昨日、国会の党首討論で突如解散を16日にすると明言した野田首相ですが、ちょっと見直しました。
いろんな方がこの決断のことを言われていますが、私は外交的に見たら絶好のタイミングで解散に打って出たと思います。
というのも、日本の政治が混乱して一番漁夫の利を得られるのは、CHINAです。尖閣諸島に大挙船団で押し寄せ、上陸させることも可能になります。
でも、現在全人代で権力の過渡期に入ったCHINAはすぐには軍隊を動かせる状況ではなく、習近平氏が軍を掌握し、自由に動かせるようになるまでのもう少し時間がかかるでしょう。すぐには胡錦涛氏の影響力を排除するのは難しいと思います。
日本の国益に関して外交上は一番いいタイミングだったと思います。ただ、この件をマスコミも言わず、全て国内の日程や政治事情で喋っていました。
という私も年内解散はないだろうと見ていましたので人のことは言えません。それは、政党助成金の問題でかずの減るのがわかりきっている民主党としては1月1日の所属国会議員の数によって振り分けられる政党助成金を少しでも多くもらうことは当たり前に考えることです。だから、台所を預かり、その出納権限を持つ輿石貧乏神は年内解散に待ったをかけ続けていたのです。
今日、東京で活躍されている政治評論家の友人たちに電話をかけて聞いた情報を参考に私の考えを述べさせていただきます。
野田首相は、
1.小沢を葬った。
2.輿石と決別し、保守政治家の原点に立ち返る決心をした。
3.第三極の動きを止めた。
一番目は、先ほど書いた政党助成金の問題です。国民の生活が第一党には現在四五名ほどの衆議院議員が在籍していますが、その大半は選挙組織を持たない落選確実の議員たちです。いま選挙をして国会に帰って来れるのは五分の一いればいいほうでしょう。
そうすると、あてにしていた政党助成金はほとんど入らず、党の運営資金もままならないことになります。小沢がポケットマネーから出すはずもなく、彼の影響力は消えていくでしょう。彼自身も無罪判決を受けたといえども、その売国奴的な言動と自分勝手な性格によって、地元の支援者もかつての熱がないと聞いています。
彼が権力を持っているから公共工事を当てにする集票マシンが機能していましたが、その力がなくなれば誰が応援するでしょう。彼の当選がやっとではないでしょうか。やはり、3.11のときに放射能が怖くて逃げ出したという元妻の手紙の存在が大きいと思います。
二番目は、輿石をはじめとする左巻きの連中に嫌気がさしたと思います。昨日の党首討論でも「自分はバカが付くほど正直だ」と言っていましたが、その嘘がきらいな野田首相が自分の思っていることとは別な政策を党内融和のためにしなければならないことほど、嫌なことはなかったはずです。
ただ、民主党代表という立場で、党の国会議員のことを考えたら言い辛かったのです。ですから、自分の政治信条とは違う輿石を身近に置かねばならなかっただと推察しています。
でも、野田さんは普通の神経の持ち主で、輿石のような日本を破壊しようとする妖怪とは一緒にできないと思い昨日の決断に至ったと思います。
これにより、あとは国民の手にその運命が委ねられました。
良識のある国民の一票が売国奴政治家を国会から追い出すことができるのです。
もし、鳩山由紀夫が国会に戻ってきたら、北海道の選挙区の民度の低さを疑います。
もし、管直人が議員バッチをもう一度つけたら、東京の選挙区には日本はどうなってもいいと思う人がたくさんいると思います。
もし、そのほかの売国奴政治家が国会に戻ってきたら、人権擁護法案や夫婦別姓法案などが大手を振って審議され、可決されるのです。
原発ゼロを訴える候補者がいれば、日本経済のことなんか考えていないか、日本を壊そうとしている思っていいでしょう。緩やかな脱原発をしていかねば、日本は今まで持っていた外貨準備高をどんどん減らして本当の貧乏な国になってしまいます。
将来的には原発はなくすというのはわかるにしても、今はすみやかに安全確認された原発は再稼働させないと日本経済はにっちもさっちもいかなくなります。安定した電圧の電気でないと日本のお家芸の精密電子部品の品質が落ちるのです。
オスプレイ反対を表明するバカも地政学や軍事バランスが国家間の調和を築くという国際政治の常識を知らないか、CHINAに日本を売り飛ばそうとしているか、ただの人気取りの政治信条が希薄な人でしかありません。
野田さんは、それらの売国奴議員を一掃して、民主党が小さくなっても日本の将来を考える政治家を揃えて保守政党を再構築されようとしているのではないでしょうか。
三番目は、第三極勢力はまだ選挙の準備が出来ていません。日本維新の会は、選挙区の割り振りもできておらず、安倍自民誕生で国民の風は自民党に吹くと思いますから、完全に埋没してしまうでしょう。
橋下氏が自ら選挙にでないと、日本維新の会の現有国会議員ではまともに戦えないでしょう。
いくら、中央で政治家が考えをまとめても、選挙区の支持者がそれを理解してくれるまでには時間が掛かり、党を移った人がすぐに支持を受けられるとは思いません。
だから、第三極勢力は最悪のタイミングで解散されるのです。
ここで、みなさん自分の選挙区のこれはと思う候補者をネットで検索してみてください。その人がどんなことを過去に言っていたか、していたかを確認すべきだと思います。
テレビでうまいことを言っている政治家がどんなにひどいかはもう三年前の選挙で思い知ったはずです。
政党で選ぶのではなく、その人個人の資質で選ぶべきです。そのためには、候補者の時から話しを聞き、質問をしてその人を見極める努力をしなければなりません。言いにくいことでも、信念を持って言えるかどうかでその人の力量が計れます。
オスプレイについてどう思いますか?と聞いてみてください。きちんと国際関係を学んだ人ならば、この配備は安全保障上問題ないと言い切るでしょう。でも、あまり勉強していない人や国家の独立などどうでもいいと思っている人は、絶対反対しますというでしょう。そしたら、どうしてかを質問してください。
そのどちらでも国会議員に立候補するくらいならきちんと情報を集め、自分の意見を言うべきです。
人権擁護法案や外国人地方参政権付与、そして夫婦別姓法案などもしっかり聞きましょう。ごまかす人間は議員としてよりも、人として失格だと思います。自分が選んでもらう立場なのだから、自分に権力を与えてもらう立場なのだから、きちんと自分自身の意見を言える人でなければならないと思います。
左巻きの連中も巻き返しに必死です。民主党政権が潰れたら、復権するためにしばらく時間が元に戻りますから。だから、組織ぐるみの活動をしてくるのは十分に予測できます。
義理や人情で国会議員を選ぶ時代ではありません。
国家の独立があって、国民の生活が保証されます。この順番をきちんと言える人に国政を担って欲しい。
市民の生活というのは地方議員の仕事だということを分けて私たちも理解する必要があります。