●古代の地球大気は、水素、ヘリウム、アンモニア、メタンガス | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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地球の大気の中の成分は、窒素が多くを占めています。こんなにもたくさんの窒素は、いったいどこからやってきたのでしょう?

 

 

▼ 地球が誕生したとき、窒素は5%ぐらいしかなかった

図: 46億年間の大気の変化

 

▼ 地球が生まれたときの大気の成分

46億年前。地球の誕生です。地表の温度は、約1000度で、熱すぎて、水分でできている海はありませんでした。空は、厚い雲に覆われ、空中にはほこりが舞い、太陽の光が通らず、何億年も闇の世界でした。

当時の大気は、宇宙の大気である水素とヘリウムが主でした。でもどちらも軽く、地球が熱かったこともあり、宇宙へ逃げていきやすいという背景がありました。

 

▼ 彗星の落下

地球誕生時期は、銀河系もまだ新しく、彗星がビュンビュン?飛び回っていました。なかには、地球に落下する彗星もありました。

そんな彗星には、アンモニアやメタン入りの氷が含まれ、氷が地表の熱で溶けたとき、大気に混ざっていきました。

やがて、彗星の落下は徐々に治まり、その後、アンモニアやメタンは増加することはありませんでした。大気中のアンモニアは分解され、窒素になりました。

 

疑問に思えるのは、現在の地球の大気の78%にもなる窒素は、すべて彗星が運んできたものなのか?ということ。科学者も、このことをまだ解明していません。

 

▼ 水蒸気

地球誕生時は、海はまだありませんでした。では、海の水はどこから来たのか?

 

1) 落下した彗星に含まれていたと考えられる水分。

2) 当時、地中では、プレートの移動が活発で、それに伴って、火山の大小爆発があちこちで激しく起きていました。火山ガスの90%以上は水蒸気です。

 

やがて地球は、ゆっくりと冷えていきました。それに伴い、水蒸気は雨となり、地上に何億年と降り注ぎ、海が現れました。

 

▼ 二酸化炭素

二酸化炭素は、やはり彗星によって運ばれてきたという説が有力です。でも、窒素よりも量が少なかった。

窒素は、大気の中にとどまり続けましたが、二酸化炭素は、雨とまじやすい性質があり、海水に溶け込んでいきました。また、岩石の物質ともくっつきやすく、プレートが地下にもぐりこんだ時に、仲良く地上から去っていきました。

 

▼ 窒素が大気中の大半を占めるようになった理由

窒素ですが、地球誕生時には、空気中に5%ぐらいしかありませんでした。それが、現在、なぜ78%もあるのかの明確な説明は見つかりませんでした。

 

まとめ:

当時、水素やヘリウムなどの軽い成分は、宇宙に飛んで行ったり、二酸化炭素は、水蒸気や岩にくっつきやすく、海中や地中に潜ってしまい、量が減りました。一方、窒素は、化学変化を起こしにくいことから、ぼーっとしている間に大気中に取り残された(?)のかもしれません。

 

別の説は、火山ガスの中に窒素が含まれていた。当時は、プレートが大きく動いていて、火山活動が絶え間なく起きていました。このため、地球のおなかにたまっていた窒素が排出され、大気中に放出された。

 

宇宙の大気にある窒素が、地球の大気圏内に移動したのかなとも思いましたが、宇宙の大気は、水素とヘリウムが基本で、窒素があるのかどうかわかりませんでした。

 

▼ 窒素の重要度

地球上から窒素がなくなったらどうなるか?ですが、窒素は、DNAの材料であること、植物の栄養になることから、生物が誕生しない。一方、窒素が94%になると、死に至る。

 

窒素は、農業関係者には重要な栄養素ですが、一般的には、酸素や二酸化炭素、アンモニア、メタンガスなどに比べると、認知度は、ずっと低い。

今回は、窒素について学んだおかげで、少し賢くなれて、ヽ(^o^)丿。