エド・ケンパーとの面談を通して

犯罪者の心理と行動の理解の困難さを

感じるホールデンは異常犯罪者との面談を求めた。

すると、祖父母、母を殺し女子学生を殺し

遺体をレイプしたエド・ケンパーとの面談が叶う。

ケンパーは饒舌でごく普通の人間に見えた。

一方この面談にはFBIは批判的で…。

 

エド・ケンパー役の人がすごい。

普通に社交的な伯父さんに見えますが

その何気ない会話の裏でホールデンを

コントロールしようとする不気味さをじわりと

醸し出しています。

正確には「しようとしてるのか?考えすぎ?でも…。」

というラインを絶妙に保っています。

それにホールデンとともに翻弄される。

心を開いてもらおうと、こちらの情報を開示したら

反対にこじ開けられそうになってるようだし…。

深淵を覗くものは深淵に覗かれているんだな…。

 

ホントにビルさんが同行してくれた時の

安心感が凄い…。

ビルさんはきっちりと一歩引いていますから。

今のところは…なのかな?

 

また時代ゆえに「犯罪者を理解する」ことへの

無理解もまたきついですね。

「捕まえれば」「殺せばいい」で

済ませようとするFBI上官。

まあ普通の感覚とも言えますね。

犯罪者を「彼岸のもの」と思い

自分とは絶対的に違うものにしておきたい。

そういう心理が働いてるんでしょうな…。

 

この状況から徐々に理解されて

言ってくれればいいんですが、そう簡単にはいかなさそうです。

 

そこが怖くて面白い…。

 

S1 エピソード3

 

次はアニメ 

DOUBLE DECKER!ダグ&キリル

第12話 「刑事が、危ない!」の感想です。

 

【マインド・ハンター 過去感想】

season1

エピソード1