第239回:吾輩は猫である石碑(2024年1月10日) | 野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

西行の漂泊の旅に憧れ、主に青春18きっぷを使い、いろいろな景色を巡って1人歩き続ける旅の記録

東京は下町でもない限り古い歴史を感じることはあまりないという個人的な勝手な感覚があります。

 

しかし大手町に将門塚があったように、意外と歴史的な情趣を感じられるスポットが隠れているようです。

 

生まれてからずっと東京に住んでいますが、「吾輩は猫である」の石碑が近場にあることは全く知りませんでした。

この石碑に気づいたのは、たまたまこの近くの病院に検査を受けに行くことになって、googleマップで探していた時です。

 

病院の近くに「吾輩は猫である」石碑の文字が表示されているので、何だろうと思って行ってみました。

 

場所は地下鉄神保町駅が最寄り駅で、猿楽通りを入ったところに建てられています。

 

訪ねたときは、周辺で工事が行われていてホースみたいなものが石碑にかかっていて、随分雑な扱いだと困惑しました。

 

こういうのが東京の世相なのでしょうか。文化的な石碑は丁寧に扱ってほしいところです。

 

それはともかく隈なく探して行けば、東京都内にも訪ねてみたい名所がたくさんあるのだろうと思います。

 

そういえば以前訪ねた芭蕉庵もこうした名所の1つといえます。旅と隠者に興味を覚えたことがきっかけになりました。

 

もっと東京に縁の文学に親しめば、それを通して埋もれている東京の魅力に出会えるのだと思います。