昨日は、14時から博多祇園山笠振興会の会長さんに誘われて、博多のボランティアガイドさんの勉強会に参加してきました。
勉強会というからコートは車の中においてきたのですが、なんと櫛田神社から博多の町を歩くということで、雪に変わる寸前の雨の中を凍えながらついて行きました。
櫛田神社を一回り、そして人魚伝説のある竜宮寺、空海が日本で最初に建てた真言宗の東長寺、栄西禅師が日本で最初に建てた禅寺聖福寺、そしてうどんやそば・おまんじゅうを伝え、博多祇園山笠の起源となったといわれる聖一国師が建てた承天寺というコースでした。
二時間ほどでしたが、実に興味あるコースです。
実はこのコース、福岡に住んでいる人たちもあまり知らない通のコースです。
歴史をちょっと知っていると凄く面白いのですが、しらないと「へー」で終わってしまいます。
ボランティアガイドさんも一所懸命にガイドされていましたが、ちょっと私には物足りませんでした。ボランティアガイド制度よりも、若干でも報酬を支払うプロのガイドの方が良いのではないかとも思いました。
結局、教えてもらったことを話すだけでそれ以上の深さがないからです。博多のように歴史が古すぎる場所は、上っ面の歴史では面白くありません。みんなが知っている歴史の裏の裏ですから。そこにどうつながるかを知らなければならないからです。
本当に観光というものは難しいと思いますが、人々がこの町を愛する気持ちは偉大だな再確認しました。
承天寺の住職も変装してその勉強会に参加しておられたのはちょっとびっくりしました。ガイドさんの間違いにも寛大でしたが、さすがに自分のお寺の間違いだけは、訂正したくて私に言わせるようにされたのはご愛嬌でした。
実は、この承天寺で3月23,24,25日の三日間、「博多の恩人、聖一国師物語」の劇を上演するのです。その原作が私で、制作指揮も私がしているので現在その準備におおわらわです。
ぜひ、福岡にお住まいの方は、ご連絡ください。前売り券は2000円で発売しています。
劇だけでなく、詩吟や筑前琵琶、そして篠笛・日舞などもいれて、日本の伝統文化を融合させて聖一国師の偉業を紹介しようとしています。
これは、昨年10月に産経新聞九州山口版に連載したものが基礎となっており、それを承天寺の住職にお見せしたところ、面白いとお墨付きをいただき、全面協力をいただくようになったものです。
この古刹の承天寺は普段は入れませんので、入れるだけでももうけもの、オープニングもすばらしく、劇にもこれから先日メジャーデビューしたトリックエイトのしずかちゃんも友情出演しています。
有名になったアイドルを応援するのは普通ですが、これから売れっ子になるアイドルを応援する方が100倍楽しいですよ。
この劇を見ていただくと、博多の歴史、聖一国師の偉業、そして日本の伝統文化がよくわかります。それ以上に絶対幸せになること請け合いです。
時代劇俳優で二枚目の日微貴さんや京唄子事務所所属の見高光義さんや国米秀一さんなどのプロの俳優がメインで演じますが、俳優の卵や演劇を目指している高校生もエキストラで出演します。
ぜひ、皆さん、応援に来て下さい。