またまたCHINAの食品工場でひどい映像が流れてきました。
もう再三テレビニュースで流れているのでご覧になっていると思いますが、床に落ちた肉を拾って入れたり、腐った肉を使ったりとそれはもう見るに堪えないものでした。
これでマクドナルドに行く人は減るのではないでしょうか?
私も行きたくもないし、孫には絶対に食べさせたくありません。
日本の消費者ももっと賢くならねばならないと思います。
それは、こういう事件を出した企業が消費者から鉄槌を下されなければならないのです。さすれば、自然にコスト面だけを考えての安易な取引がこの事件を誘発しているのです。
この上海の食肉工場と日本マクドナルドをくっつけたのはあの伊藤忠商事です。あの売国奴大使の丹羽宇一郎氏が会長をしていた会社です。
以前丹羽氏の講演で1時間半にわたってCHINAをべた褒めしていたのにもかかわらず、私の質問で食の安全は?と聞いたところ、それから数十分にわたってぼろくそに言ったブログの記事が夕刊フジの目に留まって「丹羽元大使 中国ボロクソ」という記事になりました。
その際講演で、丹羽氏はCHINAは危ない国だけど経営者がきちんと足を運んで細かく注意をしながら取引をしていけば、有望な市場であると力説していました。
つまり、おれはCHINAの隅々まで自ら歩いて安全な企業を探し出し、そして提携しているからうちが取引しているところは大丈夫だと胸を張って言っていたのです。
この上海の企業が丹羽氏がその職に就いている時からの取引があるかは定かではありませんが、私はそこを使っていた日本マクドナルドは当然のことながら、その仲介をしている伊藤忠商事の責任も問うべきだと思っています。
もし今回の事件で日本マクドナルドが大幅に売り上げを落とし、経営的危機に陥ったら企業はCHINAとの取引を真剣に考えるようになるでしょう。
そして海外に工場を持っている企業はその品質管理にもっと神経をとがらせることになるでしょう。これが私たちの食の安全を護る術なのです。
つまり、問題が起きた会社の製品は買わない、またはCHINA産を使っている企業の食品は買わないというささやかな抵抗でも数が集まると大きな力になるのです。
さらに、やたらめったら安いものに手を出さないということも重要です。食品は普通に作ると手間がかかって高くなるのは当たり前と思わねばならないのです。
一時スーパーにはCHINA産の野菜がずらりと並んでいました。農作物が豊富なここ福岡でもそうでした。
その時からCHINA産は外して少々値段は高いですが、地元産の物を選んで買うようにしていました。ただ、福岡は地元産の物でも東京などに比べると安いので、あまり大きな負担と考えなくていいのです。
そして天洋食品の毒餃子問題が発覚し、一斉にスーパーからCHINA産の野菜が消えました。それは今でも続いており、近所のスーパーにはCHINA産の生鮮食料品はほとんど見当たりません。
たまに落花生を買おうとすると「中国産」と書いてあるので、やめて少々高いですが千葉産の落花生を買うようにしています。これもついつい食べ過ぎる私にとってはありがたいことなのです。値段は高いし、少量しか買えないので・・・・。
でも、皆さんご存知ですか?店頭にCHINA産の野菜は見なくなりましたが、CHINAから日本が輸入する野菜の総額はほとんど変わっていないのです。
それが加工食品に使われており、それによって値段を低く抑えているのです。
福岡や地方都市は近くで栽培された野菜を買えるので問題ないのですが、東京などはそれが難しいので大変ですが、ぜひお子さんの健康を考えるならば、東京に住むのではなく地方に住んだ方が人間らしい生活ができますよ。
前職の関係で日本全国転勤していろんなところに住みましたが、田舎者の私にとっては東京や大阪は住みにくく、福岡や北海道は住みやすいところでした。
まあそれはいろんな事情があるので、これ以上は言いませんが、でも、CHINA産の食品は買いたくありません。日本の企業にも使って欲しくないと思っているのは私だけではないでしょう。
マスコミはいつものように連日連夜この問題を繰り返し垂れ流しますが、別な事件が起きるとパタッと止まります。
その時でも私たちのささやかな抗議の行動を続けていかないと、また元の木阿弥になります。
値段が少し高い方が安全だと思うようにしましょう。つまり安いものは何か理由があると思った方がいいでしょう。それが企業やお店の努力だとわかれば、どんどん応援すればいいのです。
でも、安全な農業は手間がかかるものだということを知っていれば、安易に安いものに流れるのはおかしいと気づくでしょう。
そうそうもう一つ大事なことをお伝えせねばなりません。CHINAの安全性は世界的に疑問視され始めました。だから、MADE IN CHINAでは売れなくなってきているのです。
そこで姑息にも中華人民共和国(Peoples Republic of CHINA)の略である「Made in PRC」という製品が増えているのです。これは嘘ではありませんが、ただのめくらまし作戦です。
海外ではメイドインジャパンというと高級品というイメージが定着しています。それは先人たちから私たち一人一人に至るまで「当たり前のことを当たり前に」してきた結果です。
ほんの一握りの人の成果ではありません。
逆にCHINAでは衛生観念や安全の概念を日本における当たり前の水準にするのに法律を変えればとか罰則を強化すればいいという程度の問題ではありません。
これだけ賃金格差のあるCHINAでは人々が自信と誇りを持って会社に愛社精神を持って仕事をしているとは思えません。だから、この問題は5年や10年では解決しないと思わねばなりません。
日本でも人件費を削減するために事務員を正社員から派遣社員に変えたところ、一時の人件費抑制効果はあったのですが、相対的な戦力低下や忠誠心や愛社精神の欠如からくる様々な問題に頭を抱えるようになっています。
人件費を抑えるために人件費の安いところからの移民?とんでもない、こんなことをすれば今よりももっと日本が混乱するだけです。
アジアの市場もだんだん成熟してきました。日本は日本らしく正直な製品や食品を作り続けて今よりも一層メイドインジャパンの名に恥じないブランドを守っていくことが正しい道だと思います。
従業員を長時間安月給でこき使うところは自然に淘汰されていきます。だから私たちももっと民度をあげて世の中に適応できるようにせねばならないのです。