夜明けを4時半とするとまだ3時間近く時間がありました。何もしない3時間というのは意外と長いです。
どこか名所を見て回ろうと思ってもめぼしい史跡もなく、ただぶらぶらするしかありません。
どこかで休憩しようにも山地に近い住宅街。ベンチがあるわけではありません。
やっと見つけた公園もベンチに座ってじっとしていると、耳の周りをやぶ蚊の飛ぶ音がして煩わしいだけです。
仕方なくまたぶらぶら歩くのですが、王子が岳で8㎞歩いたのが響いて足が動かなくなってきました。
そのうちもうどうしようもなくなって、道路の真ん中にへたり込んでしまいました。そのままでいたら寝落ちしそうです。
それでも少し休んでは立って、また当てもなく歩いたりして、眠気と疲労と戦いながら夜明けを待ちました。
予想外だったのは、空が白んできても山道は暗いままだったことです(木々で光が遮断されているので当たり前ですが)。
なので5時近くになっても暗くて山道に入ることができず、足止めを食らいました。
5時半近くになっても山道はまだ暗かったですが、7時には京都駅に着きたかったので、足を踏み入れました。
方丈庵跡地は数百mほど行ったところにあります。道は細く、崖に沿った道もあり、やはり夜に歩くのは危険です。
方丈庵があったところには、白い標識があります。現在は大きな岩が剥き出しになっています。
疲れていたので、写真を撮った後すぐ戻ろうと思いましたが、本当にこれだけなのかと思いました。
大岩の左側に傾斜のきつい坂道があるので、動かない足を鞭うつようにして登りました。
すると、大岩の背後に当たるところにやはり史跡が立てられておりました。
「長明方丈石」と書かれています。隣にあるのは成り立ちに関する説明だと思います(暗くてよく見えませんでした)。
目的は達成できたので、足早に六地蔵駅に戻ることにします。この3㎞がこの旅で1番きつい移動でした。
六地蔵駅に到着したのは6時半頃。6:38発の奈良線京都行に乗り6:52に京都駅に着きました。












