日本の伝統を守る人たちががんばっている! | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 またまた怒涛の金・土・日を過ごしました。

 金曜日は博多人形師養成塾の講座で博多の歴史と共に日本の神道の精神を一時間半と言われていましたが、皆さんが熱心に聞かれるもので、二時間たっぷりと話してきました。

 博多人形は細部にまでこだわった作りで一品物は数百万円もの値段が付くすごいものですが、戦後汎用品が出回りすぎて、その価値が下がってきました。

 でも、博多人形師たちはその伝統を崩さないように博多人形師の養成塾をされており、毎年この時期にいろんな講師を招いて集中講義をされています。

 去年も呼ばれて博多の仏教について話したのですが、それが好評だったらしく今年も呼ばれて今回は博多の神話について話しました。

 そこで話したのは、3Dプリンターなるものが出てきて、形だけであれば本物と寸分たがわないものがあっという間にできる。ただ上手に作ろうとすると機械に負ける。

 だから、その人形に魂を込めて、それをどう表現するかが問題である、なぜなら日本人は物にも命があると感じることができる唯一の民族だからである。

 ということを古事記の話をしながら説いてきました。

 するとみなさん、食いつくように私のお話を聞いてくださるのです。そうなればどんどんこちらも乗ってきて、二時間あっという間に過ぎたということです。

 福岡は神話にまつわる神社がたくさんあり、実際に博多でできる神話の旅というツアーや観光タクシー(双葉交通・福岡)をプロデュースしています。

 福岡での最高のパワースポットの紹介などを絡めて身近な場所がそうなのだというと皆さん興味を持ってお話を聞いていただきました。

 土曜日は、先日から告知していました原子力国民会議・第二回九州集会イン福岡を開催しました。

 福岡および唐津の実行委員会のメンバーは他の実行委員会とはちょっと違います。

 それは私のような原子力村とは今まで全くかかわりのなかったものが半数以上を占めていることです。

 だから、今回も「低放射線の影響と福島の今」という演題で免疫学の観点から宇野加津子先生がお話をしていただきました。

 人間の生体防御システムは100ミリシーベルトくらいの低放射線を浴び続けても何ら問題ないときっぱりと言い切っておられました。

 それよりも強制移住によって起きる生活環境の変化のストレスや将来の希望によって引き起こされる問題の方が深刻であり、それを妨げているのが過度な核アレルギーによる報道姿勢だと批判されていました。

 さらに、「地球環境保全と原子力の再出発~人類の未来のために~」という演題で奈良林直先生が講演されました。

 先生の専門は原子力発電所の不備を是正することであり、現在の原子力発電所のいろんな安全システムの構築を手掛けておられ、そのために原子力発電のすべてを知っておられる貴重な存在です。

 3.11後にどんな安全対策を各発電所でとってきたかをスライドでわかりやすく説明していただきました。
 
 最終処分の技術も世界最高の技術が日本には確立されており、地元さえ容認されればすぐにでも建設できるといわれていました。
 
 二三日前にスエーデンに行かれてオンカロのような最終処分場を見てこられたばかりだそうですが、それよりも日本の技術の方の安全性は高いと言われていました。
 
 前日の唐津の大会の時には反対派の人から「隕石が落ちたらどうなるんだ」という馬鹿な質問が出てきたそうなので緊張していましたが、普通の当たり前の質問ばかりで進行担当としてほっとしました。

 この様子は講演録を作って原子力国民会議のHPで航海する予定ですので、ぜひご覧ください。

 奈良林先生も今回の福島の事故でもう帰れないところはないと明言されていました。
 
 福島県産のお米も販売し、私も一袋買って帰り早速食べましたが、とてもおいしくいただきました。

 玄海原子力発電所の見学ツアーも募集します。12月13日です。締め切りはその二週間前。なぜならばセキュリティーの関係で名前と住所と生年月日と職業を届けるのが法律で決まっているからです。

 ぜひメッセージでお知らせください。詳細をご案内します。唐津市内からでもご参加できますよ。

 その疲れもあり、憂国忌に行こうとしましたが周辺の駐車場が満杯で断念しました。普通なら遠くからでも歩いていくのですが、今回は遠くから三島由紀夫先生とこの会を40年以上支えてこられ先日亡くなられて辻幸男先生に一人で黙祷しておりました。

 夜は田子ノ浦部屋の千秋楽のパーティに仲間と共に出席してきました。
 
 様々な事情で福岡の後援会が解散し、新しく田子ノ浦部屋として発足したばかりなので人が集まるかを心配していたのですが、部屋に入り切れないほどの人が集まり、和やかに大関稀勢の里や技能賞を取った高安関そして日本人最年長力士の若の里関などを囲んで楽しい時間を過ごしました。

 お仏壇の長谷川相談役にも参加いただき、最後の中締めのあいさつと万歳三唱までしていただき、大いに盛り上がりました。

 友人の田子ノ浦親方もたくさんの人が集まっているところをみて、今までのことを思い出し、言葉に詰まるシーンがありました。そのことを知っている私も胸が熱くなった瞬間でもあります。

 モンゴル勢が横綱陣を占めるなか、日本人力士が奮起してもらわないと日本の国技として恥ずかしいという思いから田子ノ浦部屋を応援しています。

 優勝した白鵬に唯一土をつけたのが高安関であり、稽古場や土俵上の怖い表情とは一転して昨日は20代の青年の素顔に戻っていました。

 東京から来てくれた友人らを紹介すると長谷川相談役が近くの居酒屋で飲みなおそうということになり、徳さんもいっしょに楽しい時間を過ごしました。

 こうやって書いていると田母神閣下から今福岡についたとお電話を戴きました。今回はちょっとお話する時間が取れなかったのですが、田母神閣下を国会に送り込む使命は全うしたいと思っております。

 太陽の党は来年の一月一日にならないと正式な政党として活動できないために、どのような形で出られるかはもうすぐ発表があるそうです。

 一応聞いてはいるのですが、ここで書くことはご迷惑になるかもしれないので止めておきます。

 ふとこの三日間を振り返ってみれば、伝統工芸・エネルギー問題・日本の国技とすべて日本に関係するものであり、多種多彩に渡りますが、本筋には少しのブレもないと自負しております。

 選挙も日本国のために働いていただける人材を国会に送り出し、売国奴たちを落選させねばなりません。
 
 皆さんも自分の持っている一票の重さを周りの人に説いて回ってください。

 マスコミは大義のない選挙といって国民の投票率を下げようとしております。そして組織票だけでまた売国奴どもを国会に残そうと必死です。

 普通の国民が投票所に行って権利を行使することによって日本は守られます。

 その現場でたくさんの人たちが働いていることを知っていただきたいと思っております。