こんにちは。
気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
ご訪問ありがとうございます。
私のオーストラリアの人生経験、国際結婚、DV、国際離婚、裁判、鬱、カウンセリング……人生最大の激動の頃についてはコチラからどうぞ
『DV家族の肖像』これまでのお話はコチラへ
庭で採れた🌽。甘い!
(実家が汚な過ぎてヘルパーが呼べない?……掃除してへんってこと??)
2022年の5月に実家を訪ねた時、弟のホオズキの命令だと言って私だけでなく孫のアリスの呼びかけまで無視して実家に入れなかった父。
それから1年も経たない2023年の3月、町医者のところで倒れ救急車で病院に運ばれて入院したという。
それが脳梗塞疑いだろうが、起立性低血圧だろうが、父が倒れて入院したという事実だけは変わらない。
なのに、ヘルパーも付けてない?
『退院から7ヶ月も経ってるのに、何で掃除してへんの?お父さんが入院している間に部屋片づけて、一人暮らしの安全を確保した上で退院させるのが常識やないの?退院時には要介護1まで付いてるのに、退院後10か月経っても家にヘルパーさんが来ていないっておかしいんやない?汚い実家の写真撮られるのが嫌やって私を実家出禁にするんやったら、アンタらちゃんとやることやらなあかん違う?』
そう叫びたかったが、そこは叔父の火葬の真っ只中。
抑えた。
とりあえずはヘルパーさんに来て貰うのが先決だ。
私:「イラクサが忙しくて掃除出来ないって言うんだったら、ホオズキに頼んで一週間くらい来てもらったらええやないの。一週間もあれば実家の掃除出来るやろ?祖父母の家のことだって、ホオズキとお父さんが二人で話して書いた手紙のことで、結局はアンタ一人であの家の処分を全部やることになってるやないの。」
イラクサ:「アメリカからだと往復に60万かかるって言うから、さすがに年一回帰ってこいとは言えない。」
私:「一人往復60万?エコノミーで?」
イラクサ:「うん。そう言ってた。」
ツッコミ3:
(そんなんありえへん!一人60万なんて、ビジネスクラスの値段やないの?嫁さんと二人で60万って意味やない??オーストラリアからだってエコノミーで、JALやANAでも往復一人25万〜30万やよ?)
そう言い返したかったが、調べてみなければその場ではっきりは口に出して言えない。なのでこう返した。
私:「オーストラリアはジェットスターがあるからラッキーやってことやね。(それでも母の死後、何往復もしてるからそれなりにしてるんやけどね)」
ということで、葬儀後に航空機代をしっかり調べてみた。
案の定、60万円なんかしなかった。JALでも東京―ロスアンゼルス片道15万円前後だ。(クリスマス、お正月などは別)
夫婦二人だったら60万だけど、実家の掃除するだけなのにお嫁ちゃんを連れてくる必要はない。
一人で一週間朝から晩まで毎日片づけをしたら、ヘルパーさん呼べるまでには片付く。(私は母の家と叔父夫婦が住んでいた祖父母の家を片付けたから分かる)
ツッコミ4:
(それにしてもホオズキ、退院したら要介護1でヘルパーが必要な状態になっているのに、30万円かけてでも帰ってきて父の退院に備えて実家の掃除をして、ケアマネさんやヘルパーさんとの連携を作るのが最優先!やとは思わへんのやろか?)
ホオズキはカイロプラクターでお嫁ちゃんも医療関係やから、医療ど素人ではない。
しかし少なくとも父が退院してから7か月間、私が11月に父の入院の事実を知るまで、要介護1の状態の老人の家を大掃除してヘルパー付ける措置は取っていない。
ホオズキもイラクサもこの父の状態を緊急事態とは捉えていないとしか思えない。
あの父の爪や皮膚の色を見たら、先ず血行障害を疑えるレベルやと思うんだけれど。
(これが正常性バイアスってやつ?医者で倒れたと同じことが、今度は家で起きるかも知れない!とは思わへんのやろか?仮にも父は93歳やで?!)
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英:Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって集うの悪い情報を無視したり過小評価したりするという認知の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「前例がない」「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「‘正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
引用:Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9
しかも、弟夫婦はDINKS(共働きで子供ナシ)なんだから、子育てにかからなかった分はしっかり貯めてあるはずだ。
そして、そのホオズキの言い分に何の疑問も持たないイラクサ……。
私の常識では父が脳梗塞疑いで倒れて要介護1が付いた時点で緊急事態で、私だったら最優先でヘルパーを付ける準備をするのだが、果たして私の常識がおかしいのだろうか?????
しかし、こうなることを読んでいた人がいる。
一人は亡くなった母、もう一人は娘のアリスだ。生前、オンラインコールで母は私にこう頼んできた。
母:「ホオズキはいざとなったらお父さんの介護とかはやらないと思うから、桔梗、お父さんに何かあったら、イラクサと協力してお父さんの面倒見てくれるかな。」
私:「え“~!?何で私?裁判書類でもあんだけ大きいこと言ってるんやから、二人にやらせたらええやないの。」
母:「ホオズキは口だけで、自分ではやらないと思う。かといって、お父さんの面倒はイラクサ一人じゃ大変だから、桔梗、お願い。」
私:「……分かった。まあ、努力はしてみるよ。」
イラクサとホオズキは母の離婚裁判の際に父の弁護に付いた。
それだけでも許し難いKY行為なのに、その父の弁護士の裁判書類の中で彼らは私を散々貶しまくった。(何で母の離婚訴訟で私が貶されなあかんわけ?)
そこまでされて協力なんて全く乗り気ではなかったのだが、母にそう答えた以上努力はしなければいけない。
私は母が亡くなった後、母から言われたことをイラクサにメールで送った。
するとイラクサからこう返って来た。
「実際に母から言われた言葉ではないので信用は出来ません。」(何言うてんねん!母の頼みやなかったら、そもそもこんなオファーせえへんわ!😡)
なので、こう返した。
「母から頼まれたから申し出ただけなので、要らなかったら別にいいです。ホオズキとお嫁さんと三人で協力し合ってやって下さいね~!😅」
それから1年も経たないうちに父がこんな風になり、……そして誰も実家の掃除をしなかった。(お母さん、やっぱり子供のことようわかってはったわ~)
さて、実家の掃除をしていないことを知られるのが嫌でホオズキもイラクサも私に父が倒れたことを言わなかったのかどうかは知らないが、とりあえず重要なのは父の安全確保である。
ホオズキも、実家の掃除のためにUSAから飛んで来る気は全く無いことが分かったので、今度はイラクサにこんな提案をした。
私:「ホオズキが来ないんやったら、取り合えずお父さんの生活圏の6畳二間の荷物を開いている部屋に動かして、あとキッチンと風呂場を掃除したらええんやない?それ位やったら2〜3日あったら出来るやろ?そうしたら、お父さんの生活する場所だけでもヘルパーさんに掃除して貰うことが出来るんやないの?寄せた荷物はアンタが帰った時に整理するようにしたらええやないの?(私、実家出禁やし)」
すると、驚きの答えがイラクサの口から飛び出してきた。
(第四話に続く)
本を出版しました。Amazonから注文できます。
不幸があるから幸せが余計に感じられる。DV元夫との離婚後、今でもシングルだけど、それでも幸せな人生と思えるまでの軌跡を綴ってます。
こちらからどうぞ
記事を気に入って下さったら、ポチッとして頂けると嬉しいです