男 前。 | 零細企業の闘魂日記

【60年前の原付き復活 阿寒の95歳佐々木さん 自力で修理】
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0411892.html
『「眠りを覚ましてやったぞ」』
 
『釧路市阿寒町の元酪農家佐々木幸一さん(95)は4月、約60年前に故障した原動機付き自転車のエンジンを自力で復活させた。「もう一度よみがえらせたい」と昨年秋から7カ月かけて修理。エンジンを別の古い自転車に取り付けて動くようにし、5月には公道を走れるようナンバーも取得した。60年の時を超えて復活した原付き自転車を前に、「眠りを覚ましてやったぞ」と満足そうだ。』
 
『旧阿寒町生まれ。少年時代から機械いじりが好きだった。戦時中は1942年(昭和17年)に徴兵され、シンガポールやビルマ(現ミャンマー)などの戦地に赴いた。終戦後は46年に帰国し、阿寒に戻って家業の酪農を継いだ。』
 
54年頃、原付き自転車を中古で購入した。搾った牛乳を町内の集乳場へ運ぶために活用していたが、5年ほどでエンジンが故障。使わなくなったが、「いつか役に立つはず」とエンジンを自転車から取り外し、自宅で保管を続けてきた。』
 
『約60年が過ぎた昨秋、知人が譲ってくれた古い自転車を見て「これなら昔のエンジンが取り付けられるはず」と思い立った。』


 
60年の眠りから覚めた原付き自転車もよみがえらせた佐々木さんもゾクゾクするほどかっこいい!
 
最近、自転車は雨傘と同じように盗まれやすいものという認識が広がり、また、何かと効率を求めた“使い捨て”が一般化しつつある。
そんななかで、壊れた原付きのエンジンを60年間も保管し、よみがえる元となった古い自転車を知人が譲ってくれる…。なんと悠々たる時間の流れと人間関係なのだろう。
 
そして、壊れたエンジンを修理し、知人から譲り受けた古い自転車に取り付けて復活。
かくありたいものである。