所作 | タケダノリコのブログ

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京都の片隅でアロマトリートメントしつつ徒然なるままに書いているブログです。

定食屋に入った。

隣は若い男性である。


真横なので全部見えるわけではない、というかほとんど気配であるが、所作が美しい感じがする。育ちの良さが滲み出ている。


食べ終えた彼は店の人に、


ごちそうさまでした。


と声をかけて去って行った。

いい声である。


何を食べたんだろうと残された食器に目をやると魚だったようだ。


猫の化身だったかと思うほどきれいに食べてあった。皮もなくて本当に骨だけが残され、それもきれいにまとめてあった。

覗き込んではないが、おそらく茶碗には米粒一つ残っていないだろう。


完璧だ。

定食屋の利用の仕方として本当に素晴らしい。

なかなかいそうでいないんですよね、こういう人。