●チオプリン製剤3-1)処方された通りに服用することの重要性 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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イムラン、アザニン、ロイケリンについて、とてもわかりやすいオーストラリアの医師作成のサイトがあったので、グーグル日本語訳を紹介します。

 

この薬の開発者は誰ですか?

アメリカの研究者のエリオンとヒッチングスは、1950 年代にイムラン、アザニン、ロイケリン開発。 1988 年のノーベル医学賞を共同受賞しています。

 

 

▼ どんな効果がありますか?

潰瘍性大腸炎/クローン病 の患者の多くは、1970 年代からイムラン、アザニン/ロイケリンを安全に使用してきました。

 

クローン病や潰瘍性大腸炎では、胃腸の免疫システムが過剰に活動していることがよくあります。イムラン、アザニン/ロイケリンは、腸の出血、下痢、痛み、腸閉塞、その他の合併症を防ぐのに役立ちます。ステロイド使用が中止でき、ステロイドの長期的な副作用を避けることもできます。

 

▼ 気分が良くなるまでどれくらい服用する必要がありますか?

これらの薬は通常、ゆっくりと効きます。薬の使用により、プレドニゾンの減量または中止、鎮痛効果、腸、瘻孔または膿瘍の治癒などが良くなる時間は、人によって違います。

2週間で結果が出る人は20%、一般的には、 2 ~ 6 か月、長くかかる人は、1年必要になることも。

結果が思うようにでなくても、指示通りに毎日薬を服用する、自分にはこの薬はあっていないと、あきらめないことが大切です。

この薬は、効果が出た場合、通常 5 年以上投与されます。ある研究では、それぞれ 1 年後、3 年後、5 年後も 95%、69%、55% が良好な状態を維持していました。

 

▼ 効果が出たことで薬を中止したくなったら

気分が良くなると、 薬を中止したくなることがよくあります。しかし、中止後 1 ~ 5 年以内に症状が再発する可能性は高く、手術が必要になる場合があります。

 

どのくらいの量を服用すればよいですか?

目標用量、体重によって異なります (イムラン・アザニン:体重 1kg あたり 2.5mg、ロイケリン: 1kg あたり 1.5mg)。

通常は、2 週間、毎日 25~50mg を服用します。体調が良く、2 回の血液検査の結果が良好であれば、目標用量に切り替えます 

(例: 体重 70kg の場合: ロイケリン 25mg を 2 週間服用し、その後毎日 75mg、または イムラン・アザニン 50mg を 2 週間服用し、その後毎日 150mg)。

 

1 日 1 回または 2 回、食前または食後に服用します。これより少ない量を服用することはめったにありません。

 

処方された通りにきちんと飲み続けることが重要

薬は、飲み忘れたり、飲むのが面倒、使い続けるのが不安など、患者は様々な理由で、処方通りに服用しない、できないということがあります。

病気は、症状が現れたり消えたりしながら、延々と続きます。患者にとっては、毎日、必ず薬を服用すべしという生活は、ちょっと、ときには、ひどくしんどくもあります。

 

でも、潰瘍性大腸炎/クローン病を抱えながらの健康維持のためには、薬の管理は、最も重要なことのひとつ。

 

ある研究では、薬を処方どおりに服用した人の 70% が快方に向かい、その状態を維持しました。

 

一方、薬の恩恵を受ける可能性は、 2 人に 1 人、または 3 人に 1 人 しかいないというデータもあります。

 

効かない場合は、どのような選択肢がありますか? 

処方どおりに 6 か月間錠剤を服用しても、効果がなかったり深刻な副作用が出る場合は、メトトレキサート、生物学的製剤、新しい研究薬、手術などの別の治療法について医師に相談してください。

 

続く・・・

 

https://www.dougsamuel.com.au/thiopurine/