聞き捨てならない住田弁護士の一言 | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

日曜日の福岡は夏の日差しが容赦なく照りつける過酷な一日でしたが、私は校区の役員をしている関係上、壮年ソフトボール大会の運営をしてたぶん一年分の日差しを全身に浴びていました。

 疲れきって「行列のできる法律相談所」を睡魔と闘いながら見ていたときです。タレントで弁護士の本村氏の持ち込み企画で、時代にそぐわない法律はということで各弁護士が応えていましたが、そのとき東大・検事出身のお母さん弁護士で売っている住田弁護士がびっくりするような発言をしました。

 『えっ、この人もこんな発言をするんだ!』とひっくりかえりました。このニコニコして温和なそして家庭もしっかり持っているお母さん弁護士が、次の法律は時代遅れですぐに改正しなければならないと言ったのです。その主張とは;

 「民法の相続規定の嫡出子と非嫡出子の割合の差別をなくさなければならない!」とのたまったのです。住田弁護士の主張では、お父さんがよそで作った子供であろうが、正式な夫婦の間にできた子供であろうが、子供に責任はなく相続割合が違うのは明らかに差別であるから即撤廃をすべきであるということです。

 これは、民主党の夫婦別姓法案の後ろに隠れている重要な事項です。

 子供の立場から見れば、その意見もなるほどねと言えるかもしれませんが、この発言は日本の「家族」「家庭」「夫婦」という基本的な概念をぶち壊すことです。

 それは、法的に婚姻をすると法律で夫婦の権利は保障されます。だから、先般アメリカで同性愛者の結婚が認められた州が報道され、新たなビジネスになると騒いでいました。彼らは同姓であるため法律で認められた婚姻ができないため、いくら一緒に暮らしていても配偶者としての相続権利を認められずにいたからです。

 同性愛者を私は容認することもないし、日本でその法律を作らねばならないなんてこれっぽっちも思っていません。それは、神の摂理に反するからです。でも、ここで言いたいのはそれほど現在の日本の法律では配偶者の権利及びその子供の権利が守られていると言うことを言いたいためにここに書きました。

 それは、日本国として家庭が国家の基本単位であると認めていると言っても過言ではないでしょう。だから安心して夫婦で協力して家を建て、子供を教育するために一所懸命に働いているのです。そして円満な家庭を持ち幸せな生活をしている人が社会的にも信用があるのです。

 えらそうなことを言っていても家庭をきちんと治めきれない人を総理大臣にしますか?たとえば、今民主党の若手大臣でバリバリのH氏。有名タレントと路チュウが発覚して一事謹慎をしていましたが、今また復活をして要職についています。ただ、彼がもっと要職につこうとするとスキャンダル爆弾が破裂します。そういうネタをマスコミはしっかり握っているのです。普通は知っていても知らん振りしていてタイミングをみてその爆弾を破裂させるのです。このスキャンダルは一部の政界通の間では常識だそうですので、いつでてくるか楽しみにしていてください。

 話を元に戻します。

 住田弁護士は、婚姻外で生まれた子供にも、夫婦間で生まれた子供にも同じ割合の相続権利を持たせるよう主張していますが、これは法律による婚姻関係を有名無実化するものであり、現在の主婦の権利侵害にもなります。

 以前にも書きましたが、これはお金持ち、財産持ちのだけに問題があるように思え普通の人は関係ないように思えますが、夫婦が苦労して支払ってきた住宅ローンをだんなが亡くなってこれで自分と子供がなんとか住むところだけは有ると安心していたら、よそに作った子供の女がやってきてうちの子もあなたのだんなの子だから相続する権利があるといわれれた時、それ相当のお金がなければ、苦労して払ってきた家を売ってでもその相続割合を支払わねばなりません。家族の思い出の一杯詰まった家を出なくてならなくなる可能性が大きくなってきます。

 結婚によって夫婦の権利が守られるから、法的な婚姻関係の意味があるのです。愛だけれでよければ、別に区役所に届けを出さなくても同棲すれば済むことです。神の前で愛を誓いながら、届けを国に出すと言うことは、社会でもその婚姻を認め合うことの基礎になっています。

 私と同じ年代以上の方は、スウェーデンはフリーセックスの国だと海外から入ってくる少ない情報を信じ込み、だれとでもHをすることがフリーセックスのように言われていた時期がありましたが、フリーセックスの本来の意味は、法律に縛られない婚姻を表していました。だから自分たちは神の前で愛を誓ったから一緒に人生を共にするという元来純粋な想いからでた言葉です。

 ここで、夫婦の権利を法律で認めなくなれば、法的な婚姻の意味が薄くなり、夫婦の責任も薄くなってくるでしょう。好きな時はくっついているが、ちょっと嫌いになれば離れてしまうようなことを社会が容認するようになれば、世の中はシングルマザー、シングルファザーだらけになってしまいます。

 法律による婚姻のメリットは、どんなに喧嘩をし、いがみ合っても最後はやはり夫婦だからと言って歩み寄ることが多いのではないでしょうか。もちろん世の中にはいろんな夫婦が存在しますから一概には言えないのですが、ここで私が主張したいのは、法律ですべての律し切れないのですが、基本的な枠組みを国民に知らしめるということではないでしょうか。

 夫婦は一緒に住むもんだ、子供を育て教育を受けさせるもんだ。どんなに喧嘩をしてもやはり最後は夫婦がお互いの最期を看取るもんだ。という理想を実現することではないでしょうか。

 結婚したら一家を構えます。だから男女どちらかの姓を名乗るのです。これが別姓であれば、一家になりません。夫婦別姓論者はこの基本原則を壊そうとしています。

 子供が生まれたら夫婦の愛情を注ぎ込み、父親と母親の役割をきちんと果たして一人前の人間になるよう育てます。教育費用も馬鹿になりません。でも、家族のために夫婦協力して子供に人並み以上の教育を受けさせてやろうとします。民主党の「子ども手当て」はここを破壊しようとしています。社会が子供を育てると公言しています。

 だから、現在与野党で協議している子供手当ての所得制限はとても重要なものなのです。民主党の議員でさえも気付いていないみたいですが、所得制限を受け入れたとたん、子供を社会で育てるという共産主義の原則が崩れるのです。がんばれ野党!

 離婚したら今までは生活に困りました。だからお互いに我慢をして生活をします。するとその我慢の先になくてならないような存在の夫婦になってくる人が多いと思います。もちろん例外はたくさんあるでしょう。でも、それよりも圧倒的に多くの人が夫婦の良さを実感します。

 今回も東北大震災で一週間ぶりに会った老夫婦が普段だったら絶対にしないだろう人前での抱擁をカメラのまで堂々とし、お互い涙を流して無事を喜びあい、そして最後に「これでやり直せる!」と力強く宣言してお互いを慈しむように肩を手で抱いて去っていく後ろ姿がふるさと復興をきっとやるという決意をあらわしていたのですが、法的な婚姻を壊してしまえば、50年後にはそういうシーンは見られなくなってしまうかもしれません。
 
 住田弁護士のように笑顔で女性のためのお母さん弁護士と言うイメージでテレビの前のお茶の間に浸透している人がこのような日本破壊の法律改正を堂々とテレビで公言するようなことがあっていいのでしょうか。

 いまでも、小宮山洋子代議士のNHK時代の笑顔にだまされている人はたくさんいて、小宮山氏の日本破壊運動の実態を説くのに苦労していますが、また新たな強敵が今まで牙を隠していたのが、出してきたと心配の種が増えました。

 日本テレビに抗議をしましょう。こんな思想の弁護士を出して良いのかと。それよりもスポンサーに直接抗議するのが効果的だと思います。

 法律で守られた女性の権利をなぜ奪う。そして国家の最小単位である家庭をどうして破壊することを推奨していくのか。理解に苦しむとメールを送ってください。その行動が日本の未来を救います。