家族間の傾聴 | レイキのある暮らし

レイキのある暮らし

レイキとの出会いから今まで、私が、私の周りがどんなふうに変わってきたのかを記します。

勧修寺宸殿 撮影 倉石弘信

2023.10.28-29 傾聴療法士研修会に参加した。
傾聴療法士、準傾聴療法士、傾聴療法士養成講座の受講生が参加する。
1日目の研修が終わり、部屋に戻って2人で雑談していた。
ある人が「家族間では傾聴はできないのですか?」と先生に質問したとき、先生は「何を言ってるんだ。家族間でこそ傾聴が必要なのだ。」と答えられたそう。
それを聞いて、「ここでもっと勉強しよう」と改めて思った。

そのときに私が思い出したのは、精神科医の父親を含む親子3人が逮捕された札幌市すすきののラブホテルでの殺人事件に関してのテレビでのあるカウンセラーのコメント。
家族間ではカウンセリングができないと言い切っていた。私情が出てしまうからと言っていたように思う。
確かにネットで検索してみても、カウンセリングは第三者に対してのみ行われる、家族、親戚、友人などは利害関係があったり私情が出たりするからなどとと書かれている。
私には何となく腑に落ちない。というか、そんなふうに考えたくはない。

人は皆、それぞれ別の人生を生きている。
自分の経験に基づいたそれぞれの“色メガネ”を通してものごとを見ている。
同じものを見たり、同じ経験をしても、人それぞれに見え方、感じ方が違うのだと思う。
自分の“色メガネ”をいったん外して、相手の“色メガネ”を借りてみるというのが、傾聴なのだと思う。
それは相手が家族でも友人でもできるはず。
いや、第三者に対してでもそれが難しいから訓練する。
自分の“色メガネ”を外して聴けるようになったら、家族や友人に対してでも同様にできるはず。

このとき話した方は、傾聴療法士になった後にカウンセラーの資格も取られた方。
ここのカウンセラーさんは身近な人へのカウンセリングも大切にされているのだろう。

ニンゲンは未熟な状態で生まれてきて、他者からの保護を受けないと生き延びられないドウブツ。
社会を作って助け合って生き延びるというのが、人類の選んだ生存戦略。
本来は敵とか味方とかなくて、皆が味方のはず。
でも社会がとーーーーっても発展しちゃって、とーーーーっても複雑になって、「助け合う」ことが難しくなったり、「助けてもらっている」という感覚がマヒしたり。
自己主張、自己アピールもいいけれど、時々は他者に目を向けたり、日々自分が受けている恩恵を思い起こしてみるのもいいと思う。

家族や友人や第三者と、お互いの“色メガネ”を順に交換し合ったら、信頼関係が生まれ、今度はお互いの望みや希望が理解し合えると思う。
そしてそれに向かって協力し合えるのだと思う。

私はそれを身近な人から始めたい。

 

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