一所懸命と・一生懸命 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

一所懸命・一生懸命どちらが正しいのでしょう。


 語源は一所懸命です。これは、鎌倉時代に生まれた言葉で武士が自分の所領を命がけで守ったことから来た言葉です。ところが、戦後になって「いっしょけんめい」ではなく、「いっしょうけんめい」が使われ始めました。


 これは、一所懸命(いっしょけんめい)をもっと努力したように言うときにいっしょうけんめいと発音したほうが強く聞こえるためで、さらに一生というほうがさらに強力に思えるからです。


 最近はNHKのアナウンサーもつかうようになり、本当に日本語が乱れていると思っています。


 震災でインタビューを受けている東北の方の言葉を聴いていると年配者は全員といって良いほど、若い人も多くの人が「いっしょけんめい」と発音されていますが、テロップでは「一生懸命」となっていることに憤りを感じているのは私だけでしょうか?


 これと呼応するかのように、日本は領土問題でも一所懸命でありません。昨日も書きましたが、日本の固有の領土を侵されることは自分の小指の先を切り取られるくらいの痛みと危険が伴うものだと感じねばなりません。


 政府もこの問題に対して「一生懸命」やっていますと他人事のように答弁するだけ。


 日本のマスコミもアメリカの原子力空母が入港するときは核の持ち込み反対だとかといって大騒ぎするのに、尖閣や竹島の問題ではいい加減です。特に地元紙がひどい。


 在日の読者もいるからできないのだと新聞社に勤める知人が話していましたが、自分の新聞の売り上げと国益とどちらが大切かをもっと考えるべきだと思いませんか?


 新聞社がやらなければ、私たちが不買ということで意志を示さねばならないと思っています。


 先日の韓国の係官がCHINA漁船員に刺殺された事件で韓国マスコミは大きく騒ぎ立てています。


 昔属国であった韓国でさえも、旧宗主国に向かってこれだけいえることは天晴れではありませんか。ところが常に対等に国交を保ってきた日本が、それも政府が何もいえないし、何もできないということは理不尽でなりません。


 政府、役人はもう一度「一所懸命」という言葉を学びなおし、国益のために何ができるかを考えてもらわねばなりません。私たち国民はしっかりと新聞の主張を呼んで、おかしいと思う新聞は買わないようにしなければなりません。


 私は産経を支持していますし、九州山口版にはコラムも連載しています。結構過激なことも書くのですが参詣なら載せてくれますが、西日本新聞なら没でしょうね。


 一所懸命という言葉をもう一度正確に使うようになれば、寸土たりとも国土を外国に蹂躙されない国民の気概生まれてくるように思えてならないのは私だけでしょうか?