![](https://gohan.senior-anshin.com/_contents/cms/facet_gohan_guide_content/106/image/main02.png)
今回紹介するのは「大豆粉味噌汁」のレシピ。大豆をすりつぶしたペーストを呉(ご)といい、味噌汁に入れたものを呉汁といいます。日本に伝わる郷土料理で、大豆が出回る秋から冬が旬の味噌汁です。
地域ごとにさまざまな具材や旬の野菜が豊富に入った呉汁は栄養価が高く、体があたたまるので昔から親しまれています。前回、「大豆粉をつかって老けない体づくり」でご紹介した、そのまま使える大豆粉をつかって、簡単に具沢山の呉汁風、大豆粉味噌汁をつくりましょう。
『大豆粉味噌汁』の栄養成分と効果
大豆粉味噌汁の健康効果
大豆のたんぱく質は、植物性の良質のたんぱく質です。たんぱく質は体の材料になる栄養素。加齢とともに低下する筋肉を維持するためにも、年齢に関わらず摂取しなければならない栄養素です。大豆のたんぱく質には血中脂質、コレステロールの低下作用もあり、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。
- 〔汁もの〕
- ・腸内環境改善
- ・動脈硬化予防
- ・メタボ予防
- ・アンチエイジング
- ・がん予防
- ・骨粗しょう症予防
- ・低栄養(フレイユ)予防
- ・サルコペニア予防
栄養成分(一人分)
- ・エネルギー:180kcal
- ・たんぱく質:12.7g
- ・脂質:7.2g
- ・糖質:11.6g
- ・食物繊維:6.4g
- ・塩分:2.9g
『大豆粉味噌汁』のレシピ
材料【二人分】
- ・小松菜:3株(60g)
- ・まいたけ:1/2パック(40g)
- ・油揚げ:1枚
- ・大根:3cm(120g)
- ・人参:1/2本(80g)
- ・長ねぎ:1/3本 30g
- ・大豆粉:大さじ2
- ・味噌:大さじ2
- ・だし汁:400ml
作り方/調理時間約20分
- 1.油揚げは熱湯(分量外、適量)を回しかけて油抜きをして、半分に切ってから縦1cm幅に切る。
まとめ
低栄養や嚥下障害がある方には、たんぱく質の補給に乳製品がよく利用されています。 しかし高齢者は好まないケースも多く、ペースト食や乳たんぱく質強化食品を受けつけないケースもあります。そんな場合には日本人と大豆は昔から馴染み深い食品であり、高齢者の方も好まれる方が多いので取り入れやすいです。ぜひ試してみてください。