師走風 つわものどもの 夢のあと | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 注目の選挙が終わり、予想どうり自民党の大勝利に終わりました。

 一応ひと安心したのですが、でも投票率の低さには唖然としました。前回よりも10%近く低い59.32%!

 こんなに日本人はアホになったのでしょうか。無知な民主党政府の政策により強制移住させられている被災地やまだ復興の出来ていない地域は物理的に不可能な面もあるかもしれません。でも、高知や青森や栃木が物理的に選挙が不可能だったと思いませんが、ワースト3とはちょっとあまりにも不名誉だし、あまりにも日本国の将来を考えていない人が多いと言えるのではないかと昨晩は怒りに震えました。

 でも、一夜明けて冷静に考えてみるとちょっと違う考え方ができるようになりました。

 選挙に行くのが当たり前というこの常識がどうして通じないのでしょうか。自分たちの未来は自分たちの一票(実は二票)にかかっていることを自覚できないアホが多いことに無性に腹が立って仕方ありません、とはじめは思ったのです。

 小選挙区と比例代表の名前を書くので実際は、二票あるのです。投票に行かれた方も二回、そして最高裁判所の信認を加え、さらに東京都の方々は都知事選と4回書かれたはずです。

 この比例代表も曲者で、せっかく選挙区の良識のある方々が菅直人のような売国奴を落選させたのに、比例で復活当選を果たすという本当に納得いかない現実もあります。

 しかし、よく考えてみるとこの選挙結果は、日本の将来にとって良い結果だと思います。

 その証拠に日本未来の党の飯田哲也代表代行は選挙区でも比例でも当選できませんでした。滋賀県もすべての議席を自民党に取られ嘉田知事は今後の運営はどうするのでしょう。卒原発を訴え、再稼働させないと言い切っていた党に票が全く集まらず、大幅に議席を減らし、小沢一郎も自分だけは当選しましたが、後は見るも無残な結果になっています。

 すぐにこの党は内部分裂して消滅すると予想していますがそれをみなさんも感じていたのでしょう。

 まだ、どんな人が投票に行き、どんな人が行かなかったかはわかりませんが、一つだけ言えることは、原発の安全を審査して速やかに再稼働させることが民意だということです。

 ということは原発をすぐに廃炉にするということは、民意ではないということです。いろいろ主義主張はあると思いますが、現在の日本には原子力発電による電気が必要だということを国民が選択したと思います。

 山本太郎の無謀な勇気に賛同した人も多かったのですが、もし本当に国会議員になってこの国の将来のために働こうと思うのなら、もっと可能性の高い選挙区を選ぶべきではなかったのでしょうか。

 でも、とにかくもう首相官邸前の傍迷惑なデモはやめましょう。国民の大多数が反原発の声を上げる人たちの意見など支持していないということが明確になったでしょう。民主主義において、選挙が最高の民意の発動の場ですから。その意味は全く失われたのです。

 嘉田代表の敗戦の弁では、「時間が足りなかった」、「自分たちの主張が浸透しなかった」とか言っていますが、これは負け犬の遠吠えです。即時原発をやめようと主張していた人たちは、どこに行ったのですか?

 もし、大きな声で叫んでいた人たちやそれを見て囃し立てていた人たちが民意というのなら、この投票結果をどう評価するのでしょう?教えて欲しいですね。

 私の考えはこうです;

1.原発反対を声高に叫んでいた人たちは、ただ自分たちのことしか考えていなかったので、選挙という国民の権利であり義務をはたすことを知らなかった。

 この人たちは、自分さえよければいいと考えている人たちで、地域や国家のことなどの優先順位が低いため、別の個人的な用事や気分によってその日の行動をとるために、投票に行かなかった。

2.原発反対を声高に叫んでいた人たちは、日本の弱体化を目指す人たちが多く、そもそも選挙権がなかった。

 日本では、まだ外国人参政権は認められていません。もし、これで認められていたら、日本未来の党や社民党、共産党などはもっと議席を伸ばせたでしょう。

3.原発反対を声高に叫んでいた人たちにはじめは同調していたが、だんだんその人たちが日本の将来を考えていないことに気づき始めて、選挙では自民党などに投票した。

 実際はこういう人が多かったのではないでしょうか。みんなが騒いでいるときはそうだそうだと言っていても、もし自分のことだと感じたとたん、一所懸命に考えるとどうも変だと気づき始めたのではないでしょうか。胡散臭い小沢が付いたのも作用したのかもしれません。

4.もともとネットの世界だけで何人にもなりすまし、いかにもたくさんの意見を言っているように見せかけていたから。実態数はわずかだということ。

 以前このブログが炎上した時に、心無いコメントが多数寄せられました。その多くは明らかに特定の人が複数のハンドルネームで書き込んでいることがその文章のくせからわかっていました。反対派を潰すのを仕事にしている人たちが存在するのです。どこからお金をもらっているのは明白ですが・・・。

 今回の選挙では安倍自民党総裁は、以前とは全く違う迫力を見せていました。とても心強い感じがしましたが、総理になってまたマスコミのバッシングが来ると思います。ぜひ、今回は私たちもそれに対して援護射撃をしなければならないと思います。


 直ぐにやってほしいことは、原発の再稼働で電力料金の値上げを防ぎ、安定した電圧の電力を豊富に供給していただき産業の空洞化を防いで欲しいと思っています。

 さらに憲法の96条を改正することです。

 自衛隊を国防軍にし、きちんと軍に関する法律を整備し、日本国を守る軍隊としての誇りと実力を兼ね備えた内容にして欲しいと思います。それがCHINAや北朝鮮や韓国に明確なメッセージを発し、緊張は高まりますが、微妙なバランスを各国が模索し始めるので、戦争の危険性がすくなるなるのは過去の歴史が証明してくれています。

 あまりにも軍事や歴史に無知な平和ボケ者が、自衛隊を災害救助隊のように表現していますが、自衛隊員は立派な武人です。だからどんな過酷な条件下でも任務を遂行できるのです。実力があるからこそ、最後に頼る存在が国防軍なのです。

 だから早く憲法第96条の改正のための行動を起こして欲しいと思います。今ならできるでしょう。そして参議院議員選挙の際に国民投票をしたらいいのです。国会議員の三分の二の賛成を得るためには今しかありません。それが、CHINAの尖閣諸島付近の傍若無人な日本を舐めきった言動に待ったをかける日本国の明確な意思表示なることでしょう。

 約6割の低い投票率でしたが、こう考えることもできます。投票した大部分が真剣に国のことを憂い、日本国のためにできる最良の行動をしたと。どうでもいいと思った人は投票に行かなかったと。

 この自民党の勝利は、民主党への批判ではなく自民党への期待、つまり強い日本をもう一度という民意の現れと思っていいのです。

 みなさんはどう思われますでしょうか?