野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~ -36ページ目

野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

西行の漂泊の旅に憧れ、主に青春18きっぷを使い、いろいろな景色を巡って1人歩き続ける旅の記録

花巻から引き返し、平泉で降りようと思いましたが、天候が思わしくなく、一ノ関まで戻りました。

 

電車内から見ていると平泉駅はひっそりとして暗く、屋根があるかわからなかったからです。

 

しかし一ノ関駅周辺も似たような感じで、地下道のある通路くらいしか雨をしのげるところは見当たりませんでした。

 

ただそれ以上に難儀だったのは寒さです。時は8/31から9/1にかけてで、東京ならまだ夏です。

 

しかし東北地方はそうでもないようです。じっとしていると長袖でも肌寒さを感じ、歩き回って体を温める必要がありました。

 

そんな感じで2日目を迎えましたが、昼過ぎには帰京の途に就くため、始発で平泉に向かいます。

 

まずは駅周辺の名所周りです。最初に行ったのは衣川。それ自体は穏やかな小川といった感じです。

 

衣川は義経最後の舞台です。源頼朝に圧迫に耐えかねた泰衡が義経を攻めて自害に追い込んだ戦いは衣川の戦いと言われます。

義経は高館にこもり、弁慶が死守するというシーンが有名で実際に川を挟んでの戦いがあったとは言えないかもしれません。

 

しかしこうして川を見ていると、この辺りで義経一党が最期の戦いを演じた様子が自然と浮かんでくる気がしました。

 

芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」という句も、草むらを前にして奥州藤原氏の栄華に思いをはせたのと似ています。

 

ちなみに中尊寺の近くには弁慶の墓碑が建てられています。

 

 

 

 

 

未来都市地球銀河鉄道壁画は、昼間は見えず、夜だけ見えるのが特徴となっています。

 

なので、夜なら何時でもよいのかと思いましたが、Webサイトでは22時までとあるのが気になりました。

 

22時過ぎに着いて壁画を見れなかったら、ダメージが大きいので結局22時前に行きましたが、陸羽東線乗り通しは潰えました。

 

壁画は、地球と思しき惑星から蒸気機関車(銀河鉄道)が走り出している構図になっています。

 

こうして写真を撮ってはみたものの、暗くてその神秘さをとらえることはできませんでした。

 

これはもう実際に行って見るしかないでしょう。ちなみに22時になると壁画を照らすライトが消え、何も見えなくなります。

 

なので、行くのであれば22時前が必須です。花巻駅から徒歩10分程度のところにあります。

 

花巻駅のそばには銀河鉄道をモチーフにしたからくり時計があり、22時にからくりショーに立ち会うことができました。

 

夜の短い時間の滞在でしたが、意外と夜の時間帯の方が楽しめる所ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

堺田分水嶺は、鳴子温泉から2駅ほど山形方面に進んだところにあります。

 

最初は、奥羽本線周りで堺田に行き、そこから小牛田へ進み、陸羽東線を乗り通すルートを考えていました。

 

しかし福島駅での乗り継ぎが悪く、この後行く花巻への到着が22:00を超えてしまうため断念しました。

 

花巻にある銀河鉄道の壁画が見れるのは22時まで。壁画を照らすライトが22時で落ちると、見れなくなってしまうのです。

 

結局、東北本線で北上し、小牛田から山形方面に進むルートで進みました。

 

堺田駅は、草の生い茂った秘境駅といったたたずまい。昔はともかく今は分水嶺を見に利用するくらいではないでしょうか。

 

駅にある階段を上っていくと、すぐに分水嶺に出ます。分水嶺の傍には石碑があります。

 

地元の方が分水嶺を目立たせようと、鳥居を立てているのですが、個人的にはない方がいいように思いました。

 

なんてことのない小さな水路ですが、右に向かえば太平洋、左に向かえば日本海。

 

その分岐点がここというのは、何とも言えない雄大なスケールを感じさせるものがありました。

 

ところで、近くに芭蕉と曽良の木像が建っている古民家がありました。奥の細道の道中で立ち寄ったらしいです。