【延喜式内社】大阪府堺市堺区・大鳥井瀬神社【大鳥五社大明神】 | 関西歴史街道

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大阪府堺市堺区の大鳥井瀬神社。
平安期の延長5年(927年)に朝廷により定められた延喜式神名帳において、式内社として記された。
阪堺線・宿院駅から東300mに鎮座する宿院頓宮に合祀されている。


鳥居


手水舎


拝殿


本殿

創建年代は不詳だが、史料によれば、8世紀初頭頃に泉北郡八田莊で創建。
鎌倉初期には、式内社である大鳥神社・大鳥美波比神社・大鳥鍬靫神社・大鳥濱神社とともに大鳥五社大明神が形成された。

明治期に大鳥神社に移り、明治41年に宿院頓宮に遷座されたという。
宿院頓宮は元々、住吉大社の御旅所であったが、明治期に大鳥井瀬神社が合祀され、現在は住吉・大鳥両社の御旅所になっている。

祭神は、弟橘媛 (オトタチバナヒメ)命。
物部氏系の穂積氏の出身であり、日本武尊の三妃のひとり。
井瀬の社名からすれば、本来手の祭神は井戸に関係する水神であったことが考えられる。

飯匙堀
境内の飯匙堀は、山幸彦が持っていた潮干珠を埋めたところと伝わる。

御朱印

 
御朱印もいただき、めでたしめでたし。

それでは、また。ごきげんよう~!



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