野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~ -11ページ目

野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

西行の漂泊の旅に憧れ、主に青春18きっぷを使い、いろいろな景色を巡って1人歩き続ける旅の記録

児島駅から岡山へ戻るのですが、鉄道の乗り継ぎがかなりぎりぎりで毎回ひやひやします。

 

時間的に8時50分着で、8:53に快速マリンライナー、8:55に普通の岡山行きに乗り継げますが、いつも数分遅れて到着します。

 

加えて青春18きっぷは改札で入札印を押してもらう必要があるので、ここで時間を取られます。

 

実際児島駅に到着したのは2~3分遅れで快速には間に合わず、普通も乗り込んだとたんドアが閉まるというタイミングでした。

 

さて王子が岳がメインの目的地でしたので、形の上ではここからは帰路になります。

 

岡山から山陽本線、東海道線に乗り継げば、23時前には東京に戻ることができます。

 

しかし今回は京都の双ヶ岡にも行くので、今日中に京都に着けばOK、そこで因美線を乗り通して鳥取経由で向かうとしました。

 

そこで、岡山駅に着くと津山行きの津山線に乗り換えます(写真:岡山駅停車中の津山線)

 

 

 

 

 

 

 

しばしくつろいだ後、8時25分発の児島駅バスに乗るため、下山を開始しましたが、途中なぜか道に迷ってしまいました。

 

登山口に向かっているはずなのに、行き止まりに出てしまうのです。過去2回っはこんなことはありませんでした。

 

地元の方と思しき方に尋ねると、進む方向は間違ってないのですが、どうしても行き止まりに出てしまいます。

 

分かれ道があるわけではないのでどうしていいのかわからなくなり、バスの時刻も迫っているので焦りました。

 

王寺が岳は標識も整備されていて迷う心配はまずないところです(写真は登山道を登った後の山道)

とにかく8時25分のバスに乗れないと、後続の行程がすべて狂ってしまうので、何としても間に合わせなくてはなりません。

 

行き止まりから用心深く戻ると、茂みの中に登り傾斜の道があるのが見え、時間もないので、そこを進みました。

 

すると少しして登山道出口のところに出ました。下山なので下り道しか頭になかったので見落としていたかもしれません。

 

急いで登山道を降りていき、何とか間に合いましたが、過去2回迷うことなどなかったのに不思議なことがあるものです。

 

それはともかく、王子が岳に別れを告げて、急ぎ児島駅に戻ります(写真は国道430号沿いに見た瀬戸内海)

 

 

 

 

 

 

 

本当は、暗いうちにニコニコ岩まで行って日の出を迎えられればよいのですが、登山道が明るくなるまで待ちました。

 

足元、周囲がよく見えないと、昨年のように穴に落ちてケガする危険性があります(幸い擦り傷程度でしたが)。

 

登山道は1000段くらいの階段で、頑張っても登りきるのに30分はかかりますので、途中で空がだいぶ白んできました。

途中立ち止まって海を眺めました。瀬戸内海の穏やかな風景に、物静かに映る日の出は本当によく合うと思います。

 

これまで須磨や尾道でも瀬戸内海の夜明けに魅せられてきました。どこから見ても安らいだ時間に浸れると感じます。

 

遠くを見るともくもくと立ち上る煙。かつては公害の象徴みたいなものでしたが、今は穏やかな風景に彩を添える不思議さ。

疲れがあったせいか、登山道を登るのに意外と時間がかかり、ニコニコ岩に到達するまでは1時間以上かかってしまいました。

 

登山道は記憶では1200段くらいの階段になっていて、ハードです(写真は登山道出口が見えてきたところ)。

登山道出口からさらに30分くらい歩いてニコニコ岩へ。過去2回と変わらぬ姿でこの日も瀬戸内海のを見つめています。

ニコニコ岩が臨む方向へ草むらを分け入って進んでみると、瀬戸内海が眼前に開けていました。絶景です

岩場に背をもたれ、しばしぼんやりと海を眺めて過ごしました。それが目的で3度来て、やっと実現しました。

ただ1つ残念だったのは、ペットボトルや吸い殻が散見されたこと。目につくと興をそがれました。

 

晴れていたので、多くの人が入れ代わり立ち代わり、ニコニコ岩に来ていました。皆日の出を見たいのは同じようです。

 

雨が降った過去2回は、周囲に誰もおらず、1人の時間を過ごすことができました。

 

こうしてみると、雨の日の王子が岳もそれはそれでいい時間だったのかもしれないと思えてきました。