野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~ -27ページ目

野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

西行の漂泊の旅に憧れ、主に青春18きっぷを使い、いろいろな景色を巡って1人歩き続ける旅の記録

急斜面を1つ超えては両ひざに手をついて呼吸を整え、また1つ急斜面を超えていきます。

 

歩いていると身体が熱くなり、汗が止まらない状態でした。それを拭いながらなんとか風吹岩に辿り着きました。

 

風吹岩はこのような小さな岩山す。デコボコしていますので、注意深く登ります。

岩の上からは芦屋の街並みと大阪湾が一望できました。もう少し晴れていると見晴らしがよかったと思いますが……。

岩のくぼみになっているところにネコが寝そべっていました。人が降りるのはちょっと難しいところです。

 

物音が立ってもまったく動じるところがなかったです。完全な安全地帯だと認識しているようです。

 

風吹とあるように吹き抜ける風に当たりながら岩場の上でしばし風景を眺めて過ごした後、下山し帰京の途に着きます。

 

 

 

 

大阪駅を5:00の始発で発ち、5:20に芦屋駅に着きました。ここから歩いて風吹岩に向かいます。

 

ここからは時刻は見ないことにしました。ゆっくり行ってもお昼までに駅に戻ってこられると思いました。

 

朝5時台でしたが、すでに六甲山に向かう人たちがいました。その方々の服装は登山を想定したようなものでした。

 

今回選んだルートは難易度はそれほど高くないとWeb上では書かれていたので、私はジーンズにスニーカーで来ていました。

 

そんな甘いものじゃないのかもと一抹の不安を抱えつつ、高座の滝に辿り着きました。

 

滝を見ながら少し休憩した後出発。のっけから急斜面を登るような感じで、たしかに登山靴の方がよかったかもと思いました。

 

しばらくするとロックガーデンに着きました。ガーデンという名前から庭園を想像していましたが、全く違いました。

完全にロッククライミングの場です。軍手とか必要でしたが、なかったので素手で用心深く登ります

ロッククライミングなど経験ないので、登っている最中に息が上がりっぱなしでした。

 

しかし登山者の中には60歳過ぎに見える方もいて、スイスイ登って行かれました。

 

自分もできる限り長く、自分の足で歩きたいものです。今こうして歩けているのは奇跡的なことだと思いました。

 

幾つもの急斜面を超え、そのたびに山上に着いたと思っては裏切られ、気を取り直して上っていきます。

 

早朝に来てよかったです。真夏の日差しを浴びながらではとても登れなかったように思います。

 

 

 

 

1日目は、青春18きっぷを使って文字通り1日中列車に乗っていました。

 

始発で東京を出て東海道本線で名古屋に行き、そこから関西本線と紀勢本線を乗り継ぎます。

 

しかし名古屋駅でちょっとしたハプニングに巻き込まれてしまいました。

 

名古屋には11時に着いて、6分発の亀山行き快速に乗るつもりでしたが、途中前の列車が遅れており、徐行になりました。

 

そのため名古屋着が5分ほど遅れ、到着したときちょうど関西本線の快速が出ていく所でした。

 

青春18きっぷは1つの遅れで計画が大きく狂います。下手すると紀伊半島の先端辺りで終電ということもありえます。

 

名古屋駅で今後の乗り継ぎを確認したところ、30分後に快速がありましたので、それで時刻表を追いました。

 

するとこの快速は多気駅で乗り継ぐ列車に間に合うことがわかりました。しかも乗るはずだった快速より先に着きます。

 

実はこの快速は、「快速みえ」という種別で、本来乗る予定の快速とは別物でした。

 

快速みえは、河原田-津間を伊勢鉄道線に乗り入れます。それがショートカットになって多気駅に先に着くのです。

 

18きっぷは多々利用しますが、乗り鉄ではないので、初めて知りました。ちょっとした発見が長道中の退屈さを紛らわせます。

 

多気駅は13時20分ごろ出ましたが終点の新宮駅に着くのは17時過ぎ。4時間弱の大移動となりました。

 

新宮駅から和歌山県に入りJR西日本管下に入ります。そこから紀伊田辺駅までまた3時間弱。さらに和歌山駅まで2時間弱。

 

途中、イノシシと衝突するというハプニングがあり、車両点検で止まりましたが、10分ほどで運転再開、事なきを得ました。

 

和歌山駅についたのは22時半近く。紀伊半島周回に約9時間かかったことになります。

 

ここからは紀州路快速に乗り、大阪駅には0時14分に着きました。だいたい20時間くらい列車に乗っていたことになります。

 

体質的に疲れはないのですが、冷房による寒さの方がしんどく、列車交換待ちの駅では外に出て寒さをしのぎました。

 

大阪駅の改札を出たのが0時半ごろ。4時半には開くでしょうから4時間ほどです。

 

なのでいつも通り始発待ちですが、次の日は登山が控えてますので、ぶらつくのはほどほどにベンチで体力を温存しました。

 

始発近くの大阪駅前(ゲートが開いたところ)