皆さん こんばんは！ 不妊相談ひとすじ２０年 宮崎市の漢方相談薬局・くすりの麗明堂、一般社団法人認定の子宝カウンセラー 薬剤師の金丸です。
先日、店頭にカウンセリングでお見えになられた宮崎市のＮさん（４０歳）に、このようなお話をさせていただきました。
『天命に従い、人事を尽くす』
皆さんがよく耳にされるのは、おそらく『人事を尽くして、天命を待つ』だと思うのですが、あえて私はＮさんにこの言葉を贈ったのです。
実は、Ｎさんはその日の午後に卵の戻しがあって、ドキドキしながら店頭にお見えになったのです。もう今までに１０回以上も体外受精で卵を戻しているＮさんにとって、今度はどうだろう… うまくいくかな？ 難しいかな？ と当然不安になってきます。
しかし、不安感を抱いていては、うまくいく可能性が上がる訳はありません。
そこで、以前に道徳の勉強会で習ったこの諺をお伝えさせていただいたのです。
一般的には、「人事を尽くして天命を待つ」と言われますが、力の限りの努力をしたら、その後は天命に任せるだけ… という姿勢はどうなのだろうか。
「人事を尽くして天命を待つ」では、事の成否は人知を超えたところにあり、どんな結果になろうとも悔いはない、という心境の重要性を説いています。
しかし、天命を自覚した人間にとっては、心境の問題はすでに解決しており、人事を尽くすこと、つまり「力の限りに実行する」ことの方が重要なのです。
人事を尽くして天命を待つにあらず。 今、自分がしなくてはいけないこと、するべきことに人事を尽くすこと、そのことが天命であり、ならば天命に従って、与えられている職務に人事を尽くせばいい。
このことをお伝えさせていただいて、こうお話しました。
「人事を尽くして天命を待つのであれば、結果が出るまでの待つ間がやっぱり気になって、不安になるでしょ！
でも、不安になって良いことなんて何一つないですよ。それよりも、赤ちゃんは最終的には必ずやってくるということを心に決めて、それを前提にして、そのために今やるべきことを精一杯頑張る。
どうですか？そうすれば、落ち込むことも減ってくるし、今やっていることが何のためか？ということも分かるし、不安や迷いがなくなるでしょ！」
と、こんなお話をさせていただきました。
この続きは、また明日…
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