【 2 】「漫画 『陰陽師』と丹生都比売神社、世界遺産

              『紀伊山地の霊場と参詣道』との縁(ゆかり)」

 

これは、ご来場の方にしか配られないレジュメの前半を公開してしまいましょう。え、気前が良すぎる? 

 

ええ、大丈夫、その場のエネルギーは、そこにいた方々だけの体験です。みんなで一つの旅をするのですから。そしてはっと気がつくと、現実へ戻っている。

 

だけど、旅の前には思いもしなかった目に見えない大きな花を携えている。それでも、概要だけでも、シェアできるところ、ありますでしょ。

 

◎画像をクリックしてごらんください。

 

というわけで、この講演で皆さんにお見せする画像、話す内容、準備する間、漫画『陰陽師』という作品の背後で、実はずっと進行を牛耳っていた丹生都比売神と丹生都比売神社の存在があったことに今回改めて気づかされました。汗。

 

それはズシーンと、私自身にも大きな衝撃でした。

 

小説『陰陽師』との馴れ初めから、漫画『陰陽師』の4巻から遠く13巻まで行っても再びちゃんとかつらぎ町に戻ってびっくりしましたね。これも図られた、としか思えない、描いた本人もびっくりの落ちでした。

 

実は、会場ではお話できませんでしたが、このかつらぎ町での講演は、今現在執筆中の『陰陽師 玉手匣』の進行ともシンクロしていて、様々な局面で髪が逆立つような思いをいっぱいしています。
あと僅かで完結いたしますが、講演をご覧になった方で『陰陽師 玉手匣』を読まれている方は、講演の内容と『陰陽師 玉手匣』の展開とのシンクロに驚かれるかもしれません。

 

それでも、丹生都比売神のご縁でかつらぎ町に呼ばれることがなかったら、私もスッカリ忘れて重要性に気づかず過ぎてしまったことでしょうから、人智を超えた計らいのところで、これを今この時期に、丹生都比売神のお膝元・かつらぎ町で、わざわざ丁寧に浮上させる深い理由があるのでしょう。

 

講演を聞いて、立ち会ってくださった皆さんに、御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

『陰陽師』4巻「白比丘尼」で描いた丹生都比売神社の楼門。

 

続きます。

 

 

(【1】10月22日、「ひめの会」発足記念プレイベントにすすむ。)

 

 

(【3】10月23日、かつらぎ町パネルディスカッション「祈りと共生の世界遺産」に戻る。)