昨日のＴＶタックルを見ていたら政治評論家で今は大学教授をしている福岡政行氏が次のように発言しました。
「自民が約1600万票（細かい数字は勘弁）、民主が約900万票、そして第三極で2000万票とっている。だから、自民党が信認されたのではないと明確に数字が物語っている」と。
こんな先生に教わっている学生は可愛そうだと思いました。時間の関係で説明不足かもしれませんが、第三極に維新やみんなや未来を一緒に入れて2000万票とったと行っていること自体がおかしいでしょう。
日本維新の会やみんなの党でも、政策が違うと一緒になれないと言っているし、日本未来の党とは基本的な観念自体が大きく違います。日本維新の会はまだ愛国的観点、すなわち国家観がきちんとありますし、みんなは大局観は別にして細かい政策ではなるほどというものが時々見受けられます。
しかし、日本未来の党は完全な売国奴集団であり、さらに小沢一郎の隠れ蓑だった党であります。どうしてこれらの得票をまとめて言えるのかがわかりません。政策が全く違うのです。
日本未来の党は、完全に大衆迎合主義でした。卒原発を言っていながらその具体的な行程は何も示していません、これはみんなの党も同じようなところが多少あります。
これらをひとまとめにすること自体に論理の破綻があると思います。自民党は正当な政権ではないと選挙が違憲だから無効と訴え始めた左巻きの弁護士などと同じように牽制しているとしか思えません。
自民党の石破幹事長も「私たちが信任を受けたのではなく、民主の批判票が入ったと受け止めなければならない」と発言していますが、これは日本的な「謙虚な姿勢」を表しているだけで、あの満面の笑顔を見ればこれが本心ではないというのが一目瞭然です。
ただ、民主党の軽い国家観のない政治が3年以上も続いたので、安倍総裁をはじめとする面々が5年前とは俄然重量を増しているように思えて仕方ありません。たくましくなって帰ってきたようです。
選挙後も民主党の国会議員がテレビに出て発言していましたが、大敗後の事も有り軽く自信なさげでどうして三年前はこいつらに政権を託したのか不思議だったと思います。
安倍総裁の発言に早速、中韓の反応を一番に報道しているのを見ても、安倍政権がどれだけ彼らにとって嫌な政府になるか、そしていままでの民主党政府が与し易いものだったかを明白に物語ります。
でも、産経新聞にはインドの反応が載っていました。大歓迎でした。前回の政権が終わったことを、とても美味しい前菜を食べさせられてさあメインディッシュが出てくると思ったときに終わったようだったのが、やっとその続きが出てくると期待しているそうです。
アジア諸国とはいつから、中韓二国になったのでしょうか？
マスコミのほとんどは中韓二国だけを大きく取り上げて、日本は嫌われている、日本はこの二国がなかったらやっていけないと煽っているように思えますが、他の東南アジアの友好国も経済力をつけてきて、十分に日本のお客様になる可能性が出てきているのです。
この際、徹底的に戦後の悪しきくびきを安倍政権にとってもらうようにして欲しいものです。
最後に、私からの提言ですが、参議院選までチョンボしないように慎重にという論調が出てきていますが、逆に憲法第９６条の改正や河野・村山談話の否定など明確に安倍路線を打ち出して欲しいと思っています。原発も可能なものからどんどん再稼働して電気料金の値上げを回避できるようにして、私たちの生活や雇用を守り、経済再建を急いで欲しいのです。
すると、参議院選でも過半数を取ることができ、中韓の嫌う安定政権が出来上がると思います。
恐ることなく、前にやろうとした戦後の旧体制を破壊するように前進、また前進してもらうように期待しています。