが、それでも企業は大規模な設備投資に踏み切れません。

 これが日本の現状です。
 
 お隣の韓国は、円の価値が下がっているために経済的な実力もないためにウォンの価値が相対的上がっています。

  日本の円は、アメリカのドルやヨーロッパのユーロと交換できる世界の基軸通貨の一つです。

 ウォンなど国際的な信用のない通貨は、誰も欲しがりません。だから円やドルと連動してしか為替が動かないのです。

 普通はみんなが欲しがるから価値が上がりますが、ウォンは誰も欲しがらないのにもかかわらず、円の価値が下がっているために相対的に上がっています。

 するとどうなるのでしょう?

 上記の仕組みが全く逆になるのです。

 さらに韓国経済は日本経済よりも輸出に頼る部分が倍以上あるのです。

 聡明なみなさんだったら、現在の韓国経済がどういう状況になっているのか容易に想像ができると思っています。

 日本は円安のために海外からの観光客も増加していますが、韓国はウォン高のために観光客は激減しています。

 その原因の一つに、口を開けば反日的な文句か、捏造した歴史問題しか言わない朴政権の経済政策にあります。
 
 そのために、日本人の観光客が激減し、あれほど多かった韓国への修学旅行も目覚めた父兄からの反対で親日国の台湾にシフトしています。
 
 韓国国内の格差は拡大の一途をたどり、そのはけ口が大韓航空を所有するあの一族のお嬢様に来ているのです。

 それは本来ならば大統領に向けられるはずの批判ですが、ナッツリターンの高慢ちきな金持ちのお嬢様に向けられています。

 こうなると韓国は日本と仲良くした方が得だと考える人が増えているのですが、あの朴大統領は口が裂けても言えないのです。

 なぜなら反日教育を受け、ただでさえ親日とみなされる家庭環境で育った来ているために、ほかの政治家よりも親日的な発言をすると叩かれるというジレンマに陥っているのです。

 素直に反省して謝れば人の良い日本はすぐに過去を忘れてしまうのですが、韓国人の持つ「恨」の精神がそれを許さず、こんなに経済が悪く私たちの生活が苦しいのはみんな安倍晋三のせいだと人のせいにするのです。

 その精神構造が我々日本人にはよくわからないところですが、友人でもあり師でもある呉善花先生の著書や講演を聞くとそこのところがよくわかります。
 
 そしてマスコミに出てくるコメンテーターの言動も分かるはずです。

 アベノミクスが続いて円安傾向が続けば続くほど韓国経済が致命的な打撃を受け続けるのです。

 それを阻止したい人たちは安倍総理の悪口を言い続けるのです。

 どこのために発言しているのがよくわかりますね。

 ナッツリターンの報道が多くなっていますが、それはナッツリターンだけでなくマスコミの韓国よりの報道姿勢が何のためなのかを気付かせるブーメランのリターンになると思います。

 そういう見方であの騒動を眺めるのも面白いですよ。