こんにちは!
躁鬱大学卒・オーキド博士です*
今日はまた、少し躁鬱大学から離れて、入院時代に聞いた、とてもいい言葉のご紹介です。(タイトルの通りですが)
先日お話ししましたが、私は母とうまく行っておらず、ここ3年ほど、絶縁状態になっております。
母のことを、毒親だ、と思った時もありましたが、母によくしてもらったこともあったので、母のことを完全悪にすることができず…
そんな時、入院中に聞いた言葉が
『毒親ではなく、薬親』
と言うものでした。
薬は、1つ1つ、用法・用量が異なります。
たくさん飲んでも大丈夫なものもあれば
禁忌なものもあったりします。
個人によって、アレルギーが出たり出なかったりもあります。
薬は、用法・用量を守らないと、毒になりうるんですよね。
親子関係もまさにその通りで、
親と仲良くいられる人もいれば、
近くにいると、苦しくなる人もいます。
親に感謝しなさいとか、
親孝行しなさいとか、
そういう風潮がある世の中ですが、
親と関係がうまく行っていない人にとっては
『OD(オーバードーズ、薬の過剰摂取)しなさい』って言ってるようなもの
だと思うんです。
だから、今、親とうまく行っていない人は
自分を責める必要もなく、
親を責める必要もありません。
ただ、薬との相性が良くなかっただけです。
適度な用法・用量を探ってみましょう。
距離を置いてもいいですし(減薬)
絶縁(断薬)でも構いません。
薬の処方箋のように、ご自身のいい塩梅を見つけてみてくださいね☺️
ちなみに、躁鬱大学では、親との関係について、以下のように書かれています。
躁鬱人は鬱状態のときにかならず、『こうなったのは両親のせいだ』と言います。
もうこれは、躁鬱人の鬱のお家芸みたいなものです。両親にそんなことを伝えても、相手は悲しむし、こちらも怒りを爆発させるだけで、なに一ついいことがないのでやめておきましょう。しかも彼らにはいっさいの非がありません。なぜなら元気になったとたん、われわれ躁鬱人は『あー死なないでよかった!生きててよかった!そして、この世に生まれてきてくれてありがとう!産んでくれてありがとう!』と両親に伝えることができるくらいになります。
『親が…』という言葉が出てきたら、あなたは鬱ってことです。その合図以外にはほとんど意味がありません。
ご参考になれば幸いです☺️
ちなみに、ここからは私の経験談です。
私はこれまで、先生や親に対して、反抗したりすることはあまりなかったですが(まさに優等生、いい子ですよね)、人生に2度だけ、ありました。
それは、大好きな親友に関する時でした。
大好きな親友は若くして事故で亡くなってしまったのですが、その時の母親の言葉に反抗し、今は絶縁状態になっています。
(旦那も入っているグループラインで、事務連絡しかしません。下の子を見たのも、祖母のお葬式の時だけです)
ですが、そのおかげで、私は今、心穏やかに過ごすことができています。
親友には、本当に感謝しかありません。
洋楽の、You raise me upという曲を聴くと、まさに親友のことだなと思います。親友がいてくれるから、見守っていてくれるから、頑張れます。
今日はこの辺りで☺️
お読みいただき、ありがとうございました✨
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