皆さん こんばんは! 不妊相談ひとすじ20年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
お正月休みも昨日で終わり、今日は麗明堂も仕事始めで『初商い』でした。
年に一度の売出しということもあって、お正月明けにいつもの数倍のお客様にお見えいただきました。
さて、元旦からご紹介しています小児科医 木野稔ドクター(中野こども病院理事長・院長)のお話の第4話。
今日は、「アタッチメント」についてのお話です。
木野 稔(きの みのる)医師
昭和26年 大阪府生まれ。昭和52年に関西医科大学を卒業後、同大学大学院医学研究科終了。平成21年より現職。
役職は、前日本小児科医会副会長、全国病児協議会常任理事など多数。
アタッチメント
まず基本的な信頼関係をつくったうえで、社会への適応、それから社会習慣を身につけていきます。つまり、母子の愛着形成が大切で、これができて初めて、先の階段へ進めるのです。
乳児期に、母子の愛着形成をするためには、甘えさせることです。母が子を抱きしめて、目線を合わせないといけません。おっぱいをあげて、表現はできる限りスキンシップで、話せなくても子どもが何を伝いたいかが分かるようになることが大事です。そういう母子の愛着形成ができていれば、子供の体は大きくなっていきます。
幼児期になってきますと、行動範囲が広がり始めます。そして、何かあれば、安心安全を求めて母親のところに帰ってきます。安全基地のような帰るところをつくるというのが母子の愛着形成です。こういう関係をアッタチメントとも言います。
もしそれがなかったら、たとえばハイハイで移動しているときに振り返り、見守ってくれている母親の視線がないと、後に非行・犯罪につながりやすいと言われます。安全基地の保証がなくなると、「見捨てられ感」が生じ、人格的な問題が出やすいとも言われています。
このアッタチメントの関係ができてから、子供の自律を促すことになります。自律と同時に、良い習慣をつけることがしつけです。しつける事ができたら、今度は自主性を育みます。自分で取り組むことができるようになれば、教えることができます。教えて勉強することができたら、今度は考えさせることができます。これが、自己の確立・自立ということです。
『日本時事評論』の「子育て四訓」には、次のようにあります。
①乳児はしっかり 肌を離すな
②幼児は肌を離せ 手を離すな
③少年は手を離せ 目を離すな
④青年は目を離せ 心を離すな
①にあるように、まずは甘えさせて、スキンシップをきちんととって、母子の愛着形成をつくったうえでしつけて、教えて考えさせる。この順番が大事であるのに、順番を間違える人が多くいます。これを間違うと、何かの形で問題が出てきます。しかし、救いがあります。順番を間違ってしまって、問題が出てきたとしても、元に戻ってやり直せばいいのです。
例えば、私の経験したことで言いますと、心身症としての拒食の児がいました。一見、反抗期がなく親子関係がよさそうだけれども、実はそうではないので、入院してもらって、もう一回赤ちゃん返りさせました。赤ちゃんみたいにわがままになってもらい、それを母親が受けとめて、やり直ししたら、拒食症も次第も治まった。そういう事例もあります。
ですから、いつも私は「子育てに失敗してもいい。順番が分かっているいるのだから、時間はかかるけれど、もう一回やり直したらいい」と言っています。しかし、もし今から子供を育てるのであれば、この順番で育てて下さいということです。
今述べていたことを食生活で言いますと、一般論ですが、次のようになります。
①新生児期は、母乳で育てよう。
②乳児期は、愛情と心配りで楽しく授乳と食事をしよう。
③幼児期の食事では、マナーと感謝の心を身につけ、家族の絆を大切にしよう。
④学童期は心身健全な大人への準備期です、生活習慣病に気をつけよう。
≪第五話 は、また明日・・・≫
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