こんにちは。

 

気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそおねがい

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ゴールドコーストは、夏真っ只中!!

 

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不幸があるから幸せが余計に感じられる。DV元夫との離婚後、今でもシングルだけど、それでも幸せな人生と思えるまでの軌跡を綴ってます。

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日本では、元旦に『能登半島地震』が起きたかと思ったら翌二日には羽田空港で飛行機事故が起きて、二日連続でオーストラリアでも報道された。

 

お亡くなりになった方々、そしてそのご家族の皆様に心より哀悼の意を表しますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

25日のクリスマスの夜にゴールドコーストを襲ったストーム(日本でいうゲリラ豪雨)により、私の家も停電したことは前回のブログに書いた。

 

実はゴールドコーストでは、新年を迎えても停電が続いていた家も多かった。

倒れて来た大木により家が半壊したり、竜巻で屋根が飛んだりしてしまった家もある。

それに比べたら、二日半の停電なんて大したことはないと思った。

 

 

そのクリスマス以降も、ゴールドコーストで雨は断続的に続いた。

大晦日の夜も、午後9時くらいから大雨になった。

 

(この雨やったら、ニューイヤーの花火は無理やろなぁ)

 

と思っていたのだが、なんとニューイヤーの花火の前に雨は止んだらしく花火は打ち上げられたのである。

私はソファーでうたた寝していたのだけれど、その花火の音で目が覚めた。

 

(あれ?花火?雨止んだんや……)

 

そんなことを、ぼーっとした頭で思いながら花火の打ち上がる音を聞いていた。

そのうち、二年間の記憶が早回しのフィルムのように脳裏に蘇って来た。

 

(去年はお母さんが逝っちゃって、今年は叔父さんか……。なんや去年から色々あって、ホンマあっという間の二年やったわ……)

 

そんなことを思っていたら、花火が終わって暫くしてバケツをひっくり返したような雨が降り始めた。その後断続的に雨は降り続き、雨脚が強まる都度に目が覚めた。

 

(うそや~えーん、今日はテニス見に行く日なのに~泣

 

そうしているうちに、雨が止まないまま新年の夜は明けたのであった。

 

 

運良く、テニス会場のあるブリスベンは雨がそれほど酷くなかったので、屋根のある三つのコートで試合は行われた。

メイン会場はパット・ラフターアリーナ。

大阪なおみちゃんの産後の復帰戦が第一試合で、苦戦はしたものの勝利で飾った。

第二試合と第三試合は男子の試合。

その第三試合を見ている最中に、娘のアリスからライン電話が入った。

 

アリス:「Mom, ヤバイ!Real emergency!!!(お母さん、マジ緊急事態!)

 

私:「What happened?(どしたん?)

 

アリス:「Our retaining wall and driveway has collapsed by the rain!!(大雨でドライブウェイと擁壁が崩れた!)

 

私:「Really?😱(マジで?)

 

 

崩れかけアップアップアップ😰

完全崩壊アップアップアップ😱

 

ブリスベンはそうでもなかったものの、ゴールドコーストは強い雨が降り続いていたらしい。

 

 

私の家のドライブウェイは坂になっていて、坂の横に板で擁壁が打ってある。

家を買った時からその擁壁は斜めになっていて、今から20年近く前はインターネットで擁壁の造り方を見ることも出来なかったので自分一人で直すことは難しく、人を頼んでやってもらったのだがこれがまたお粗末な仕事だった。

ここ数年、洪水が発生する程の大雨が続いたためか、徐々にこの擁壁が大きく傾き始めたのである。

 

私はアリスと二人でこの擁壁を作り直す計画をたてていたのだが、2022年4月に母が亡くなったために、母の家や財産の後片付けなどで何度も日本とオーストラリアを往復することになり擁壁どころではなくなってしまった。

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その母の家が片付いたと安心したのもつかの間、今度は父が叔父夫婦に送った非常識な手紙により、2022年の10月から、今度は叔父夫婦の施設入居の準備に追われてしまった私であった。

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2023年の2月に叔父夫婦は無事に施設に入居出来たのだけれど、その後、叔父の容態がどんどん悪くなり11月に亡くなってしまった。

11月から12月にかけて、私は一カ月日本に滞在して葬儀の準備やら後処理やらを終えた。

なのでこの2年間は、本当にドライブウェイの擁壁どころではなかったのであった。

 

12月にオーストラリアに戻って来たのだが、その途端にCovidに初めて感染した。

Covid から回復した後は今度は、クリスマスまでの7日間で、怒涛の37.5時間のマッサージが待ち構えていた。

そして迎えたクリスマスは停電に見舞われ、2024年の新年だけは楽しもうと思っていたら擁壁の崩壊。

 

(次から次へと……、なんでやねん……😢)

 

 

アリスから送ってもらった、崩壊した擁壁の写真を見ながら落ち込んでいた私であったが、家に帰った後に日本の地震のニュースを見て思い直した。

 

(地震に被災した人に比べたら、クリスマスの二日半の停電や擁壁の崩壊なんて大した事やあらへん。まだ自分の力で何とか出来るやろ!考えて挑戦してみいっていう、人生の新しいタスクってことや😀)

 

そう思ったら、自分で擁壁を作るというお金と時間がかかる作業が何となく楽しみに変わった。

今ならYoutubeという便利なものもあるので、やって出来ないことはない。

DV元夫との地獄の離婚を経験してからというもの、それ以降の人生に起きること全てが、

 

(あの地獄の時期に比べたら全然楽やし)

 

と思えるようになった私。

 

 

自然災害は防ぎようがない。

起きてしまったら、それはもう事実として受け入れるしかない。

けれど生きていれば、そして体が動くのであれば、出来ることをやっていくことでまた新たな経験や発見を人生に刻み込んでいける。

そうやって人生の階段を一歩づつ上っていけば、数年後に振り返ってみた時に、自分が歩んで来た一歩一歩の経験を、そしてそこで手を差し伸べてくれた人々との関りを『幸せ』と感じることが出来るようになると思う。

 

 

2024年の新年早々に崩れ落ちた擁壁とドライブウェイ。

この作り直しを、これから自分なりに楽しんで記録しながらやってみようと思った。

 

 

 

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