夏の旅 2日目続き
国道9号をメインに 京都市内を抜けてぐーっと北上しました
すぐに緑の多い 私のイメージの ”関西の山の方の景色” に入りました
関西には大阪・西宮・尼崎と7~8年暮らしていたのですが 兵庫も京都も山の方はこんな風景だなあというイメージが私の中にはあるんですよね
快調にドライブしていると 気になる旗が目に入ってきました
看板と旗を頼りに 信号もない山の方の道に入ってちょっと走ると
丹波ワインのワイナリー発見
いつものことながら 道中はあまり予習チェックしないんで こういう出会いはうれしいですね
早速中に入ると 奥にレストランがありますが閉まっていて まだ時間が早いからかと訊いてみると こちらは完全予約制
ワインに合うお料理のコースのみ アラカルトなしのフレンチレストランでした
ちょっと残念に思いながら 試飲コーナーへ
10種類くらいかな たくさんのワインの試飲ができます
私は こちらの葡萄畑の葡萄で作った完全オリジナルワインと 国産葡萄(ほかの土地のもの)をこちらで仕込んだワインの試飲をさせていただいて
・・・解りやすいですよ~ 味も扱いも
国産葡萄のワインは試飲は無料で ネットでも買えます
完全オリジナルは試飲は有料で ネット通販も取り扱わずの商品
ド素人の私でも味の違いは解りました
(ワインは好きでも語れません 勉強しません)
気に入ったほうを 自分土産で購入~
会計を済ませた頃には レストランを予約した人たちで店内は賑わい出していました
・・・次はこちらのレストランを目指しての旅にしようかと家人と話しながら 丹波ワインさんを後にしました
再び北上を続けます
目指したのは 天橋立のある京都府宮津市にある 天橋立ワイナリー
こちらでの地産地消のランチ&ワインがお目当てです
日曜日の14時ちかく ランチタイムの慌ただしさがちょうど終わったくらいの雰囲気だったので 窓側でのんびりと天橋立を眺めながらの食事となりました
京都産の生の葡萄100%使用の 茜ブラッシュ(ロゼ)
これ すごい優秀なワインです
ちょっとはちみつのようなとろみを感じさせる香りなのですが 味はサラッとしていてクセのない中口のまろやかロゼ
こちらの食事は地産地消のビュッフェ形式で和洋中ジャンルが混在しているのですが 文字通り「どの料理にも合う」ワインだったことに驚いたアタクシ
それこそ 京都米の米粉のカレーとか 中華風の鶏とか サラダも麺もいけちゃうオールラウンダーなんですよ
(カレーや中華でロゼ合わせたの初めてです)
「合う」だけじゃなくて マリアージュですよ より美味しさ倍増系!!
あまりに美味しくて 飲めない家人を他所に ひとりでご機嫌でございました
真横はこちらの自社葡萄畑
向こうは天橋立のかかる阿蘇湾(京都なのに阿蘇という名称)の風景
どれだけ私がこのワインを気に入ったかということがわかる写真
ここまでの風景や建物の画像はほぼ撮っていないのに この飲み干したボトルの底に残った葡萄の搾りカスが生ワインの証だよね!と ほろ酔いで家人に力説しておりました
はい このワインの2017年ものと2018年もの 2本詰め合わせを自分用の土産として買いましたよー
天橋立には 家人と出会った頃に一緒に来ているんですよね
関西での暮らしで出会ったので このあたりまでフツーに足を伸ばせていたんだねーと話しつつ
なので 天橋立を眺められる場所へは特に行かずに
そのままもう少し海沿いを北上して 伊根町へ向かいました
伊根町は丹後半島の北東端に位置する漁師町
伊根町は「伊根の舟屋」という 船の格納庫の上を住居とした建物が伊根湾沿いに建ち並ぶ地区で有名
今調べたら 重要伝統的建造物群保存地区 だそう
私 観光船ってあまり乗らないんですが この伊根湾のフェリーはリクエストしました
個人で海上タクシーをチャーターしようかとも思ったのですが 初めてなのでまずは観光船
私たちのときはたまたま少なかったですが 前後の便は外国人観光客でパンパンの満員御礼になっていました(ホントいろんな国の方がた)
2階建ての観光船 私はすかさず1階へ
2階の屋根のないデッキは 鳥がすごいし日差しも厳しかったこの日
でも外国人はみな こぞって上で鳥にエサをあげていましたね
カモメとウミネコがメインで 時折 トンビがエサを掻っ攫っていくのも面白かったです
・・・本来は舟屋を眺める船のはずですが・・・
なかなかなぼやけっぷり・・・ 海沿いからは 私のiPhoneさんの倍率でもこんな感じ
建物の1階が海に向かって空いていますよね ここに各家の漁船が格納される形です
このときは外国人の方が日本人よりもたくさんこの辺りを歩いていたように感じましたねー
元舟屋を民泊使用しているところもあったり土産物屋や食堂も舟屋だったりで 道側はそこそこ賑やかでした
この舟屋からの漁で有名なのは 鰤(ぶり)
・・・ええ 今は夏 シーズンではないのでねえ
シーズンになるとこの辺りの食堂では鰤しゃぶを振る舞うところも多いそうで 青魚好きなアタクシとしては冬に来たいところ(雪の中を車で?否、家人が許すまい)
いやー 伊根も素敵な場所でした
また機会があれば訪れたい場所です
そして車はもと来た道を戻る形で海沿いを走ります
この日の宿泊先は天橋立の付け根にある場所
そこを目指すのですが 途中の 元伊勢 ・ 籠(この)神社に立ち寄りました
こちらでは私は軽くご挨拶のみで済ませました
ちゃんとお詣りする場所が決まってしまいましたのでね
ご挨拶だけ
「元伊勢」とあるように 豊受大神さんや天照大神さんが 伊勢に鎮座する前にこちらにも鎮座したとされる深い謂れの場所
宮司さんは 彦火明命(ひこほあかりのみこと)の子孫とされる海部氏が代々受け継いでおられるそう(現在で82代目て・・・!)
境内はほぼ撮影禁止という 厳かな場所でございます
そして宿へ
今の宿主は この日ランチをいただいた天橋立ワイナリーのオーナーさんでもあるという 食事とワインとリノベーションした素敵なお部屋の数々がご自慢の この地では創業が1300年代という これまた由緒あるお宿
この宿の周囲は系列の蕎麦屋だったり饅頭屋だったり食事処だったり
宿のチェックインは 小天橋近くの運河沿いのカフェで ウエルカムワインをいただきながら・・・
・・・どこも素敵なんですが チェックインと寝所と食事とがすべて別棟で 小道を挟んで 他の店舗を挟んで~なので 悪天候時はお客さんも大変だろうなーなんて思いつつ
チェックインのときに 食の好みと なんと「好みのワイン」を訊かれたので「国産の辛口の白」と答えて お部屋でひと休み
そして期待を大きくして食事に向かいました
同系列のワイナリーでのランチが美味しかったので 夕食も納得の地産地消と美味しさでした
地のお野菜もたっぷりと そして漁師町ならではの魚と ジャストな量の但馬牛
味付けも最高で ワインとの相性も抜群でした~ ホントに美味しかった
・・・でもね
ワインの好みを訊いておいてですよ
いざ食事のときに「本日は辛口の白を切らしておりまして」だそうです
え?
誰かワイナリーまで車出して用意してよ あっちにたくさんあったじゃん と出かけた言葉を飲み込んで えーがっかりーとお伝えして やはりこちらでも 茜ブラッシュ(ランチで飲んだやつ)をフルボトルでいただきました
数時間前に好みを訊いたのなら用意できたでしょうにねえ・・・しかも自家ワイナリーあるんだしさ
なーんて やーねー どこかと比較してしまう自分が居りました
いいの 茜ブラッシュ ホントに美味いから 買って帰ってすぐに1本空けたもんね
という まあ結果的には全然オーライな2日目も愉しく過ぎていきました~
ああ この日はよく飲んだなあ
続く