萩の町を愛する人たちの心意気 | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 昨日、K24の品川さんが主催する博多結の会のバスツアーに歴史ナビゲーターとしてお話をさせていただきました。


 目的地は、山口萩市の松陰神社です。


 吉田松陰先生に会いに行ってきました。 行きがけの2時間半のうち2時間を私がパワーポイントを使って松陰先生のお話をしていきました。ほとんどが初対面の独身の男女ですので、氷のような雰囲気の中でスタートしました。


 でも、話が熱を帯びるごとに皆さんの反応も強くなってきて、萩につくころには、私の話に感動を覚えてくれたようです。その興奮もさめやらぬ間に、松陰神社で正式参拝をし、上田宮司様からお話をいただきました。


 私の話とダブるところもありましたが、それが波状攻撃のようになり、参加者はどっぷり松陰先生の魅力にはまりました。すごいぞ、やっぱり松陰先生は。


 この松陰先生の魅力は、自分の身はどうなってもかまわない。何とかこの祖国を救いたいという思いで一杯の人でした。そして、誰とでも分け隔てなく接し、相手を尊重していくという姿勢に徹しておられます。


 このような政治家は現代にはいません。


 昼食後、城下町を散策しましたが、萩の町の人がここを愛しているということが良くわかります。


 えっ?どうしてかって?


 行ってみると良くわかります。ちょうどこのシーズン着物フェアが開催されており、城下町に着物姿の人たちが溢れていました。江戸時代にタイムスリップしたようでとってもいい雰囲気でした。


 そこの町は、いまでも普通の人が住んでいる町ですが、みんなでその景観を守ろうとしているのが良くわかります。だからそこにいるととても気持ちがいいのです。


 また行きたいなと思います。


 観光って、何か見世物を創るのではなく、その地域の人がその町を愛することから始まるのではないでしょうか。