🌷🔸「シェア ラブ 玉手匣 ワークショップvol.8」in 京都
三日目🔸 レポート
🌸WS、3日目。
🌸まずは、秋の紅葉の名所
京都市街の北東
“皇城の表鬼門” を守る
“赤山禅院” へ。
🌸
ご本尊様は、
人の寿命と福禄を司る
「泰山府君(たいざんふくん)」神。
またの名を「赤山大明神」と。
唐に渡った慈覚大師 円仁和尚が
唐滞在中に泰山府君をお祭りした
赤山の”法華院”に大変お世話になっていました。
帰国後、その恩に報いようとの
慈覚大師 の遺言によって
“赤山禅院”が
建立されたそうです。
🌸
人の命の延命も司ることから、
安倍晴明公が、「泰山府君祭」を
日本で初めて行ったことは有名で、
漫画「陰陽師」の 第4巻
「白比丘尼」の中では
成人した晴明と
“不老不死”の白比丘尼が
再開した場所、として、
12巻では、
智徳法師が、息絶えた白比丘尼を
救った場所として、
赤山禅院内の谷を 取材しており
“赤山禅院” には、以前から
ご縁があり、
度々お参りしておりました。
🌸
3月20日、晴天の、朝の光の中の
清々しい“赤山禅院”で、
“赤山禅院”の責任者の植野和尚様から、
仏教の寺院ながら、
“道教”の神様をお祭りしている
“赤山禅院”の成り立ちや
神社のように、拝殿のある造り
拝殿の屋根の上の、
御幣と鈴を持った”猿”の逸話など
楽しくて、ためになるお話を伺いながら、
境内を案内していただきました。
🌸
赤山大明神 こと”泰山府君”神の
本地仏、
”地蔵菩薩” 様を お祭りする"地蔵堂"の前。
地蔵 = 大地の”子宮”
命を育み、無限無償の大慈悲で包み込む
神聖女性性の、”地蔵菩薩様の御前” で
私たちは、素 となって 大地と繋がり
歌を歌い、ゆらゆらと舞いながら
“地蔵” と私たち自身の ”子宮” をリコネクト。
“子宮”の孤立感を 洗い流す、
流れ出た たくさんの涙。
言葉を超えた、柔らかいコミュニケーション
“子宮” 同士での ご挨拶が交わされました。
🌸
そうして、自らを抱きしめて
そうして、みんな抱きしめて・・
ミセラさんの、
愛の漣のような
ライアーの音色・・
ゆったりとモノリナのベース・・
私たちの、全身を通り抜ける
柔らかい 即興の歌声の響く中、
拝殿では、和尚様による
泰山府君様へのご祈祷が。
女性たちの歌声と、
ご祈祷のハーモニーが
縒り合わさって
上昇したように、皆が感じて
ふと空を 見上げると・・
天空には大きな鳶が輪を描いて
舞っていました。
🌸
🌸
🌸そして、もう一件。
拝殿には・・
参加者それぞれがお持ちしたお供えなど
上がっていたのですが・・
その中に、慈覚大師がまだ幼き頃、
京へ登る旅の途中、”目黒”の地 で
霊夢 を見たのが所以で・・
霊夢 に現れた、”現人神”の姿を
御本尊の不動明王として
建立された “目黒不動尊”で、
WS直前に、思いがけず湧き出た
目黒不動尊の 蘇りたての ” 若水 ” も
お供えされていました。
🌸
🌸慈覚大師ゆかりの”赤山禅院” と
同じく大師ゆかりの”目黒不動尊” の
直前に蘇った”若水” の、
生死を司る ”泰山府君”神の
ご祈祷を受けての 東へ西への ”若水” 往来。
慈覚大師 の ”夢“ をも
繋げたような・・
東の国と平安京との結びも
・・織り込まれて。
🌸
ご祈祷を終えた 蘇りの ”若水” 。
再び "目黒不動尊" へお届けと、
植野和尚様より受け取って、
京都でのWS最後の・・目的地
“将軍塚”へ
移動いたしました
🌸
🌸
🌸目黒不動尊の 蘇った”若水”のこと
🌸🌿🌸🌿🌸🌿🌸🌿🌸🌿🌸
🌸”赤山禅院”の山門
秋には真っ赤に色づいたモミジで有名な
紅葉の名所でもあります。
🌸石段を登ると正面に拝殿があります。
🌸普段は閉ざされていますが、
本日は蔀戸を開け放って 待っていて
くださいました。
🌸お話しくださる 植野和尚様。
お話しの内容は縦横無尽。
機知に富んで、私たちも大笑い。
🌸拝殿の屋根の上のお”猿”さん。
このお猿さんの逸話にも大笑い。
🌸拝殿の裏にご案内くださいました。
🌸目にも鮮やかな
新緑に囲まれて
お話しくださる和尚様。
🌸「泰山府君」神を祀るご本堂。
一際清浄な光を感じます。
🌸まるで神社にお参りしているようです。
向かって右側のお獅子は
参拝者を見定めて、
左側のお獅子にご報告。
左側のお獅子は
そのご報告を
ふむふむ、と
聞いているのだそうです。
"素" でお参りしたい
聖域です🌸✨✨
🌸長押の上の3つの丸い板には
地蔵菩薩を表す種字の梵字が。
🌸弁財天様もお祀りされていました。
🌸ご本殿の裏手で。
🌸えりさん
素敵なお写真ありがとうございます💗
🌸ご本殿のさらに奥の美しい谷。
かつて
12巻のために、この谷を取材しました。
🌸この辺りの樹木は、
夜になると歩き出しそうに
根上がりの樹が見られます。
🌸「泰山府君」神の本地仏
地蔵菩薩様が祀られている”地蔵堂”
🌸ミセラさんの”ふるさと”のお歌と
えるぅかさんの
熊野の伊弉冊命の御霊をお祭りする
”花の窟”神社で汲んで来てくださった
“お水”を散じて
ワークが始まりました。
🌸ワークの終わり、ふと見上げると
青空に鳶が。
🌸お堂の前の石畳の隙間から
すみれの花が。
🌸拝殿には
“赤山禅院”と同じく
慈覚大師ゆかりの創建の
“目黒不動尊”の 蘇りたての ” 若水 ” も
お供えされていました。
🌸”赤山禅院” の 参道。
🌸山門から外を見ると、
遠くに”鳥居”が。
“赤山禅院” は、鳥居をくぐって、
山門をくぐって境内に入る
神仏習合の信仰が
廃仏毀釈後の 現代にも
生き生きと残っている
稀有の寺院です。
お写真: Fちゃん、えりちゃん
ありがとうございました
🌸漫画「陰陽師」4巻
「白比丘尼」から。
🌸漫画「陰陽師」4巻
「白比丘尼」から。
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