向こう側へ | cool.k on the keyboard

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Moon Religion
piano keyboards&Composition Arrangement

腹に溜め込まれた泥の塊。
日々息苦しさを増し、濁流の川底を這いずりながら大きな岩を動かしては、わずかな気泡で呼吸をしていたような感覚だったと思う。
そこで見た自分の深層で滞留していたのは表面上にあった衝突だけではなくて、未来への不安だったんだと気づいた。

時が経てば全てのモノは形を変える。
新鮮さを失い、傷は増え、枯れてゆく。
時にそれが味になり愛着になり、偉大さは増してゆく。

簡単に人はそう言うが、人に愛されなければそれらはこの世から形も記憶も消えてゆく運命にあるのだ。
栄枯盛衰、全てのタイミングは人の手によって決められてゆく。

戦争や侵略によって世界中にある文化遺産は失われたり。
現在も残っている歴史建造物は修繕を重ねていたり。
いらない服は捨てて、お気に入りのデニムはリペアに出して。
お気に入りのブーツは池袋の東急ハンズで靴底を張り替えて。

これらは全て人の判断にゆだねられているって事。
ほころびを見つけた時、そこに愛着があるのなら黙って見過ごしたくはない。
歪みを見つけた時、その建造物に偉大さを感じるなら修復するべきだと思うし。

もしそんな当たり前の事ができてなくて、来るべき未来が来た時に何もできてなかった自分に後悔はしたくない。
形変わるものに対して、愛着があるのなら人が動かなければいけない。
笑ってサヨナラできる程無意味なモノが自分の側には無いと思う。

昨日、ようやく頭の中で絡まったワード達を解く事ができました。
最後のピースをはめ込んでくれたのがやっぱり素敵な方で理解を示してくれたのは嬉しい事だった。
多大な感謝も込めて。。。




これでやっと時間薬が効いてくれる事を願いながら。。。