花巻から引き返し、平泉で降りようと思いましたが、天候が思わしくなく、一ノ関まで戻りました。
電車内から見ていると平泉駅はひっそりとして暗く、屋根があるかわからなかったからです。
しかし一ノ関駅周辺も似たような感じで、地下道のある通路くらいしか雨をしのげるところは見当たりませんでした。
ただそれ以上に難儀だったのは寒さです。時は8/31から9/1にかけてで、東京ならまだ夏です。
しかし東北地方はそうでもないようです。じっとしていると長袖でも肌寒さを感じ、歩き回って体を温める必要がありました。
そんな感じで2日目を迎えましたが、昼過ぎには帰京の途に就くため、始発で平泉に向かいます。
まずは駅周辺の名所周りです。最初に行ったのは衣川。それ自体は穏やかな小川といった感じです。
衣川は義経最後の舞台です。源頼朝に圧迫に耐えかねた泰衡が義経を攻めて自害に追い込んだ戦いは衣川の戦いと言われます。
義経は高館にこもり、弁慶が死守するというシーンが有名で実際に川を挟んでの戦いがあったとは言えないかもしれません。
しかしこうして川を見ていると、この辺りで義経一党が最期の戦いを演じた様子が自然と浮かんでくる気がしました。
芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」という句も、草むらを前にして奥州藤原氏の栄華に思いをはせたのと似ています。
ちなみに中尊寺の近くには弁慶の墓碑が建てられています。







