【四天王寺七宮】大阪市天王寺区・堀越神社【摂津国】 | 関西歴史街道

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大阪市天王寺区の堀越神社。
聖徳太子が四天王寺を創建した際に、その外護として造営された神社七社である四天王寺七宮のひとつ。
ほかに大江・上之宮・小儀・久保・土塔・河堀稲生の六社からなる。


鳥居



注連縄柱


手水舎


拝殿


本殿

第33代推古天皇期の四天王寺創建時に、聖徳太子が叔父にあたる第32代崇峻天皇を祭神として、茶臼山の麓に創建されたと伝わる。

かつて堀越神社は、創建時から明治期まで境内の南側に堀があり、これを

渡って参拝したことが社名の由来とされる。
この堀は、奈良期末期に和気清麻呂が大和川の水害を防ぐため、平野川を通そうとし未完成に終わった堀の跡という。


銅板葺き唐破風付き入母屋造の拝殿の奥に、銅板葺き流造の本殿が建つ。
境内は樹齢数百年に及ぶ緑が多く、静寂感が広がっている。

熊野第一王子之宮

熊野第一王子之宮は、平安期に熊野詣の出発点として、上町台地の渡辺津に祀られていたのちに、この地に遷座された。

茶臼山稲荷神社

かつては茶臼山の頂上に祀られていたが、大阪夏の陣以降に現在地に移された。

御朱印


御朱印もいただき、めでたしめでたし。


堀越神社を出ると、四天王寺七宮の大江神社に向かった。
その詳細は次回の記事にて。
それでは、ごきげんよう~!^^




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